MAKE UP
夏から秋へと季節が移ろい着こなしにも秋の要素を取り入れたくなる今、肌の印象もアップデートしたいもの。ナチュラルなツヤ肌では何か違うと感じたら、大人の肌にちょっとしたひと手間でベースメークを丁寧に仕上げると洗練された美肌印象へと導いてくれます。人気ヘアメーク岡野さんにコツを教えてもらいました。
ひと夏を越えた肌は、お疲れ気味で見た目印象まで左右しがち。だからこそ、厚塗り感なく美しく仕上げたい。ファッションが楽しくなる秋冬、肌も衣替えしてメークとのバランスを整えたいです。
教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト 岡野瑞恵さん
さりげなくトレンドを取り入れつつ“その人らしさ”を最大限に引き出す、品のある仕上がりに定評がある。巧みな話術で現場を明るく盛り上げてくれる飾らない人柄も魅力。
メークの中でも最も大きな面積を占めるのが肌。猛暑を過ごしたダメージでつい肌悩みを全部カバーしようと重ねがちですが、塗り重ねていくほどに透明感が損なわれ、老け見えも加速。秋はファッション同様に肌も〝衣替え〟を意識して。今季も優秀なベースアイテムが豊富に揃っているので、ぜひトライしてみてください。カバー力のあるリキッドファンデを少量を薄く伸ばし、気になる部分だけコンシーラーで補整します。さらに自然な影やハイライトをピンポイントで仕込み、立体感のある肌へと導きます。仕上げのパウダーも部分使いで、ツヤを損なわずにメリハリUP、小顔効果も叶えます。秋のハンサムなジャケットスタイルも、この肌さえあれば自信を持って着こなせます。
左:ひと塗りでツヤも血色も手に入る優秀パレット。なめらかなクリームが肌の上でさらさらパウダーに変わり、ナチュラルな立体感とヘルシーな血色感を簡単にプラス可能。(左)THREE シマリング グロー デュオ R X01 ¥4,950(THREE)※限定発売、中:グレーでもブラウンでもない、ほんのり赤みを感じる影色カラー。鼻筋、目元、輪郭等にピンポイントで影を仕込んで、美しいメリハリとキュッと引き締まった小顔印象に。THREE ディメンショナル シェイディングワンド ¥3,300 (THREE)右:ハイカバーでありながら薄づき、極薄膜がぴたりと密着しキメまで美しく整う。肌が潤いで満たされるから、くすみにくく、つけたてのツヤと色が長時間持続。Yves Saint Laurent オールアワーズ リキッド グロウ LN4 ¥8,360(イヴ・サンローラン・ボーテ)
肌トーンを整え透明感ある下地を手の甲に米粒大取って、顔の中心の高い位置にサッと伸ばせば、くすみを飛ばして自然なツヤ感がアップ。土台を整えておけば、その後のファンデも少量でOK! 手に残った分は首まで馴染ませて、顔と首の色の差を防ぎます。ルナソル クラリティスキンプライマー 01 Serene Pink SPF13・PA+ 30g ¥4,950(カネボウ化粧品)
米粒大の量を丁寧に薄く伸ばすと、まるで素肌が綺麗になったかのような仕上がりに。厚塗りになってしまう人は、半顔ずつ仕上げるのがおすすめ。下地まで仕上がっている肌と比べながら、反対側を塗布すると塗りすぎずナチュラルさをキープできます。オールアワーズ リキッド グロウ LN4 ¥8,360(イヴ・サンローラン・ボーテ)
ファンデ後の肌の、目の下のクマや、法令線など気になる部分のみ軽く筆タイプのコンシーラーを使用。直接のせて、指先で広げすぎないように軽く伸ばして馴染ませます。ヨレずに美肌印象へと格上げするリキッド状コンシーラー。クレ・ド・ポー ボーテ コレクチュールエクラプールジュー NO ¥6,480(クレ・ド・ポー ボーテ)
鼻筋や小鼻、輪郭等に影を仕込みメリハリをつけて立体感を強めます。クレヨンタイプなので、影をつけたいところに直接ラインを描き、指で広げすぎないように優しくぼかします。ほんのりとした赤みを含んだトープニュアンスの絶妙カラーが肌浮きせず表情に奥行きを作ります。THREE ディメンショナル シェイディングワンド ¥3,300 (THREE)
右のハイライトカラーで鼻筋や頰骨上、あご先等に光を添えてメリハリアップ。左の血色カラーは頰の高い位置に。自然な血色感はブラシでふんわりと。右:NARS ブレンディングブラシ #22 ¥4,510、中:NARS ブラッシュブラシ #16 ¥6,160(ともにNARS JAPAN)左:THREE シマリング グロー デュオ R X01 ¥4,950(THREE)※限定発売
全顔にたっぷりではなく、頰はツヤを残しながら、崩れやすいTゾーンやフェイスライン、首にさっと入れます。細かい部分はブラシを縦にしてふんわりとのせるのがコツ。肌ノイズを整え、透明感ある美セミマット肌に。ジバンシイ プリズム・リーブル・プレストパウダー No.02 ホワイト・サテン ¥7,480(パルファム ジバンシイ)
肌の色ムラを整え、自然なツヤと血色、立体感を仕込むことで、顔立ちは驚くほど引き締まって洗練された印象に見えます。メークはバランス。肌作りは“全体に足しすぎず部分重ね”がポイントです。新製品と少しの手間、塗り方で厚塗り老けしない上品な肌へ。
左上:重ねるほど深みを増すブラウンで洗練された目元を演出。コスメデコルテ スキンシャドウ デザイニング パレット 07 Firenze ¥7,700(コスメデコルテ)下段左から:深みのある赤茶色がまつ毛にニュアンスを。ハイ インパクト マスカラ #03 ブラック ハニー ¥4,730(クリニーク)眉は異なる質感を使い分けると、より自然で立体的に。ニードル ブロー シール ブラウン<リフィル1本付き>¥6,160(シュウ ウエムラ)、RMK リクイド アイブロウ ペン 01 ストーン ¥3,080(RMK Division)ヌードベージュが端正な美しさを強調。ザ リップスティック グレイズドボム 002 Endlessly ¥4,620※10/3発売(ADDICTION BEAUTY)唇の中央部分に重ねて旬のニュアンスを。Celvokeリベレイティッド マット リップス N 02-Sunset Park ¥3,960※ケース込み(セルヴォーク)
<衣装クレジット>
ニット ¥31,900(コズ マニュファクチャード バイ ラッピンノット/ウメダニット)ジャケット ¥42,000(バナナ・リパブリック)ピアス ¥25,960<ソコ>リング ¥7,810<エムシー・スタジオ>(ともにZUTTOHOLIC)ネックレス ¥32,400 ブレスレット ¥7,700(ともにアビステ)ストーン付きリング ¥110,000(シェルビー/シェルビー 表参道)
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年11月号掲載
撮影/古水 良(cheek one)<人物>、相澤琢磨<プロセス>、河野 望<静物> ヘア・メーク/岡野瑞恵(STORM) スタイリスト/平沼洋美 モデル/樋場早紀 取材/中井川桂子
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2025年11月16日(日)23:59まで
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