カリスマヘアメイク・岡野瑞恵さんに聞いた【若々しくふっくらした顔の作り方】

今までのチークの色が似合わないと感じたら、ニュアンスカラーをプラスしてみて。自然な陰影がもたらされ立体感も出てキュッと引き締まった小顔印象に。ヘルシーで若々しく今っぽさまで叶う大人チークをぜひ取り入れて。

チークが濃すぎるとかえって肌がくすんでしまったり、量が多すぎると老け見えしたり。モデルの吉村さんは元々の肌が綺麗ですが、頰に赤みもあり、チークの色選びが難しくなってきたと感じています。目指すはバレずにさりげない血色感。

1.パウダーの良さを追求した「オイリーレス」処方で高発色。境界線を自然にぼかし、やわらかなツヤと血色感を演出。オレンジ×ベージュの洗練カラーは肌馴染み抜群。SUQQU ブラーリング カラー ブラッシュ 02 陽照 -HARUTERASHI ￥6,600※7/19発売（SUQQU）
2.指の温度でとろける、通称“おもちチーク”。内側からにじみ出るような血色感とツヤで美肌印象に。スキンケア成分配合で日中も心地よいしっとり感をキープ、唇にも使用可能。ラフな指塗りでもシームレスな仕上がり。青みの透明感ピンクが、ほどよいツヤと血色感で美肌印象に。M・A・C　グロー プレイ クッショニー ブラッシュ トータリー シンクト￥4,950（M・A・C）
3.ディオールスキン フォーエヴァー スキン パーフェクト スティック 1N ￥7,370（パルファン・クリスチャン・ディオール）
4.THREE ハイパフォーマンスクリーム モイスチャーグロー 01 SPF26・PA+++ 30g ￥4,840（THREE）
5.NARS ブラッシュブラシ＃16 ￥6,160（NARS JAPAN）

スティックで顔の中央部分に直接すべらせるように線を描き、指でぼかし馴染ませます（右上アイテム使用）。
生え際、フェイスラインはグローベースでごく薄くカバー。少量を丁寧に馴染ませてメリハリを演出（右下アイテム使用）。

チークを指先に取り、黒目の端と小鼻の延長線上、頰骨が一番高くなる位置に置いて、頰の丸みを意識しながらトントンと周囲へ塗り広げます。チーク感が目立ちすぎないように指先をスワイプさせながら馴染ませて肌と一体化させます。

大きめのブラシにチークを馴染ませ、いったん手の甲に取ってから、2で入れたピンクチークの外側にかけてぼかします。ブラシに残ったチークをフェイスラインや鼻筋にもさっとかけて。ニュアンスチークは色感を抑えた、肌馴染みの良いライトベージュがおすすめ。

ベースで肌の赤みを消してから、透明感のあるピンクチークとニュアンスチークを重ねることで、肌にさりげない血色感と立体感が生まれ顔全体がキュッと引き締まり、リフトアップして見えます。まぶたに馴染んでくすみを消し、肌トーンを整えるピンクシャドウとリップのベージュピンクがヘルシーで優しい印象を与えます。

1.顔の立体感を際立たせるスキンケア プライマー。シェイド アンド イルミネイト ソフト ラディアンス プライマー SPF25・PA++ 30ml ￥12,100（トム フォード ビューティ）
2.くすみを忍ばせた絶妙なピンクパレット。ルナソル アイカラーレーション N 02 Bitter Romance ￥7,700※8/9発売（カネボウ化粧品）
3.まつ毛の間を埋めるようにラインを引きます。THREE ファントゥファンキーリキッドアイライナー 03 VISIONARY VISITOR ￥3,300※8/28発売（THREE）
4.自然な目力強調。ランテルディ マスカラ No.01 ￥5,280（パルファム ジバンシイ）
5.描きやすい0.84mmの極細筆が秀逸。アディクション　ザ アイブロウペンシル マイクロ 003 Almond ￥2,750※8/2発売（ADDICTION BEAUTY）
6.肌に馴染む洗練カラー。ラプソリュ ルージュ インティマット 300 ￥5,500（ランコム）

2024年『美ST』9月号掲載
撮影／向山裕信（cheek one）〈人物〉、相澤琢磨〈プロセス〉、大槻誠一（A-1）〈静物〉　モデル／吉村ミキ　ヘア・メイク／岡野瑞恵（STORM）　スタイリスト／平沼洋美　取材／中井川桂子　再構成／Bravoworks,Inc.