元宝塚トップスターが日々実践している「顔が明るく見える」簡単テク

退団後もさまざまなフィールドで活躍し、輝き続ける宝塚OG。その美しさの秘密を、宝塚仕込みの〝素化粧〟から紐解きます。今回は元宙組トップスターでジャンルを超えた舞台で存在感を放つ大空ゆうひさん。退団後、男役から女優への転換に苦労したという大空さんがたどり着いた美しい年齢の重ね方。ビューティから五感を研ぎ澄ます趣味までを語ります。

「皮膚が薄くて顔に疲れが出やすいので、朝一番にすることは血流を促すこと。朝、パドルブラシで頭皮や首をマッサージしてから半身浴。しっかり保湿してからメークします。くすんだままだと隠すメークになってしまうので。宝塚時代は普段のメークも濃くて顔もキツかった。退団してから顔つきそのものが柔らかくなったと言われますが、メークも陰影を足すくらいが今の私に合っている気がしています」

1「肌あたりが強すぎず、タッピングもできて血行促進に」パドルブラシ￥5,060（アヴェダ）2「洗顔直後やスキンケアの最後に使えば、乾燥するホテル滞在中も一日中しっとり。全身に使えるので地方公演には必ず持参します」スプリナージュ セラムスパオイル 40ml ￥4,180（アリミノ）3「透け感があって、目周りに自然な陰影を出せる絶妙なベージュ」SUQQU シグニチャー カラー アイズ 01 瑞花￥7,700（SUQQU）

左／「毎朝頭皮と首の根元をポンポンと叩いてマッサージ。顔がシャキッと明るくなります」右／「ポイントは目周りの影感。ファンデで消えた目の際の影を入れ直すイメージでベージュアイシャドウを入れていきます」

「子供の頃から活字中毒。違う世界を知ることができるし、ついいろいろ考え続けてしまうタイプなのですが、本を読んでいるときだけは忘れられる。脳が休まってストレスが緩和されるんです。現実逃避ですね（笑）。読み終わったらX に感想を投稿することもあります」

2024年『美ST』6月号掲載
撮影／八木淳（SIGNO）〈人物・静物〉ヘア・メーク／野林あい　スタイリスト／SAKAI　取材／稲益智恵子　編集／石原晶子