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ストレスやヘルスケアに敏感な年代でもある40代、50代女性の間で「セルフプレジャー」が注目を集めています。いわゆる自慰行為(マスターベーション)のことですが、昨今では「リラックスするためのマッサージ」として楽しむ風潮も広がっているのです。そこで株式会社TENGAの広報を務める金子楡さんに、「ストレスケアとしてのセルフプレジャー」についてお話を伺いました。
専門医によると、女性がセルフプレジャーによってオーガズムを得ると、「オキシトシン」と「エンドルフィン」というホルモンが脳内で放出されます。
オキシトシンは、脳の下垂体という部位で生成されるホルモンの一種で、幸福感を増加させたり、脳や心を癒してストレスを緩和させたりする効果があると言われています。そのため「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」などと呼ばれることもあります。またオキシトシンは「メラトニン」のもとである「セロトニン」というホルモンの分泌を促す効果があり、結果的にメラトニンの分泌量も増えるため、睡眠を支えてくれる効果があります。
さらにエンドルフィン には、強力な鎮痛、鎮静作用があり、その効果はモルヒネの6.5倍の鎮静作用を発揮するとされています。
弊社の女性向けのセルフプレジャーブランドであるirohaで「セルフプレジャーをする理由」をアンケートしたところ、「性的快楽を得るため」との回答以外にも「リラックスするため・ストレス解消のため」との回答が約20%、「自分の身体をもっとよく知るため」「よく眠れるから」がそれぞれ約10%回答されていました。「気持ちいい」以外にも、女性のセルフプレジャーにはさまざまな理由があるようです。
ちなみに私は、眠りにつく前にセルフプレジャーをすることが多いです。オーガズムを得ると、心地よい疲労感で自然と眠気が訪れるので、寝付けない夜にもオススメです!
機能性はもちろん大事なのですが、初心者の方は見た目で選ぶのも大事だと思います。また、電動式のアイテムであれば、お手入れや操作が簡単なものをチョイスできるといいですね。
irohaのアイテムですと、「irohaシリーズ」がオススメです。見た目が可愛らしいだけでなく、体へのあたりが優しく、ふんわりソフトな肌触りで、初心者の方も抵抗感なくお使いいただけるアイテムになっています。ボタンひとつで簡単に操作ができ、水で丸洗いが可能です。
アイテムを使う際に一緒に使って欲しいのがプレジャータイム&ボディケアのためのうるおい保湿潤滑ジェルです。濡れ具合は気分に影響されたり、個人で異なるもの。潤滑ジェルを使うと、スムーズに気持ちよさを高めることができます。一例として「iroha MOIST GEL」はヒアルロン酸Naと水溶性コラーゲン配合で、デリケートゾーンの潤いケアも同時に叶い、ゆずとイランイランの香りで、リラックス効果も期待できます。
セルフプレジャー時に痛みを感じることがある方は、抗炎症成分配合の商品でケアしていく方法もあります。
irohaで実施したアンケートによると、保管場所に関しては、収納スペースにしまっている方がほとんどのようです。半数がすぐ手に取れるベッド付近に保管しているという結果に。
私も、拭き取りお手入れのできる専用アイテムクリーナーや充電器などとまとめてベッド脇の棚に収納しています。さっと使えるところにしまってあると、気分が盛り上がった時に準備に手間取らず、スムーズに使えていいですよね。
セルフプレジャーは、自分を気持ちよくすることで、喜びを感じることです。それは恥ずかしいことやよくないことではなく、とても自然で大切なことだと思っています。
一方で、ご自身の性欲を認めることやセルフプレジャーをすることに罪悪感や抵抗感があるという方は、まだまだ多くいらっしゃいます。セルフプレジャーアイテムが日常のアイテムとして浸透していったり、セルフプレジャーがセルフケアの一環であるとの認識が広まっていくことで、より多くの方がポジティブにセルフプレジャーを楽しめるようになるといいな、と思っています。
また、先日専門医の方から、体を温めると感度が上がるというお話を伺いました。セルフプレジャーの前に、お風呂に入ったりシャワーをサッと浴びると、いつもより快感を覚えやすくなるかもしれません。
40代、50代がセルフプレジャーアイテムを使うメリットの一つは、他の世代同様に「性生活が豊かになる・楽しめる」ことかと思います。40代以降になると、ご自身で「性生活を送れるのは○歳まで」と期限を設けてしまっている方もいらっしゃいますが、自分で性生活の期限を決めてしまう必要はありません。
また、オーガズムを得ることによって、尿もれを防ぐ可能性もあるようです。女性の尿もれの原因として一番多いのが、骨盤底筋の筋力の不足・低下による「腹圧性尿失禁」です。この骨盤底筋は、オーガズムによって鍛えることができる可能性があるとの研究結果〔*〕が発表されています。
自分に合った方法がわかっていれば、女性は、90歳や 100歳になってもオーガズムを得られるので、アイテムを使って今の自分の気持ちいいところや、快感を得る方法を探って楽しんでほしいですね。
早稲田大学国際教養学部卒。学生時代のノルウェー留学を経てフェムテックやセクシュアルウェルネスに興味を持つ。2022年に株式会社TENGAに入社。irohaやTENGA、CARESSAのPRを担当。
取材/星子 編集/根橋明日美 イメージカット/PIXTA
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