MAKE UP

90年代に日本で旋風…多くの伝説を持つ「元祖アーティストブランド」とは

今の美容業界の“当たり前”や人気のもとを掘り下げる名物連載。今月は、’90年代に日本でも一大旋風を巻き起こしたプロユース発のブランド。プロアマ問わず支持され続ける理由は“早く、的確で、迷いなく使える”ブレないクオリティの高さにありました。

【M・A・C】数々の伝説を持つ元祖アーティストブランド

左から:《プロ仕様のマルチブラシ》#170 シンセティック ラウンド スラント ブラシ¥6,930《桜色フィルターでトーンアップ》肌補整もUV防御も。ライトフル C+ ティンティッドプライマー SPF45・PA++++ ¥6,270《リングライト級のツヤを実現》ツヤを纏うファンデ。スタジオ ラディアンス セラムファンデーション全18色 30ml ¥ 7,260《骨格メークに必須な血色を表現》独特な弾力と質感の血色チーク。グロープレイブラッシュソーナチュラル¥4,950《SNSで話題沸騰 通称〝ライスカ〟》光を創るマーブル模様のハイライトパウダー。M・A・C ミネラライズ スキンフィニッシュ ライト スカペード 10g ¥5,940《アジア特有の湿度に応じた日本処方ファンデ》ランウェイで輝く肌を再現。ライトフル C3 ナチュラル シルクパウダー ファンデーション SPF15 全 9色 SPF15・PA++ ¥7,810 ※ケース込み《プロの愛用者多数超ロングセラー!》生命感ある輝きを全身に纏って。ストロボクリーム全4色 50ml ¥6,050《乾きにくくテカりづらいステージ発想パウダー》テカりを抑えつつツヤを保つパウダー。スタジオ フィックス プロセット ブラールースパウダー全5色 6.5g ¥5,390

日本上陸前の’96年、全色カタログが『JJ』9月号別冊付録に。海外旅行土産の定番となるほど一大ブーム化。

現場の経験を元に創り出す製品でメークに真の価値を与え続ける

陰影を操るメークが特徴的なM・A・Cは、メークアップアーティストのフランク・トスカンとサロンオーナーのフランク・アンジェロがカナダで設立しました。撮影で使うコスメに理想の色がなくキッチンで自作したことに始まり、’84年、最初に作ったピンク色の口紅“フラミンゴ”を含むマットリップを発表します。

他にない絶妙な色と質感に魅せられたのは、撮影現場のモデルやメークアップアーティスト、スタッフ。広告宣伝ではなく彼らの口コミにより名を広めたことは、CNNのニュースで取り上げられるほど異例でした。’90年代のスーパーモデルブームも世界中に名を轟かせる後押しに。“唇には赤リップ”の常識を覆し、ベージュトーンでまとめたルックは業界に新たな価値観を与えます。ベージュ、それはどんなスキントーンにも映える色。「すべての年齢、すべての人種、すべてのジェンダーのために」という個性を優先するM・A・Cだから至った提案でした。

今、M・A・Cアーティストは世界中で活躍し、彼らの店頭や撮影現場、ファッションショーのバックステージでの経験が、多くのアイテムの源に。アーティストの総合力で生み出した質感や色だからこそ、早く的確に美しく仕上げることを求められるプロも、メークに不慣れな一般人も満足させることができます。ブランド名は『Make-up Art Cosmetics』の略。関わるすべての人の個性を引き立てるため、メーク技術を伝え、叶えるアイテムを提案することこそ使命なのです。

掲載商品のお問合わせ先はすべてM·A·Cです。

2024年『美ST』5月号掲載
撮影/吉田健一 取材/大山真理子 編集/浜野彩希

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90年代に日本で旋風…多くの伝説を持つ「元祖アーティストブランド」とは

2025年1月号

2024年11月15日発売

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