2017/3/21 MAKE UP

TOMIEさんの10分で作れる「旬ピンク」メーク

美ST世代の平均メーク時間は約10分。子育てや仕事、家事で忙しいからちゃんとメークするなんて無理……、じゃないんです。今年のメークのキーワードは〝生っぽさ〞。きちんとコツを押さえていれば、手早く作ったフレッシュさが今年らしさになってくれるんです。

無難なメークは老けて見えてしまうから、今年のキーカラーであるピンクを取り入れ脱マンネリを。素肌が透けているくらいの肌にポイントを押さえたメークが大人の今っぽさだと思います。

教えてくれたのは……TOMIEさんヘア・メークアップアーティスト
『STORY』をはじめ多くのファッション誌で活躍。モデルの個性をいかしたナチュラルさとトレンドカラーを取り入れた今っぽさのバランスに定評あり。

いつものメークは？

秋田陽子さん・43歳　モデル／TEAM美魔女
肌の調子が悪いため、白めのマットファンデで肌をきっちりカバー。眉も唇も濃いカラーでしっかり描くので全体に抜け感がまったくなく、厚塗りな印象になっています。

ベースはささっと済ませて色に集中するのが今っぽい

STEP １
血色がよく見えるピンク色の下地をふわっと仕込む

直径5㎜ほどを指のはら全体に広げ、目の下部分から全顔に伸ばします。肌に溶け込むように馴染み、白浮きしないでフィット。顔色が明るくなる優秀下地。カネボウグロウプライマー ¥4,000（カネボウインターナショナルDiv.）

STEP ２
パウダー不要の生ファンデで素肌っぽいベースを

付属のマットに少量つけて毛穴が目立つ目の下をトントンしながら塗る。少量で毛穴をカバーでき、パウダーなしでもサラッとした仕上がりに。アルビオンスマートスキンベリーレア SPF33・PA+++ 02［マット付きケースとのセット価格］¥5,000（アルビオン）

STEP ３
地眉を生かし自然でフラットな太眉に

地眉より1トーン薄い色を眉中央から眉頭に向かって太筆でぼかし、毛がない部分を細筆で地眉と同じ色を使って埋めます。さらにペンシルで眉下部分を描き足します。右、ケイトデザイニングアイブロウN EX-4 ¥1,200（カネボウ化粧品）左、マジョリカマジョルカブローカスタマイズ〈ソードカット〉BR771 ¥550、ブラシ付きのホルダー¥450［編集部調べ］（ともに資生堂）

STEP ４
まつ毛は根元から上にすっと伸ばすだけ

まつ毛を盛る時代は一昨年あたりまで。根元から先に向かってすっとまっすぐにブラシを通すくらいがちょうどいい。繊細で扇形に広がるまつ毛が完成。25°カーブブラシが、さまざまな目の形にフィット。もちろんお湯落ち。グランディオーズ　01 ノワールミリフィック ¥4,200（ランコム）

STEP ５
上気したようなチークは大きな筆でワンストローク

大きなブラシでチークを多めにとり、ティッシュの上で粉を筆全体に馴染ませます。ブラシを小鼻の脇よりやや上を水平方向にシュッとワンストローク入れるだけ。仕上がりは自然に上気したような頰を感じさせる程度が正解。ふわふわしたマシュマロピンクが肌の透明感を際立たせます。鮮やかなピンクながら、肌色に溶け込む絶妙なテクスチャーで大人気。THREE チーキーシークブラッシュ 09SOUND SO SWEET ¥3,000（THREE）

STEP ６
スティックシャドウを使えばパステルな目元も簡単

＼二重幅にざっくり入れて／

＼中指のはらでぼかす／

＼下まぶたは中央から目尻まで／

＼綿棒か小指でぼかして／

スティックシャドウが時短に最適。色は肌に馴染む暖色系を。上まぶたは二重の幅にシャドウを入れ、ちょっとはみ出る程度に中指のはらでぼかす。下まぶたは黒目中央から目尻まで下まぶたギリギリにスティックのエッジを生かして入れ、綿棒か小指でぼかす。ルナソルシアーアクアスティックアイズ EX04 Cherry Pink ¥3,000［限定品］（カネボウ化粧品）