MAKE UP
思いがけない事態に直面した2020年上半期。一定の距離を保ったり、マスクが必須になったり、オンラインが増えたりと生活が一変しました。もちろんメークだって例外ではありません。遠目美人なソーシャルディスタンスでの小顔見えメークをヘアメークアップアーティストの小田切ヒロさんに教えてもらいました。
遠距離のメークは骨格の陰影が決め手。肌色のHIGH&LOWを巧みに操って細部よりフォルムを整えます。全パーツで立体感を出すようなアイテム選びや塗り方を意識するのが新時代の小顔メークです!
目の下にファンデをのせたら指で叩いて顔の中央をハイカバー。スポンジでフェイスラインに向かって薄く伸ばし広げれば、中央が厚く外側が薄い立体的な肌が完成。
乾いた肌に適度なツヤを与えるハイカバーなリキッドファンデが美ST世代にはベスト。アンリミテッド グロー フルイド SPF18・PA+++ 全24色 ¥5,400〈8月19日発売〉(シュウ ウエムラ)
ハイライトは縦より横に、高いところより低いところに入れるのがカジュアルで今っぽい。鼻の上と鼻根、目の下にみずみずしく光るリキッドハイライターで立体感と抜け感を出します。
シャイニーゴールドのマルチに使えるグロウスティックが輝きと立体感を創出。潤いが高くシワも目立ちにくい。マルチ グロウ スティック 102 ¥5,000〈8月1日数量限定発売〉(SUQQU)
離れた距離ならトレンドより骨格どおりに入れるのが効果的。大きめの筆をこめかみ上部に置いたら、耳前を通って顎下に向かいふわっと塗布。外側が引っ込み頰骨の存在感が増した小顔に。
数々の受賞歴を持つ名品が新サイズ&パッケージで新登場。シマーに輝く微細なパウダーをさっとのせるだけで自然にコントゥア。NARS ブロンズパウダー 5172 ¥4,400(NARS JAPAN)
ラメ入りリキッドシャドウが優秀。塗るだけでピタッとフィットし、上品なツヤと輝きが大人も使いやすい。質感だけで陰影を表現。肌馴染みのよいベージュのオーロラに輝くアイカラー。スキンケア効果も。カレンデュラアイシャドウリキッド OC03 ¥3,500(SHIRO)
①プライマーで凹凸を慣らし、質感を滑らかに整えます。②リップライナーで唇を縁取り。上唇は1mmオーバーに描いて人中を狭めて。③ライナーで中央を塗りつぶします。全体的に色をのせると90年代感が増すので口角側は抜いて描いて。立体的にも。④中央に自分の唇を生かす透けグロスをオン。異なる質感でリップをコントゥア。
左、一日中潤うバームグロス。ディオール アディクト ステラー グロス 092 ¥3,600(パルファン・クリスチャン・ディオール)右、プライマーとスリムなライナーの2in1。リップライナーインクデュオ 10 ¥2,600(SHISEIDO)
立体感には血色が必須。ファンデと混ぜて指塗りすれば、肌とチークが独立することなくマッチ。キュッと小顔に。広く曖昧に入れるのが今っぽい。
ファンデと混ぜるにはマットなパウダーチークが好相性。グロー プレイ ブラッシュ ブラッシュ,プリーズ ¥3,500(M・A・C)
インサイドラインを仕込み目の存在を自然に演出。マスカラとともに色はネイビー。瞳に光が反射し、陰影を帯びて白目をクリアに。左、まつ毛を自然に強める大人のボリュームマスカラ。エクストラボリューム カラーマスカラ 06 ¥4,400(アンプリチュード )右、細くも太くも自在に描けるフェルトの筆先が秀逸。インディストラクティブル アイライナー 04 ¥3,500(THREE)
センスと技術を兼ね備えたヘアメークさん。自粛期間中にインスタライブやユーチューブ、オンラインサロンも始動。卓越した話術が公開されて熱烈なファンが増加中。
2020年『美ST』9月号掲載
撮影/峠 雄三〈人物〉、五十嵐 洋〈静物〉 ヘア・メーク/小田切ヒロ(LA DONNA) スタイリスト/吉村結子 取材/大山真理子 イラスト/ごとうえみこ 編集/長谷川 智
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで