PEOPLE
普段はおっとりした柔らかい雰囲気ながら、役柄に入ると、清純派から三枚目、ヒール役まで見事にこなす、プロフェッショナルな俳優・綾瀬はるかさんにお話を伺いました。
「若い世代からお年寄りの方まで笑えるような喜劇をやってみたいです。本気でやっているからこそ逆にすごく泣けたり、感情移入ができるような快活で軽やかで面白いような役もいいな」。
キャミソールドレス¥19,800 (パセリ/パルグループプレスルーム)
《Profile》
1985年広島県出身。’00年デビュー。映画『ハッピーフライト』、『海街diary』、ドラマ『ホタルノヒカリ』、『義母と娘のブルース』、『天国と地獄〜サイコな2人〜』など数多くの作品で主演・ヒロインに。
自分ではいつも女優に向いてないなって思っています。1つの役柄に入るとうまく切り替えられないことも多いですし、〝どんな役でも演じるのが楽しいです!〟というタイプではないんです。それに、たくさんの人に見られて違う人になってセリフを言うだけでちょっと恥ずかしいなっていう気持ちもあります。そういう羞恥心を無にして切り替えるのは、すごくエネルギーが必要なことだなって思っています。
今回の映画『リボルバー・リリー』は現代のお話ではないので、当時の時代背景を調べて想像して、この境遇の中で生きている人はどんな気持ちだったんだろうと考えて共感できる部分を探しながら演じました。アクションも多くて、今までにやったことのない役柄だったので大変でしたね。でもできあがると、やっぱり、あ〜やってよかったなと思えるんです。
最近、人によって言葉の受け取り方が違うんだなと、より言葉の重さについて考えるようになりました。面白いセリフで泣けたり、親身になったつもりで発した言葉が相手には責めているように感じてしまったり。言葉の捉え方はその人のその時々の状況によっても全然変わってしまう。人によって〝普通〟の意味も違うし、自分の思った通りの意味で伝わっているのか、相手の伝えたい意味がちゃんと理解できているか、人の気持ちはわからないものだから。セリフを発する役者としてもですし、いろいろな人と接してきて、それも個性だとありのまま受け止めるのがいいんだなって気づいて。大人になりました(笑)。
これまでたくさんのことを経験して、時には悩んだこともありましたが、38歳になり、今は全てなるようにできてるんだなって思ってから楽になりました。どんな出来事も〝その道があったから、今の自分になるように決まっているのかも〟って。人生には嫌なことももちろんありますけど、それはいいことに向かうための通過点。この先はきっといいことに繫がってるんだろうなと思えるようになって、流れに身を任せて生きるようになりました。
結婚についてもそう。聞かれたら〝結婚したい!〟とは言いますけど(笑)、それより仕事!って思うこともあるし、焦って何かをするのは違うかなと。結婚も通過点で、一緒にいて楽しいかどうかの方が大切だし、心を豊かにしてくれること。だから年齢を考えて焦るよりも、そういう方向に気持ちが動いた時が自然にそうなっていく時なのかなと思います。結婚したら幸せなのかというとそうは限らないだろうし、日々楽しく生きていてその延長に結婚があればそれも楽しい選択かなと思います。日々の幸せの先に未来が積み上がっていくから、焦りは禁物!まずは今の自分の幸せを感じることを大切にしていきたいですね。
2023年『美ST』9月号掲載
撮影/三瓶康友 ヘア・メーク/中野明海 スタイリスト/山本マナ 取材/門脇才知有 編集/漢那美由紀
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