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吉川ひなのさん、ハワイ生活10年で「顔だけに日焼け止めを塗る」理由

「太陽が大好き!」そう語るのは、ハワイに移住して約10年のモデルの吉川ひなのさん。元々は自分に自信がなかった、と語るひなのさんが今、イキイキと暮らせている秘訣は?太陽との付き合い方、ハワイでの生活についてお話を伺いました。

太陽のギフトを受け取りつつ、顔だけはプロテクトしています

13歳でデビューして以来、ずっと都心に住み、都心で仕事してきた私ですが、妊娠中にハワイを訪れ、ここの自然に溢れた生活に魅せられて出産もハワイでしました。その後LAに移ったこともありましたが、約10年住んでいます。

ハワイの人たちの日焼け対応は二極化。いろいろな肌のタイプの人がいて、ラッシュガードを着て日焼け止めを厚く塗る人もいれば、「ここに住んでいるのに気にしていたらもったいない!」という感じの人も。

私は40歳を過ぎるまで美容に関しては無頓着な方で、日焼け止めも乾燥と肌を覆う感じが苦手でほとんど使っていませんでした。でも強烈な直射日光を浴びながらの運転中、この紫外線は日焼け止めを塗るよりもはるかに肌に悪いのでは…と感じて、顔だけは塗るように。帽子も必須です。そして、自分が心地よく使える日焼け止めを開発することにしました。

やっぱり、若い頃からしっかりUV対策をしてきたお友達の肌は見とれるほど綺麗。私も以前から気をつけていたらよかったとちょっと反省していますが、太陽に当たる心地よさ、自分がしたいこと、気持ちがいいことも大事にしたい。美しさって様々と思うようになり、一点のシミもない陶器のような肌にも感動するし、シミやシワがあっても健康的に焼けていて、キラキラ生きていたら、美しい。肌表面というよりは、その人の生き方や発せられる波動みたいなもの!?もあいまって、イキイキと綺麗に見せられるって思っています♡

将来の私は「光を浴びて気持ちよく過ごしたんだな」って肌になっていたい。太陽が大好きだから!

幼い頃は、自然や動物に囲まれて育ちました。でもいつの間にか、長年の都会生活ですっかり忘れてしまい、虫や土が苦手に。そんな私にも子供が生まれ、ハワイで生活しているうちにどんなに自然が好きだったかを思い出し、自分の心が満たされるのは物質的なものではなく、自然との関わりなのだと気づきました。

その後本格的なヨガを勉強し私の先生がヴィーガンだったので、動物保護や環境問題などについて調べ、考えるように。今、洋服は最低限しか持っていませんし、たまに魚や卵は食べますがお肉は食べない食生活を選択しています。家族ともよく話し合って、我が家ができることから環境に良いことを始めています。

実は子供の頃からずっと自分に自信がなかったんです。結婚・出産を機に日本から離れ、ハワイの広い空、気持ちいい風、綺麗なお花、揺れる木々を見ていると、自分の悩みや不安はなんてちっぽけなんだと思え、何が好きで何が人生の豊かさなのかじっくり考えることができるように。島自体も、そこにいる人たちも優しくて、そのままで大丈夫、と励まされているようで、自信もついてきました。

落ち込んだら外に出て、太陽に、そして自然に接することにしています。本当は顔だけじゃなくボディだってUVケアすべきだけど、太陽のギフトをストレートに受け止めたい。やるべきケアはきちんとしつつも、太陽と仲良くいたい。そんなふうに考えています。

庭のお手入れや動物たちの世話をするのが何より幸せ。アロエ、リリコイ、グアバ、ノニ、モリンガ、バタフライピー、よもぎ、ミントなどのハーブを栽培。時期によってじゃがいも、パイナップル、バナナも。鶏2羽、保護猫3匹、保護ウサギ2羽、メダカがいます。

《衣装クレジット》
黄色ミニドレス Plant Dyed Puff Sleeve Mini Dress $172.00(Here.)アクセサリーは本人私物
黄色ワンピース Plant Dyed Puff Sleeve Dress $189.00(Here.)その他、帽子、アクセサリーは本人私物

2023年『美ST』7月号掲載
撮影/Takasuke Hoshina ヘア・メーク/Naoko(Billino) コーディネート/Maya Kudo 撮影協力/ The Kahala Hotel & Resort 取材/中田ゆき 編集/矢實佑理

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吉川ひなのさん、ハワイ生活10年で「顔だけに日焼け止めを塗る」理由

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