MAKE UP
今期も多数登場したスキンケア名品からメイクのムードまでを総括!大人世代の美しさをひときわ輝かせる術を熟知した美容賢者の神崎恵さん、岡野瑞恵さんに弊誌編集長・千田がお話を伺いました。
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(左から)美ST編集長 千田真弓「高機能コスメで自分のためのひと手間を」
美容家 神崎恵さん「メイクが自分より前に出ないそれが綺麗の鉄則!」
ヘア・メイクアップアーティスト 岡野瑞恵さん「スキンケアもメイクもスタンダードが向上」
千田:(以下敬称略)ホワイトショット、雪肌精、クラリフィックなどスキンケア部門は名品の進化形が目立ちました。
岡野:美ST世代のスキンケアは速効で手応えを感じられることが重要ですね。
千田:ホワイトショットは点と面両方のブライトニングに作用しますが、面のくすみが晴れた段階で俄然やる気に。
神崎:雪肌精のシャバシャバした軽やかな使い心地はテクスチャーに厳しい息子たちも大好き。ジェンダーにかかわらず幅広く支持されている印象です。
岡野:子供の頃からずっとあった雪肌精。長年愛され続けているのは信頼の証しですね。買いやすい価格もポイント!
神崎:そう、バシャバシャ浴びるようにつけたいです。
千田:肌への密着度が上がって浸透も良くなり、潤い感も頼もしい。サラッとしているので暑い季節でも心地よく使えるし、家族でシェアできるのも今っぽい。
神崎:The Ordinaryのセラムはまさにコスパ賞!ナイアシンアミドの成分そのままに配合している潔さも好きです。
千田:ユーザーの成分理解も進んでいるので、肌悩みごとに成分重視でコスメを選び取る傾向なのかもしれません。
岡野:ナイアシンアミドは最近人気の成分ですし、肌がふっくらしますよね。
千田:今期はクリームも豊作。美ST世代は高機能クリーム回帰の傾向ですね。
神崎:もともとクリーム好きなのですが、軽やかなものからしっかりめなものまでテクスチャーの選択肢が増えて嬉しい。
岡野:香りの強い濃厚クリームが苦手なのでラ・メールのみずみずしさは好き。メイクの邪魔をしない感触もいいですね。
千田:ベタつきがなく効果の高いクリームが増えたので、クリームに苦手意識があった方でも使いやすいものが多いかも。
神崎:美容液とローション、美容液とクリームなどどれも多機能化してアイテムの境目がなくなってきた印象です。
千田:春夏のせいか洗顔料や毛穴ケアも人気。ワンバイコーセーの拭き取り美容液はダントツ人気でした。
神崎:個人的には毛穴ぼかし効果のあるキュレルのバームも出番が多かったです。
千田:特に混戦だったのは脇役ベース部門。UVケア、カラー下地など優秀なベースアイテムが豊富で票割れする結果に。
岡野:AQの下地はスキンケア効果が高いうえにファンデと一体化してトーンアップ。使い心地もとても好きです。
神崎:使うとメイクの仕上がりがいい!と思える下地がたくさんありましたね。
岡野:美ST世代の肌はテクスチャーの軽い下地に薄めファンデ、コンシーラーで仕上げるほうが断然綺麗に見えます。
神崎:ファンデのカラバリに明るい色が増えました。みんなノイズのないパーフェクトな白肌を目指しているのかも。
千田:白肌に透明感も欲しい、というのが大人の切実な願望でしょうか。
岡野:単なるツヤではなく肌に溶け込んで磨き上げたようなツヤ肌が大人の理想。
千田:メイク大賞のカネボウのリップは人気色が完売するほどの人気ぶりでした。
岡野:そう、女優さんからも「V07が全然買えない」と言われました(笑)。
神崎:肉厚の膜感で唇をボリュームアップできるリップですよね。V07はエレガントにもクールにもいろんな表情に装えるのが魅力です。私はV09も好きです。
千田:ミラーレスに使えるテクスチャーも良かった。バズるのも納得です。
神崎:リップの広告ビジュアルに男子が増えたのも今年の特徴。テクスチャーも色味も含めて男子にも馴染むプロダクトが今っぽい、と思います。
千田:ジェンダー年齢問わず、馴染みがいい色味、心地よいテクスチャーが重要。
神崎:ヌードカラー好きなのでヌーディなアイカラー人気は大歓迎!
