MAKE UP
90年代のモード眉は眉山クッキリ「へ」の字眉。20年前、藤原美智子さんが提案したモード眉が私たち40代に大きな影響を与え、こぞって真似していたものです。しかし、その眉が今の私たちに影響を与えすぎていて眉だけ時代遅れのオバサンに! 最新の眉を藤原さんに習いました。
眉頭、眉山、眉尻の基本の位置は変わりません。大きく違うのは、眉山の下が太くなっていること。20年前は太さ5㎜程度で「ヘ」の字になっていましたが、今はなだらかな直線気味に。太くするだけで、〝今っぽ眉〟に見えるんです。
上・先端は細く、計算された角度で眉毛を根元から摑めるロングセラー。アイブローニッパーズ 211 ¥1,300、右上・眉の凹凸にフィットする角度を緻密に計算して刃先はカーブを設定しているため、どんな眉も捕らえやすい。アイブローシザーズ 212 ¥2,500(ともに資生堂)、中・チップインパウダー、ペンシル、ブラシがひとつに。ペンシルは楕円形なので、太眉を作りやすい。ブロー マルチタスカー 03 ¥3,500(エスティ ローダー)、下・水、汗、皮脂に強いトップコートで、毛流れも整えます。ダブル フィックスマスカラ¥3,400(クラランス)
▶ 眉の整え方は次のページで詳しくレクチャー
抜いた部分が生えてこなくなった40代の眉に必要なのは、眉下のえぐれを埋めること。眉上はいじらなくても、眉下を直線的に整えれば、今の太眉に。
❶チップパウダーで眉山の真下のラインを直線になるように埋めます。
❷人によっては、眉頭のやや内側が毛流れが乱れやすく、ポコッと穴が開いているように見えるので、①と同じように直線的に埋めます。
❸眉山~眉尻の部分を軽くパウダーで整えるようになぞります。
❹眉の色の濃さを本物っぽくするために、ペンシルで①と②のえぐれのある部分を再度埋めます。“いかにも描きました”感のない眉に。
❶ガタついている眉頭の先端はペンシルで斜め上に向かって、1本1本描き足します。
❷眉尻の上側のアウトラインや眉山から急降下している部分に丸みをつけるようにペンシルで描き足すと、なだらかな眉に。
❶まずはスクリューブラシで眉頭から眉山の上のアウトラインに沿ってなぞるようにぼかします。
❷眉の下側の端、斜め上に毛が生えている眉頭の底辺もアウトラインに沿ってスクリューブラシでぼかします。
❸眉頭の先端は三角形になぞるように綿棒でぼかします。丁寧にぼかさないときつく見えるので、綿棒を使うと自然に仕上がります。
埋めた部分以外の毛はすべていらない毛なので後処理を。
❶眉下の、根元が見えている毛は毛抜きで抜ます。
❷同様に、眉上の、根元が見えている眉毛やうぶ毛も抜きます。
❸毛先だけがアウトラインからはみ出ている毛は、眉バサミで出ている部分だけカットします。分な毛がなくなることで、描いた眉も際立ち一石二鳥の効果が。
眉頭の毛流れを整えるように斜め上にとかすように透明マスカラを塗ります。眉に勢いが出て、形や色も長時間キープできます。
\完成!/
撮影/資人導(vale.)(人物)、河野 望(静物)スタイリスト/森川 彩(aloha dog)ヘア・メーク/藤原美智子(LA DONNA)撮影協力/EASE 取材/井口智恵
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2024年12月16日(月)23:59まで
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