MAKE UP
細眉になろうと抜きまくっていた私たち、それなりに眉メークしていても、この夏の暑さですっかり落ちれば、そこには古いオンナの顔が! 夏の化粧くずれと、そもそもの眉メークの悩みまで解決できる、すごいアイブロー。しかもプチプラなんて、素晴らしいじゃないですか。日本のコスメのすごさに深く感じ入る名品です。
眉について悩んでいる美ST世代は多いのではないでしょうか。私もメークで一番時間をかけるのは、眉です。以前、美ST各編集部員の偏愛コスメ連載があり、そこでも眉メークについて熱く語りました。その時に日本未発売韓国製ブロウティントとともに使っていた、資生堂 インテグレートの「ビューティーガイドアイブロー」(2015年発売)、その後2017年に「ビューティーガイドアイブロー N」にリニューアルされましたが、いまだに日本で購入できる中でこれを超える眉コスメはないですね。
私も含め美ST世代が経験した眉をおさらいしましょう。
1980年代初期~中期:キャリアウーマンブームの太く濃い黒眉
1980年代後期~1990年代初期:お嬢さんブームの太めナチュラル黒眉
1990年代後期~2000年代初期:スーパーモデルブームの細眉、安室ちゃんブームの細茶眉
2000年代中期以降は、“モテ”顔・目ヂカラブームで眉はあまり目立たなくなり、その後、癒し愛され顔の淡眉に。2015年のK-POPガールズグループブームからは「若いコの眉って、淡くて太くて真っすぐ」……。
やはりスーパーモデルと安室ちゃんの洗礼が一番大きかった。細眉ですよね~。で、抜きすぎて毛包組織にダメージを与えたのか生えてこなくなったりして(私も)。太眉ブームになっても今さら描き足すのは至難の業、ツルツルすべって色がのらなかったり、力を入れて描くとムラになったり。特に夏は、汗で知らない間に眉が消えているという恐ろしい事態にも直面(涙)。しかし、「ビューティー ガイドアイブロー N」はこれを見事クリアしてくれます。
この製品はリキッドとパウダーの両軸タイプ。もともとはタトゥー設計を目指していたのですが、安全性を留意し、リキッド部分は落ちにくい水性タイプを採用。適正粘度に調節した水性であることが、眉毛のない部分にもダマにならずに描きやすい理由です。リキッドライン系は落ちにくさを追求すると油性タイプになりますが、それだとどうしても描きムラが出てしまうのです。水性にしたことでさらりと均一に広がり色の濃さをコントロールできる“薄墨設計”も可能になりました。化粧持ちに関しては、リキッドには、描いたあとに揮発し、落ちにくくする水・汗・こすれに強い被膜剤・フィッティングポリマーをプラス。パウダーは、固形油分を適正配合した油性基剤で、水や汗をはじき皮脂になじみにくい撥水コート成分を採用し、ウォータープルーフ処方になっています。
その人がいつ青春時代を送ったのかがわかると言われるくらい、眉には時代と年齢が現れます。だからこそ、眉アイテムはインテグレートのような若めブランドをお勧めしたいのです。べったりした貼りつき眉は今の時代ではアウト。この製品は、消えにくいだけでなく、自眉のような厚みを出すことで自然な仕上がりを実現します。だからこその2WAY仕様、リキッドとパウダーの色も敢えてまったく同じ色にせず、立体感を表現。本来の眉毛は一律には生えていないので、眉尻はリキッドで1本1本描き(リキッドの筆は0.1ミリの極細人工毛で、ちょうどいいコシを得るために太さの異なる毛を適切な比率で混合)、眉頭は3D陰影効果のあるシークレットピンクパール配合のパウダーでふんわりと。使うだけで時代遅れじゃない眉になるように作られているのです。
そして、私が資生堂のすごさを感じるのは、セルフコスメであっても、何十年もメークしてきた大人が唸るほどの実力があること。プチプラであるからこそ、大勢の人にいきわたってほしいという気持ちが、使いやすさ、仕上がりの美しさに込められてるなあ、と思うのです。
\使い切ってます♡/
特にリキッドが素晴らしいと思うんです。色は、BR671を使用し、いつも数本買いだめしている。12時間仕上がり持続テスト済み。全2色¥980〈編集部調べ〉(資生堂)
27年間ビューティ担当・編集I
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生えなくなる理由は、抜きすぎて毛包組織にダメージを与える(カミソリで剃るほうがダメージが少ない)、クレンジングしきれなかった眉毛の毛穴詰まり、ホルモンバランスのくずれ、栄養不足、ストレスなど。ちなみに、毛の成長サイクルは成長期→退行期→休止期の3段階。髪の毛の成長サイクルが3~6年に比べ、眉は約5カ月。眉の毛包は1~2カ月間の活動期と3~4カ月間の休止期とをくり返す。
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実は、インテグレートは知る人ぞ知る眉アイテムの宝庫です。以前コンビニで売っていたリキッドアイブローは名品だったし、アイブローペンシルは2種あるし、アイブローマスカラも人気です。ブランドの主力の一つだからこそ、“眉が落ちない”はマストで、さらに“眉できれいになる”という提案を商品に込めたのが、この「ビューティートリックアイブロー」、ノーズシャドウとハイライトを加えた4色で小顔に見せることができるパレットです。密着性のある板状粉体をさらにオイルコートし、密着性は化粧持ちと関係しているため、つける場所が異なる4色とも、肌への密着性の高い油分と滑らかに広がる油分の組合わせ方を変えています。白が入っている理由は、日本人の平板な顔はシェーディングによるネガの排除よりも、ハイライトをプラスして、好きな部分に光を当てて前向きにメークしてほしい、という気持ちから。絶妙パールによる自然な立体感と錯視メカニズムまで、計算されつくした技ありコスメです。
こちらは8時間持続テスト済み。アイブロー用毛束短めブラシと毛足長めのラウンドブラシ付き。インテグレート ビューティートリックアイブロー 全2色¥1,000〈編集部調べ〉(資生堂)
2018年『美ST』9月号掲載
撮影/河野 望 文/編集Ⅰ
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2025年11月16日(日)23:59まで
2025年11月7日(金)23:59
2025年10月16日(木)23:59まで