MAKE UP
昔どこかで習った方法で完璧にメークし、気になるところが増えた分だけ塗り重ねをプラス。でも、いくら時間と手間をかけても悩みは悪目立ちするばかり。実は手をかけないことこそ、キレイに見える秘訣だったんです。人気ヘア・メークイガリシノブさんがベースメーク術を教えてくれました。
美肌アピールで厚塗りになっている人って意外に多いけど、本当に残念! フルに重ねて固くなったコンクリートのような肌じゃ、かえってアラ探ししたくなっちゃいます。 肌色を整えるのは下地の役割。ファンデは部分使いでシェードとして捉えたほうが、ずっと今っぽくなります。

\ベースはこう作る!/

イエローのコントロールカラーを全顔に塗りくすみをオフしたら、白さを出したいこめかみや額の中央、影になりやすいほうれい線 上や鼻や口角横、眉頭下などにトーンアップ系のベースを仕込みます。次にスティックコンシーラーを目の下の三角地帯に置いたら、小さめのコンシーラーブラシでやさしく外側に広げて。パウダーファンデはシェーディングとして頰骨下部のみにのせ、パウダーはフェイスラインのみに。質感で凹凸が強調され小顔効果も。

素肌っぽいメークには下地が重要。シャバシャバしすぎず、滑らかに色がのる補整力の高いものを。左、m.m.m カラーチューナー YE SPF22・PA++ ¥2,900(メイクアップキッチン) 右、UVイデア XL プロテクショントーンアップ SPF50+・PA++++ ¥3,400(ラ ロッシュ ポゼ)

頰骨の下にファンデをのせると質感のマジックでシェード効果が。アディクション ザ グロウ パウダーファンデーション SPF22・PA++ 006 ¥3,500、パウダーファンデーション コンパクト ケース PG ¥1,500(ともにaddiction beauty)

クマや色ムラが気になる部分を整えるのはコンシーラーの役目。質感の重くないものを選び、淡い色→濃い色の順に重ねれば、色彩効果で薄づきでもキレイ。NARS ラディアントクリーミーコンシーラー 左、1242、右、1311 各¥3,400 (ともにNARS JAPAN)

パウダーは手のひらにとって馴染ませ、ハンドプレスでつけるのがイガリ流。そのため、超微粒子でふんわり繊細につくパウダーが絶対条件。ザ・パウダー ¥10,000(ドゥ・ラ・メール)
若い子世代のブラウンはただのオシャレだけど、40代のブラウンは強い味方に。ブラウンをのせるだけで、素肌に潜む白色や血色感がジュワッと出現し、ファンデやコンシーラー、チークの量までグンと減らすことができるんです。また、躊躇していたトレンドカラーも、茶色重ねで大人カラーに早変わり。


流行りのくすみ系ピンクリップ。気になるけど肌のくすみを悪目立ちさせるのではと、躊躇していませんか? ブラウン系のリップライナーで唇全体を塗り潰してからのせれば、大人も使える可愛いカラーに変身。左、NARS プレシジョンリップライナー 9095 ¥2,700(NARS JAPAN)、右、KISS KISS 367 ¥4,300(ゲラン)


チークが目立ちすぎている40代って結構多い。頰の存在感はほどほどに。ふっくら肌に見せたいなら、ピンクの上からブラウンをのせて。左、カネボウ ヴァリアンブラッセ〈コントゥア〉01 セット ¥5,500(カネボウインターナショナル Div.)、右、ジルスチュアート ルースブラッシュ 04 ¥3,800(ジル スチュアート ビューティ)


ブラウン系赤リップは、ベースメークを最小限に抑えるための裏技。ポイントはファンデの前にリップを塗ること。肌の白さと自然な血色感が出るから、それでも足りないところにのみファンデやチークを足して。反対に厚塗りの凹凸ゼロ肌だとオバ見えの危険が。WHOMEE リップスティック want(ブラウン)¥1,500(Clue)
グラデシャドウから抜け出せず、まぶたばかり頑張っていませんか? まぶたが厚塗りで重くなると目元が全体的に重くなり、たるみを強調してしまいます。くすみすら無理に消さなくてOK。代わりに下まぶたのキラキラで瞳をキレイに輝かせて。


くすみは消さずグレーやベージュなど同系色をベースに。上に色をのせても。エレガンス クルーズ アイカラー プレイフル BR01 ¥1,800(エレガンス コスメティックス)

手をかけるなら下まぶた。高級パールなら瞳はもちろん、肌の白さまでUP。エレガンス クルーズ アイカラー プレイフル Vl 04 ¥1,800(エレガンス コスメティックス)
もともとムラやアラが出にくいおでこを厚塗りしている人が多すぎ。おでこが厚いと、それに合わせて他の部分のベースも厚くなり顔まで重くなります。生え際の薄さって大切なんです。だから、おでこは最後。ファンデを塗るなら頰からと決めて。

膨張色の“赤”が、メークのキーポイントに。 少しプラスするだけで、肌をパッと明るく見せてくれます。唇や頰などの大きいパーツより1mm単位の赤こそ効果絶大。目頭、眉毛やまつ毛に差せばふっくらと肌が生き返ります。

左 毛力が衰えた40代の眉毛が赤みブラウンでふっくら再生
まつ毛も赤み系のマットブラウンで描けばふっくら。瞳も肌も生き返ります。パーフェクトリー ディファインド ロングウェア ブロー ペンシル 08 ¥4,800(ボビイ ブラウン)
中 目尻1mmの赤ライナーで 肌に華やぎを与える
目尻のくすみはあえて残し、上から赤ライナーをプラス。たった1mmで顔全体が華やぎ、目元の印象もアップ。シュアネス アイライナーペンシル 02 ¥2,800(セルヴォーク)
右 印象を潰す黒より 赤でボリュームアップ
黒は潰す色なので、まず選ぶべきは赤茶のマスカラ。物足りない場合のみ黒を足して。アトモスフェリックディフィニションマスカラ 01 DREAM VISION ¥4,000(THREE)

教えてくれたのは…… ヘア・メークアップアーティスト イガリシノブさん
常識に囚われない独自の理論とテクニックが分かりやすく、ただマネすればカンタンに可愛いが叶うと20代から美ST世代まで幅広いファンが。毎日更新されるインスタも人気。
2018年『美ST』6月号掲載
撮影/吉田 崇(まきうらオフィス)〈人物〉、 五十嵐 洋〈静物〉 ヘア・メーク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) モデル/竹中友紀子、比留川 游 スタイリスト/菊地ゆか 取材/大山真理子
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
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