PEOPLE
昨年末に婚姻関係の解消、シングルマザーとしての再スタートを発表され、現在新たな決意とともに仕事に育児に邁進されているフリーアナウンサーの平井理央さん。キュートな笑顔と柔らかなたたずまいの奥にある芯の強さでますます魅力的に輝く彼女を支えるものとは?「今は第4次成長期」と語る平井さんにこれまでの人生の転機、そしてこれからのことを聞きました。
《プロフィール》
1982年11月15日、東京都生まれ。1998年からテレビ東京の人気番組「おはスタ」のおはガールとして、また雑誌モデルとして活躍。2005年にフジテレビに入社し、スポーツ番組「すぽると!」などを担当。2013年より、フリーで活動を開始。ニュースキャスター、スポーツジャーナリスト、女優、ラジオパーソナリティ、司会者、エッセイスト、フォトグラファーとして活躍中。
去年は本当にいろいろな人に優しくしていただきました。まさかシングルマザーになるとは、青天の霹靂でした……。今の日本の離婚率の高さから言うと、もちろんない話ではないけれど、もともとそういうつもりで結婚生活を送っていたわけではないので……不安や戸惑いが大きかったですね。
結論を出すまではもちろん悩みました。でも選択したことを正解にするのは自分自身の努力次第だと思っています。何事もチョイスしただけで上手くいくということはない。決断自体が正解不正解ということではなく、もし「これ」と決めたのであれば、その決断を正しくするために邁進するしかありません。私はゆっくりじっくり時間をかけて結論を出すほうですが、一度選択したら、もう頑張るのみ!悩みに悩んで選んだ道は自分の力で正解にしていくしかないと決意しました。だから後悔はないですね。
決断した私に思いのほか、大勢の方が優しく声をかけてくださって、手を差し伸べてくれました。小学校からの友達、大学時代の友達、フジテレビ時代の先輩後輩、ママ友たち……。たくさんの方々が遠巻きに見ているのではなく、ちゃんと連絡してくれて話を聞いてくれたり、励ましてくれたり、手紙をくれたり。人には恵まれていると思います。手紙なんて読んでいるとホントに泣いちゃいますね。アナウンス部の先輩とこの前久しぶりにご飯をご一緒させていただいたら「おめでとう」と言って花束をくださいました。新しい門出を祝って(笑)。
今回のことで、いい友達や先輩方がいっぱいいて幸せだなぁとしみじみ感じています。私自身は皆さんに「ギブ」できていないけれど、これからはギブできる人でありたいと、心からそう思います。
娘は今5歳。子供を見て自分の一面に改めて気づかされることが多いです。娘は幼い頃の私自身にすごく似ています。自分でバリアを張って殻を作り出す人見知りな部分があって「これを言ってもし間違っていたら……イヤな気分にさせてしまったらどうしよう」と先回りして考えるところがあって。彼女が4歳の頃、知り合いに会って立ち話をしていた時に、その知り合いが娘に話しかけたんですが、彼女は何も答えなかったんです。あとで「あの時、本当は何を考えていたの」と聞くと、その人との昔のエピソードを思い出してこう考えていた、と言うんです。その記憶力と感受性にビックリしつつ「それはそのまま言ったら、すっごく良かったと思うよ!」と伝えました。「これを言ったら相手がどう思うか」と頭を回しすぎちゃって発信できないところは、本当に昔の自分を見ているみたいで(笑)。娘を見ていて、言いたいことがあるのにあれこれ考えすぎて、飲み込んでしまうのはもったいないんだなと改めて自覚しました。
娘にはやはり寂しい思いをさせてしまっているので、なるべく会話をたっぷりして心を開いてもらいたいな。寂しい時は寂しいと言ってほしいし、何でも話せる関係性でいたい。それにはまず私自身が心を開いて、何でも話しやすいような環境を作りたいですね。人に心を開いてもらうには、まずは自分からだと仕事を通して学習もしたし、訓練もしてきました。その訓練を今、家でやっている感じがありますね。
女の子なので、メイクやスイーツの話は盛り上がります。「今度の休みはママとおやつを食べながら映画を見たい」「じゃあ、何観る?」「ラプンツェルは飽きたから次は?」なんて、毎日が女子会みたいな感じ。私が前髪を切ってもすぐ気づいてくれます。爪も欠かさずチェックして「ママはピンクのほうがいいよ」とアドバイスをくれたり。とはいえ、娘の爪の監視が強すぎて(笑)、ついネイルサロンでも、娘の好みに寄せるデザインを選択したりして。
私はフリーランスなので、娘にも「ママの仕事がなくなっちゃったらどうしよう?」なんて相談したりもします。娘は「じゃあ、ママにはケーキ屋さんになってほしい!」と笑って言ってくれるので、ちょっと不安な気持ちも和らげてくれる。そんな日常です。
彼女とは長く楽しい関係でいたい。もし思春期や反抗期が来たら、幼少期の頃に「ママ大好き」って言ってくれている動画を見返して癒されようと思っています(笑)。
二人家族になって決めているのは「娘には嘘はつかない」ということ。まだ5歳の彼女が嘘をついてしまうのは仕方ないけど、私自身は嘘のない親、人間でありたい。そして周りの人に優しくありたい。今、自分は周りの方にすごく助けていただいているけれど、同じようにまわりに感謝を還元していきたいです。
昔は大変な時に助けてと言えない人間だったけれど、でも今は「言ってもいいのかな」「いや、遠慮せずに言わなきゃ!」みたいな(笑)。そして助けを求めると手を差し伸べてくれる方が周りにいっぱいいたことに気づけました。それは自分の財産なのかも、と思えています。離婚してシングルになったのはいろんな意味で転機だった気がします。
今は言わば「第四次成長期」みたいなものかもしれません。学生まではのんびり第一次成長期、社会人になって第二次、次にフジテレビを辞めてフリーになったのが第三次成長期、そしてシングルになって今は第四次成長期。またステージが変わったなと感じています。
でも、今でこそメンタルが強いと言われる私ですが、20代まではストレスでできる口内炎でうまく口が回らず、悩んだこともありました。
次回は「平井理央さんが、激務と責任感で知らず知らずのうちに悲鳴を上げていた体と向き合った日々」です。
撮影/嶋野 旭 ヘア・メーク/カワムラノゾミ 取材/柏崎恵理 編集/永見 理
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