MAKE UP

【壁 その(1)】紫外線対策、エレガントにできていますか?

45歳は40代の”魔の年齢”。勢いで何とか乗り切ってきた40代前半から息切れして、今までやり過ごしていた肌や体の不調が一気に押し寄せてきます。美STモデル・前田ゆかさんが美しき先輩・藤原美智子さんに、45歳を代表して今気になっていることを毎月ぶつけていく新連載、スタートです!

45歳の声

ほっかむりに手袋にサンバイザー。必要なのはわかるけど恥ずかしい
情報が多すぎて何を選んだらいいのか、迷ってしまいます
いろいろ塗りすぎるのは肌に負担になるんじゃないか心配です

 

 

写真右:藤原美智子ご存じ、日本を代表するヘアメーク・アーティスト。メークはもちろんのこと、そのライフスタイルにも人気が集まる美容界のレジェンドとも言える存在。そんな憧れの生き方を綴った著書も多数、最新作は『美しい朝で人生を変える』(幻冬舎)。
写真左:前田ゆか美STモデル。45歳と年齢を重ねてますます美に磨きがかかるとともに、マラソン、ソムリエ、ハーブと新しい挑戦を常に続ける前向きさも読者から支持が厚い。ご主人と中2、小3のお子さんとの生活が垣間見える『スーパーで毎日買う食材だけで美人になる!』(二見書房)も好評。

藤原 今月から前田ゆかさんとの連載が始まりました。この連載では、前田さんが40代特に45歳を代表して、私と一緒にこの年齢特有の悩みを考えていきます。

前田 私も昨年、40代の下り坂と言われる45歳になって、悩みが増えてきたので藤原さんに相談しながら、解決していきたいです。

藤原 上手く答えられるといいんですが(笑)。まず、今月はこの季節の最大のテーマ、紫外線対策と美白について考えましょう。

前田 やっぱり今一番重要ですよね。


合う日焼け止めは人によって違う

藤原 2人とも趣味がマラソンですよね。

前田 そうなんですよ。紫外線と闘いながらも楽しまなきゃいけないので、どう向き合っていくか、今の大きなテーマです。

藤原 焼けちゃうことを恐れて、やりたいことを諦めるのも精神的によくないものね。

前田 ですよね! 若いときはモデルという仕事柄、いろいろなことを諦めて、肌をガードすることに徹していたんです。でも、年齢を重ねると、今度は運動も必要だと感じるようになりました。我慢だけでなく、発散させて楽しまないと、行き詰まってしまって。

藤原 まずはUV効果のあるスキンケアね。

前田 でも、私の周りでは、何を使ったらいいのか、商品が多すぎてわからない、とUVアイテム選びに悩んでいる人が多いんですよ。

藤原 大事なのは、自分できちんと調べること。今って化粧品ってどんどん進化しているでしょ。例えば私はオーガニック系がいい、高いもののほうが安心、海外ブランドが好きとか、趣味嗜好があると思うの。自分に合った最新情報を、常にアップデートしないと。

前田 40代には知識も必要ですよね。特にUV対策は人それぞれ、ライフスタイルによっても差があります。子供と公園に行く日、あまり家から出ない日、仕事で外にいるとき、日によっても必要なケアが違うと思います。


予定によって日焼け止めを使い分け

藤原 そう思うわ。私の場合は朝、ランニングをするの。太陽がまだ低い位置で、キャップをかぶっても横から焼けちゃうから、大きなマスクをつけるようにしているの。

前田 いいアイデアですね。私も朝やお昼に走るんですけど、そんなときはUV効果の数値が高いもの、SPF50+のものを顔全体に塗って、さらにUV効果のあるサプリメントを飲むんです。5時間効果が続くので、体の中からガードしてくれるから助かっています。汗で落ちることもないから、レジャーのときもおすすめですよ。

藤原 私はうっかり焼けちゃった後は、集中的にケアしてくれる美白を欠かしません。ところで一般的な40代の方はどうなのかしら?

前田 本当に効いているのか?とか、美白成分が肌に浸透しているのか?と効果を疑問に感じている人、UV製品は白くなるから、使わないという人もいらっしゃいますよ。

藤原 効果が早く出るものや、ナチュラルで軽いものもたくさんあるので、試してほしいわね。ゆかさんは、つけ方にも工夫してる?


ただ塗るだけでは効果半減

前田 美白製品は、温めてから使います。温めると、浸透が格段とよくなる気がして。

藤原 やっぱりひと手間って大切。乾いてから重ね塗りする人がいるけど、肌が少し潤っているうちに重ねたほうが浸透しやすいと思うの。私は美白もUVも顔だけではなく、首と耳の後ろや上側にも塗っています。

前田 つい塗り忘れて、あとで後悔しがち!

藤原 美容全体にも言えることですが、大人は細部に気をつかってこそ、ですよね。

 

藤原美智子:グッズも使って紫外線を防いでランニング
前田ゆか:飲む日焼け止めで体の中からもケアしています

 

 

シミが怖いからって、
誰だかわからない黒ずくめの格好だと、
気持ちのいい季節も楽しめないから、
目には見えない対策を!

リゾート感ある夏スタイルのメークにマットさや、強い色みは不要。ファッションとのバランスも大切です。ジャケット¥58,000〈グレースコンチネンタル〉ワンピース¥58,000〈DIAGRAM〉(ともにグレースコンチネンタル ショールーム)ピアス¥7,500〈ピアスバイシュム〉ブレスレット〈5連〉¥16,000〈シュム〉(ともにバラタコンシェルジュ プレスルーム)バングル¥100,000(agete GINZA/アガット)帽子¥8,500(クリア インプレッション ミュゼ/クリアインプレッション) 

頰、口元も色より透明感を重視して
コーラル系で統一を
 

ポイントは健康的な頰。クリームチークでツヤ感を引き出せば、これだけで充分美しい。アイシャドウも不要で唇に少しだけ色みを加えれば、日差しにも浮かない。
チークも唇もナチュラルなコーラルで合わせたのがポイント。上・チーク。ルナソル クリアカラースティック EX01¥2,800*5/13限定発売(カネボウ化粧品)下・グロスリップ。ジューシーシェイカー 142¥3,000*4/22発売(ランコム)

 

 

 

 

 

 

 

 

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【壁 その(1)】紫外線対策、エレガントにできていますか?

2025年1月号

2024年11月15日発売

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