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昨今、“保護犬”“保護猫”を迎えたいと考える方が増えています。実際、どこから譲渡してもらうの?何が必要?里親になるための心構えや注意点など、獣医師・村谷さんに教えていただきました。
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“保護犬や保護猫”を家族として迎えたいとお考えの場合、譲渡元は各地域の保健所、動物病院、保護団体やシェルター施設、譲渡会、里親募集サイト、個人ボランティアなど、様々な場所があります。譲渡元により、譲渡可能な方の条件などが違うのできちんと調べることが重要です。
そして事前に準備や確認をしてほしい点も。例えば、フードやケージ、キャリーバッグ、トイレ用品などの生活用品(目安3万~7万)、飼育や医療費として要したコストが含まれる譲渡費用(目安3万~7万)、お迎え後の健康診断(目安1万~3万)、ワクチン、避妊去勢手術費用など、諸経費がかかる点も認識が必要です。保護犬や保護猫の年齢は様々で中には高齢の子も。
また、ケガや持病があり、継続的な治療が必要なこともあります。さらに、人間に慣れていない子もおり、信頼関係を築くまでに長い時間を要する場合もあります。家族として愛情を持って生涯過ごしていけるか、十分に考え迎えてください。
写真:\“譲渡後の一生をサポート”する注目のペット施設/
埼玉にある「ペットフェリーチェ」では、一時飼養と譲渡活動をしている。店内のスペースでペットと飼い主候補との相性を確かめている様子。【公式HP】https://petfelice.jp/
1.信頼できる譲渡元か見極めるのも、“良い出会い”のポイント
2.初期費用、継続的な費用と時間の余裕があるか
3.飼育可の住居、室内の飼育環境を整える
4.年齢や過去の経歴による苦手なことや性格をきちんと確認する
5.慣れない環境に緊張するので、ゆっくり慣らしてあげる
教えてくれたのは…アニーマどうぶつ病院 獣医師・村谷真由美さん(49歳)
東京月島でアニーマどうぶつ病院を夫婦で開業。動物にストレスのない治療を心がけている。
2024年『美ST』9月号掲載
撮影/大瀬智和 取材/半田典子 再構成/Bravoworks,Inc.
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2024年12月16日(月)23:59まで
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