「ふわっと柔らかく透明感ある体が理想」【モデル美香さん47歳】の大人ボディ

しなやかな脚、無駄のない二の腕、上向きの美尻、引き締まったくびれにまろやかな美胸。47歳を迎えてなお美を磨き続けるモデルの美香さん。「好きな自分が一つ増えることで自信と勇気が持てる」と語る美香さんの言葉には、私たちに勇気と前向きな気持ちに変えてくれるパワーがありました。

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若い頃はストイックに体型管理をしていたけど、今は特別な運動や食事制限はしていません。歳を重ねると険が出やすいから、気持ちも体もまろやかさや柔らかさが必要かなって。割れた腹筋や引き締まった脚が私には似合わなかった。ふわっと柔らかく透明感あるボディが理想です。

体重の変化は洋服を着れば分かるから太ったら微調整。撮影時は雑誌に合わせてコントロール。目安は若い世代の雑誌だと50kg、40代向けなら52～53kg。大人はふっくらしていた方が素敵だし洋服も少し大きめなんです。今日の撮影に向けては、全身の角質ケアや血流を整えて、体重より見え方を意識。

ボディ特集と聞いてたけどここまでの露出とは思ってなくて。驚いたけど良いきっかけをいただけたってワクワク感が勝って「もっと体を磨こう」と巡りケアを強化しました。血流が悪いと透明感もハリも出ないので。レチノール系美容液で全身ケアも。こういう刺激がボディの引き締めに繋がっているのかも。

毎日のボディケアは欠かしません。ただ努力しているつもりはなく、好きだから、気持ちが良いから続けてるだけ。ケアすると肌がぷるんとツヤッとなる。その瞬間を感じられるのがとにかく楽しい。美しいって気持ちいいんです。

目指すのはもっちりふっくらハリのあるボディ。それにはまず水分！ 水分は透明感に繋がるし、透明感があればたるみもくすみも色ムラも全部どうにかなる。年齢とともに失われがちな清潔感やヘルシーさも補ってくれます。潤い感って最強なんです。

ケアをするのは夜。脱衣所の鏡の前にイスを置いて、湯上がりの肌が乾く前にたっぷりのコスメで全身ケアします。化粧水と美容液を塗ったら、クリームで蓋。顔と同じようにボディも可愛がるほど、ちゃんと反応してくれるし、毎日自分の体を見ていれば変化にも気づきやすくなります。

美容液は、保湿やハリケア、夏は美白系のものなど、その日のコンディションで塗り替え、パーツごとにもコスメを使い分け。例えば首はベタつかず浸透力が高いもの、膝や踵、お尻のかさつきにはこっくり系のクリーム。膝や肘、腋など硬いパーツは週1回のピーリングも。

毎日のケアに時間はかかるけど、至福なんです。何をしても変わらなかった20代の頃より結果も出やすくなりました。新刊の撮影時、急に肌見せ衣装を着ることになって準備期間がなかったのですが、仕上がり写真を見たら透明感もハリもあったんです！ 好きで続けてきたケアの成果が形として現れたと思った瞬間でした。

美ST初登場は約4年半前。ファッションモデルの私には、美容誌は大きな挑戦でしたが、美STをきっかけに意識が変わり、美容がもっと好きになりました。

当時、掲載号を読みながら「美STのカバーに出る」という夢をスマホにメモしたんです。表紙は女優さんやスターばかり。モデルはカバーになれないと言われていたし、遠い夢だと忘れていましたが、この撮影が決まった時に思い出して。今朝「今日はママの夢の日だね」と言う息子に「夢はいくつになっても叶うってこと見てて」と伝えてきました。発売日には乾杯する予定です。

2023年『美ST』6月号掲載
撮影／曽根将樹（PEACE MONKEY）　ヘア・メーク／森ユキオ（ROI）　スタイリスト／井関かおり　取材／⼤⼭真理⼦　編集／漢那美由紀