PEOPLE
美ST6月号にて、ヘルシー&セクシーな美BODYを披露してくださった俳優の麻生祐未さん。今回は、本誌に載せきれなかった「子育てを卒業して感じた環境&心境の変化」を中心に、麻生さんの素顔が垣間見えるお話をお伝えします。職業が俳優というだけで、素顔は子供を持つ母親と変わらないことに親近感を覚えるとともに、一人の女性の生き方として共感し、感化されるはず!
 
					
《麻生祐未さんプロフィール》
1963年8月15日、大阪府生まれ。号泣必須と話題沸騰中のAmazon Original ドラマ『エンジェルフライトー国際霊柩送還士―』の1話に出演。Prime Videoで好評配信中。NHK土曜ドラマ「やさしい猫」が毎週土曜夜10時より放送中。
息子が大学進学のために家を出たので、20年ぶりに一人暮らしをすることになりました。1歳半から17年間ほど、毎朝早く起きてお弁当を作っていたので、そのプレッシャーから解放されてかなりホッとしました。
一人暮らしだと、毎日好きな時間に起きてゆっくりスキンケアしながら運動もできて。今まで家にいて椅子にゆっくり座ることなんてなかったのに、今はソファにも座れるんです(笑)。こんな優雅な時間が持てるようになるなんてビックリしちゃって、最初の1週間はペースがつかめず戸惑いました。
そして何よりも息子中心の生活で20年間、自分自身の「好き」を放置していたことに気づきました。私という人は何が好きだったんだっけ?(笑)って感じで、呆然としてしまいました。食事も息子が好きなものを中心に作っていたので、自分の好物をすっかり忘れていましたし、ひとり時間にしたいことも見失っていました。なので一人になってから何カ月もかけて、自分を取り戻す時間を作りました。
でも、自分でも驚いたのは、それまで仕事以外の時間をほぼ息子のために費やしてきたのに、息子がいなくなっても、そんなに寂しくはならなかったこと。夜、「ご飯を食べにいける!」「旅行に行ける!」と思うとすごく気持ちが楽になって。1月中旬から2月にかけて、友達6人でインド旅行に行きました。たまたま1人のママ友はインド旅行のベテランで、もう一人はヨガをやっている方。おかげで充実したインド体験ができて大満足!でもアーユルヴェーダは本来なら2〜3週間かけてやるものらしいんですが、今回は時間が短いコースしかできなくて。ますます興味が湧いたので、3週間ぐらい時間が取れたらぜひまたインドに行きたいですね。
 
					
19歳の時にカネボウ化粧品のキャンペーンガールになって、CMなどが世に出たのが20歳くらいの時。あの時は何もしてない、ただ若いだけの肉体でした(笑)。芸能界でお仕事をさせていただくようになって、あまりに周りが細い人だらけで愕然として、無茶なダイエットもしました。
でもある時、悟りましたね。これを続けるのは自分には無理だって。思うように動けなくなるし、元気も出なくなる。役者は肉体労働ですから何よりも体力が大事。それに私は食べることが大好きなので、身の程を知ってからは、食べることは制限しないでできる範囲で体を動かす術を見つけるようにしました。
探し続けてたどり着いたのが、朝10分・夜10分の軽い運動。もともと怠け者だから、やらなくなっちゃうとズルズルとやらなくなっちゃうし、かといって絶対やらなきゃいけない!と決めると苦しくなるので、ゆるく続けるようにしています。朝は顔にスチームを当てながら肩をまわしたり、背中をほぐしたり。夜は軽く縄跳びをします。それに加えて時には1時間くらいのウォーキング、週に一度の加圧トレーニングも習慣化できました。これが私の限界(笑)。
肉体は毎年確実に年をとっているわけだから、これがこの年の体なんだと受け入れています。見た目よりも、健康で代謝が良いほうがいいという結論に達しています。
 
					
今年の8月で60歳になります。自分自身のことは40歳くらいから忘れていたので、今年になって「60歳なんだから、好きなことは早くしなきゃ!」と改めて思いました。今までは年齢で大台に乗っても、そんなに意識したことはなかったんです。29歳の時に「30代になるから、急がないと」とは思いましたが、40代50代になる時は子育てや仕事でそれどころじゃなくて、完全に自身の年は忘れていて(笑)。
でも今回、こんな素敵な赤いドレスを着させていただけて、いい記念になりました。こんなドレスを着ることなんて一生ないと思っていたのに、コツコツ運動してきて良かったかな(笑)、なんて。人生ってまだまだいろんな可能性がありますね。そう考えると、これからやりたいこと、頑張りたいことがたくさんあります。
テレビドラマだけじゃなくて、映画もやりたいし、配信ドラマも、フットワーク軽くやっていきたい。演技のお仕事を始めてから、毎回課題だらけだし、うまくできたと思うことなんて全然ないし、全く慣れないし…自分を未熟だと思うことばかりですが、還暦の今年は新たな「自分元年」だと考えて挑戦していきたいですね。
《衣装クレジット》
ドレス¥781,000(VERA WANG HAUTE/VERA WANG 銀座本店)、靴/スタイリスト私物
 
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア・メーク/菊地美香子(TRON) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材/柏崎恵理 編集/伊達敦子
						 
					
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