MAKE UP

《連載》色つき【バームリップ】が、マスクの下にちょうどいい!〈29年間 美容エディターのコラム〉

編集Iの「30年目のコスメ愛」第10回

マスクが欠かせない今日この頃です。でも、朝メークをして口紅を塗ればマスクの裏にべったりですよね……。貴重なマスクなのにそれは避けたい! しかしマスクを取ったら素唇、というわけにもいかないし。そんな時、この春注目なのが、【バームリップ】です。「リップバーム」とも言いますが、以前よりも「リップスティック」の役割が大きくなっており、スキンケア効果とともに色つきもアップ。口紅の下地や、手持ちの口紅のカラーチェンジにも使え、1本持っているととても便利。使ってみて良かったものを紹介します。

ピンクパッケージの「クレ・ド・ポー ボーテ」は、内側から溢れるような色出し

一目見ただけで欲しくなるピンク色のパッケージ。「クレ・ド・ポー ボーテ マニフィカトゥールレーブルn」。上写真は「1 ピンク」、下写真は上から「2 レッド」、「3 コーラル」。

左から、「1 ピンク」、「3 コーラル」、「2 レッド」。写真のレッドの先の使い込んだ感があるのは(すみません、汗)、私がよく使う色だからです。「レッド」はちょっとピンクがかった透明感のある赤で、色の出方は一番。ピンクとコーラルは素唇の色に左右されますが、「ティントバーム」という位置づけだけあって色はきちんとのります。
とにかく保湿感が最高。なぜなら、この製品は医薬部外品で、甘草由来の抗炎症有効成分である「グリチルレチン酸ステアリル」と、ローズヒップ油、ツバキ油、ホホバ油、シアバターで構成されたボタニカルブレンドオイルが配合されているからです。唇の凹凸を整えてふっくらさせ、血色良く仕上げるので、美ST世代の唇にもぴったり。香りも色によって違うので楽しいです。下地に使うとリップの色が均一に。全3色。2020年1月21日発売。

「ランコム」は、シャーベットカラーの抜け感とリフレッシュするつけ心地

ランコムの「ラプソリュ マドモワゼルバーム」をつけてみると、スッとしたクールな感触があります。マスクの中のもわ~っとした不快感がリフレッシュ。写真は、左から「001 ミント フレッシュ ブルー」、「002 アイス コールド ピンク」。

どちらもキラキラが入っているのが見えますか? 偏光っぽく光るので、そのまま使用はもちろんですが、口紅の色変に最適で、抜け感ある今っぽいリップになります(特に「001」は重ね塗りがお勧め)。
全9色で、普通の(と言ってはなんですが)、プラム、オレンジ、グレープ、クランベリー、ローズ、ラズベリー、アプリコットカラーもあります。セイヨウハッカ油とマカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル配合で、リップケアも万全。香りも爽やかです。2020年4月17日発売。

新生「アディクション」は、ゆるくならず色がピタっとのります

2020年1月からKANAKOさんが新クリエイティブディレクターに就任した「ADDICTION(アディクション)」から限定で5色発売になった「アディクション カラーコントロール リップバーム L」。左から「002 Sunny Marigold サニー マリーゴールド」、「005 Viola Mist ヴィオラ ミスト」。

今回紹介した中で、発色はピカイチ。「005」は、一見、こんな紫色って? と思いますが、つけると絶妙なやりすぎない青みピンクになります。ピタッと色が収まるというか、バームにありがちなゆるゆる感がありません。カニナバラ果実油(ローズヒップオイル)、オリーブ果実油、ホホバ種子油、ラベンダー油など配合で、保湿効果にも優れています。ニュアンスコントロールにもお勧め。2020年1月3日限定発売。

2009年に登場したバームリップの代名詞は「ディオール」から

前回発売情報のみ掲載した「ディオールアディクト リップ グロウ」の「 012 ローズウッド」ですが、その後「製品についても知りたい」とリクエストがありました。ですので、再登場。バームリップの先駆けとして2009年に初登場した「ディオールアディクト リップ グロウ」は、マンゴー バターを豊富に含んでいて、潤いが1日中続きます。その人の唇の水分量に反応して、一人一人の唇の色を自然に作り出すという優れもの。

鏡を見なくても直感的に塗れるのは、流れない密着度というか触れたところに確実に付くからですね。色もしっかりつくし唇の見た目が変わるのがすごいです。下地としても使いやすく、つけたときの香りはさりげない甘さ。
今は全8色で、そのうちこの「012」は限定発売です。3月13日~3月15日・3日間限定公式オンラインブティック先行発売。4月10日数量限定全国発売。

めっきり休日に繁華街に出なくなり、自宅と両隣駅との間に点在しているカフェをウォーキングがてら回る週末なので、がっつり口紅塗るのもなんだかな、という気分。そんな時にもこの色付きバームリップはとてもいいです。

〈Information〉
クレ・ド・ポー ボーテ 公式オンラインブティック  https://www.cledepeau-beaute.com/jp/guide.html

ランコム公式オンラインショップ  https://www.lancome.jp/

ADDICTION公式オンラインショップ  https://www.addiction-beauty.com/

ディオール公式オンラインブティック  https://www.dior.com/ja_jp

撮影・文/編集I

編集I/ビューティ編集歴29年。愛ある視線で厳しく化粧品を選ぶ。アジアエンタメ、「NODA MAP」、「大人計画」関連好き。糖質コントロールで9キロ減量(後、2キロ増えてまた1キロ減)。美ST本誌で連載「新・名品コスメの殿堂」が2020年1月号から再開されました。最近はNetflixの英国王室ドラマ「ザ・クラウン」にはまっています。

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2025年1月号

2024年11月15日発売

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