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最初からスクールに通うのはNG!?経験者が教える【40代から英語がペラペラになる】近道って?

40代から語学を学び直すのは手遅れ?そんなことはありません。外国語を大人が習得するポイントは耳と隙間時間。記憶力や集中力も落ちる年代だからこそ、楽しんで取り組めるようにするのも大切だそう。英語コーチの永沢りょうこ先生に、英語を学び直す人がすべき毎日のルーティンを教えてもらいました。

40代からの語学の学び直しは耳と隙間時間を活用するのが近道

学生時代の勉強はペーパーテストに答えられる能力の要素が強いですが、大人が学びたいのは会話のためのリスニングとスピーキング力。学び直しには、まず中学文法を復習して基本ルールをインストール。その後、音読教材などで音を聴きながら繰り返し発声を。

不自由なく英会話ができるようになるには耳を使うことが大切です。記憶力も集中力も落ちる40代は闇雲に単語を暗記するより、興味のあるカテゴリーの語彙を増やしていくのが◎。美容好きなら海外のメーク動画、料理好きなら写真付きレシピ集を見るなど、好きな分野なら楽しんで覚えられます。

自分の英語レベルを確認するには英検やTOEICを定期的に受けるのも手。私自身も社会人になってから英語を学び直し、海外の友人が増え視野が広がり、英語コーチと起業したことで人生が変わりました。人生の後半戦に新たな挑戦として英語を選んだ人をサポートできればと動画やレッスンで発信する日々です。

\大人の学び直しに大事なのはこの3つ!/
1:簡単な中学英語から始める
2:1日数分でも毎日英語に触れる
3:得意ジャンルから語彙を増やす

\YouTubeチャンネルは登録者1万人超え/

《Profile》
留学なしで社会人になってから英語を学び直し、TOEIC965点。YouTubeチャンネル「40歳以上の英語力UPスクール」で大人の学び直し法を配信。オンライン講座体験は1回¥5,000でhttps://48auto.biz/ryokocoach/touroku/entryform3.htm から予約。

Point1:文法や音読は頭がすっきりしている朝に

夜は疲れて〝今日はいいや〟となりがち。早起きして朝活で座学をしたり通勤時間中に音読教材を聴いたり、1日の早めの時間に勉強することをおすすめしています。

学び直しのスタートは中学英語の文法と音読から
初心者は中学文法からやり直すのがてっとり早い。簡単な文法を覚えたら自分に置き換えた文章を作り、そのフレーズを口から出すという作業を。1冊をやり込むのが効果的です。

Step2:隙間時間に耳を使って英語に触れる

学生は勉強の時間を取れますが、大人は忙しいので、家事をしている間や通勤時の移動時間など、耳が空いているときはとにかく英語を聴く習慣をつけましょう。

短文のフレーズを繰り返し耳に入れて慣れさせる
単語を繫げて発音するとどう聴こえるかがわかるので、短いフレーズを繰り返し聴くのが効果的。慣れてきたらネイティブの綺麗な発音に耳を慣れさせるためにニュースなどを。

おすすめのポッドキャスト①「VOA Learning English」
平易な単語で速度がゆっくりなので初心者向け。

おすすめのポッドキャスト②「Hapa英会話」
日米ハーフのMCがネイティブの英語を日本語で解説。

Step3:好きな映画やドラマのセリフを目視でチェック

興味のある分野のYouTubeや好きな映画、ドラマを英語で視聴。わからない単語はそのままにせず、字幕を確認するとストーリーと合わせて意味が頭に残りやすい。

知っている内容だと英語が入ってきやすい
各国でリメイク版が大ヒットしている『女医フォスター』など、内容を知っている映画やドラマの原作なら英語でも意味が取りやすい。YouTubeには字幕の補助機能があるので、日本語・英語・ネイティブの発音に同時に触れられます。

Step4:中学文法を覚えたら会話が実践できる場に出る

英語に慣れてきたら、実際に会話をしてみること。日本だと英語を話す機会が少ないのでスクールを活用。文法が多少間違っていても意味さえ通じれば会話は成立します。

ステップを経てスクールに入った方が効率がいい!
ある程度文法や文章が作れるようになってからスクールへ。自分の空き時間に合わせて受講できるオンライン英会話レッスンや、LINEで英文会話をするといった習慣をつけて。

2023年『美ST』9月号掲載
撮影/山田 薫 ヘア・メーク/太田瑛絵 取材/門脇才知有 編集/増野玲奈

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