カリスマヘアメイク岡野瑞恵さんが教える「簡単に今っぽい自然な眉」のコツ

小さなパーツながら時代や流行を反映するのが眉。眉の印象次第で顔立ちや立体感、見た目の若さにも影響します。理想の眉は複数アイテムを使用し丁寧に整えることで完成！コツさえ摑めれば意外と簡単！一気に魅力がUPします。

毛量は十分あるモデルの樋場さん、形と色を整えることで洗練された今っぽい眉に。小さなパーツながら内面まで魅力的に見せてくれるのが眉。メーク次第で知的で優しく若々しく見え、小顔効果にも期待が。

1.骨格を生かしながら立体感と毛量までも引き出し顔印象を際立たせる。濃淡3色だから理想の眉が簡単に作れます。inoui アイブロウ パレット02 アッシュブラウン ￥4,400（資生堂）
2.超極細筆で透け感のある影色カラーが本物の毛になりすます。重ねても浮かず、どこを描き足したかわからないほど自然な仕上がりを叶えます。KANEBO デザイニングアイブロウリクイド LE1 Noble Gray ￥3,300（カネボウインターナショナルDiv.）
3.極細の1mmチップで描き味なめらか。全14色の絶妙カラー、どんな眉にもマッチします。M・A・C プロ ブロウ ディファイナー 1MM-チップ ペンシル スタイライズド ￥3,630（ M・A・C）
4.ルナソル スタイリングアイブロウ マスカラ全1色￥3,080（カネボウ化粧品）

スクリューブラシで毛流れを整えてから、眉の長さや形をガイドラインに沿って確認します。眉尻は唇の端と目尻を結んだ延長線上よりも内側に、眉頭は小鼻の脇と目頭の延長線上が目安。地面と平行に。

アイブロウペンシルは、髪色やなりたいイメージに合わせた色選びでOKですが、ブラウンとグレーが混ざったようなニュアンスのある色は特にお勧めです。
①眉のフォルムを整えながら毛のないところにスッスッと1本1本埋めるように描き足していきます。
②その都度スクリューブラシで優しく眉を軽くさするように毛流れを整えます。

毛が生えていない部分や、眉尻はグレーのリキッドペンで植毛するように描き足していきます。抜け感のあるリアルな眉毛が自在に。

①パレット上のベージュをブラシ大に取り、眉頭にふわっと軽くおいて自然な陰影で印象を和らげます。
②ブラシ小にパレットの中と下の2色をミックスして取り、眉表面全体に軽くぼかしトーンを上げます。異なる質感を重ねることで奥行きのある眉に仕上がります。

毛が重なっている部分に眉マスカラを塗布。眉頭は下から上に持ち上げて毛流れキープ。乾かないうちにスクリューブラシで梳かします。眉全体の色を揃えすぎないのもポイント。

眉部分の地肌をすべて埋めてしまうと、のっぺりして人工的になるので、バランスを見ながら透け感は残します。ふんわり立体感のある眉で目力もUPし、フレッシュな印象に。

2024年『美ST』7月号掲載
撮影／向山裕信（cheek one）〈人物〉、相澤琢磨〈プロセス〉、大槻誠一（A-1）〈静物〉　ヘア・メーク／岡野瑞恵（STORM）　スタイリスト／平沼洋美　モデル／樋場早紀　取材／中井川桂子　再構成／Bravoworks,Inc.