岡野:クワイエットラグジュアリー、ミュートメイクなど、今期は色味が前に出ないメイクが主流。みんなが使いやすい色展開で帰ってきたインウイも大人気!
神崎:美しい肌印象の女優さんって顔に色がのっていない。そういうメイクのほうが大人の余裕が出てかっこいい!
岡野:色を多用しないカラーレスメイクのほうが肌の美しさが際立ちます。メイクも服装も含めて全体のバランスがうまく取れると知的な印象になりますね。
千田:手をかけてスキンケアした肌に、ヌードカラーで自分を引き立てるメイクをするのが大人の正解ですね。
神崎:大人はヌードカラーをスタンダードにするとかっこいいと思うけれど、アクセルとブレーキの加減がわからないと難しいもの。メイク=色をのせるという図式は一旦忘れるべき。大人になるほど重みを削いだほうがその人自身の存在感が出ると思うので、そういうことも含めて改めてメイク方法を考えたいですね。
千田:デコルテのパウダーは質感や色の絶妙な違いで圧巻のラインナップ。品番で票割れしましたが、4色それぞれがきちんと役割を持っていて、透明肌に仕立てる101がNo.1に。
神崎:デコルテのパウダーは多種展開の中でマットとツヤの2種を混ぜるのがオススメです。あとは塗るパーツごとにパウダーを分けるとさらに仕上がりが綺麗。
岡野:THREEのチークは絶妙な色味とサラッとしたテクスチャーで大好き。入賞色以外のイエローやベージュも仕込むと肌がとても綺麗に見える名品です。
千田:プチプラも淡い色味が人気でした。
岡野:一見難しそうに見える淡色でも、塗布したらきちんとくすみを払ってくれる色に。Fujikoのお直しパクトはテクスチャーもいいし、これだけ持ち歩けば簡単にお直しできる優れもの。
神崎:きちんとスキンケアをすると心が整う。やっぱり自分を丁寧に扱いたいので、日々のケアはとても大切です。
岡野:もはや自分を丁寧に扱わないと肌も見た目も追いつかない(笑)。
千田:スキンケアやメイクは自分にひと手間かけること。その余裕も大事ですね。
岡野:美しい女優さんを見ていると、最終的にはその人の知性やセンスが魅力になる、と感じます。美しさは方程式ではなく多様なものなので個人の美しさを追求していきたいです。
千田:美容=センスを心に刻んでケアに励みます!
Special Guest
美容家 神崎 恵さん
著作やSNSで発信される美容情報やライフスタイルが大人気。コスメ開発や神崎美容塾での後進の育成にも注力。「肌が変わるのを目撃できる楽しみと期待感をくれるホワイトショットがイチオシ。美容液感覚で使えてツヤのある透明肌に仕立てるSHISEIDOのプライマーもお気に入りです」
ヘア・メイクアップアーティスト 岡野瑞恵さん
その人の素の美しさを活かした洗練メイクで多くの女優からの信頼を集める。愛猫マッシュとポテトのSNSも大人気。「マッサージするひと手間で肌も心も潤わすエスティローダーのクリームが推し。エレガンスのマスカラは繊細なブラシでまつ毛の根本まできちんとキャッチできる名品です」
MC
美ST編集長 千田真弓
肌状態に合わせて様々なコスメを使い分け。多忙な日々を支えるのは一品投入で効果を発揮する高機能クリーム。「泡でケアできるSOFINA iPのシワ改善セラムはケアに手がかけられない時のお助けアイテム。くすみを払拭するコスメデコルテの4色パウダーも強い味方」
《衣装クレジット》
【神崎さん衣装】ジャケット¥42,900(カデュネ)オールインワン¥26,950(ネイヴ/オンワード樫山)ピアス¥9,900〈モニス〉バングル¥11,550〈エイチアッシュ〉(ともにフォーティーンショールーム)
2024年『美ST』8月号掲載
撮影/向山裕信(cheek one)〈人物〉、五十嵐洋〈静物〉 ヘア(神崎さん分)/工藤由佳(Unami) ヘア・メイク(千田分)/Sai スタイリスト(神崎さん分)/石関靖子 取材/森島千鶴子 再構成/Bravoworks,Inc.
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2024年12月16日(月)23:59まで
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