【最小アイテムでできる】小田切ヒロさんの【ワントーン夏メーク】

今年はいつもとちょっと違う夏が来そうですね。旅行に行かなくても、気持ちだけはリゾート気分を味わいたい。おうち時間が長くてメークの仕方を忘れちゃった人にもおすすめ、少ないアイテムでできる夏のリゾートメークを小田切ヒロさんに聞きました。

海で遊ぶ子供や旦那さんを横目に自分はパラソルの下でのんびり。肌は強力下地で完全ブロックし、ポイントメークは、強い日差しと日焼けした肌によく似合うコッパーのマルチカラーで荷物も最小化。汗をかくことを想定して、眉やアイラインは崩れてもわからないほど控えめに。浜辺を歩くサーファー男子がこっちをチラ見？このドキドキ感もちょっと楽しい。

【BASE】リゾートなら肌は透けてないと×。艶っぽいデューイ肌に。パウダリーファンデをブラシで満遍なく塗ったら、サンローランのスティックで立体感をつけます。
【EYE】エトヴォスのマルチパウダーをアイホールを越える程度にブラシで広く塗った後、キワだけ指で重ね塗りするとグラデっぽい仕上がりに。インサイドラインに赤みブラウンを入れてひとさじのエッジに。上下だと重たく見えるので下のみ。
【CHEEK】エトヴォスのマルチパウダーをふわっとのせるだけ。
【LIP】ディオールのリップオイルを塗った上からエトヴォスのマルチパウダーをブラシでポンポンと馴染ませて色を出して。

シマーパールのクリームが肌の上でパウダーに変化。ラディアント タッチ シマー スティック 01 ¥ 6,000（イヴ・サンローラン・ボーテ）

目元も頰も、唇も。1つで3役を果たすモバイルコスメでミニマムメーク。美容オイルとミネラルをシンプル処方。ミネラルマルチパウダー ヘルシーオレンジ ¥2,300（エトヴォス）

ちょっぴりくすんだコッパー色が、目にも頰にもリップにもマッチ。上まぶたはブラシと指塗りでグラデに、 頰はブラシで広くのせたら、リップオイルを塗った唇もほんのり染めて。

デューイなツヤ肌はファンデよりハイライトで作るとリゾートでも崩れにくく安心。目頭横からこめかみに向かってUの字にハイライトを仕込みます。日焼け肌にはゴールドパールがベスト。

唇に潤いを与えて柔らかく整えるティントオイル。自分だけのカラーに発色。ディオール アディクト リップ グロウ オイル 004 ¥3,800（パルファン・クリスチャン・ディオール）

2020年『美ST』5月号掲載
撮影／寺田茉布（LAVABLE）〈人物〉、五十嵐洋〈静物〉　ヘア・メーク／小田切ヒロ（LA DONNA）　モデル／橋本マナミ　スタイリスト／吉村結子　取材／大山真理子　編集／長谷川 智