山口紗弥加さん（44歳）美の秘密は「ふぐ皮」だった！？心と体の健康を保つ秘訣

「謎解きの面白さもありながら、人物描写の妙味にもぜひ注目してほしいです」と、出演中のサスペンスドラマ「私の死体を探してください。」（テレビ東京ほか・毎週火曜深夜24時30分〜）について語る山口紗弥加さん（44歳）。年齢を重ね、その佇まいや演技に一層の円熟味が加わる一方、取材で見せてくれたのは10代の頃から変わらぬ可憐な笑顔！衰えぬ美の秘密やドラマの見どころを伺いました。

若い頃は40代ってバリバリ仕事して、遊んで、活力に溢れたイメージを持っていました。でもいざ40代になってみると、今は体力の衰えをひしひしと感じる日々。定期的にジムに通ったり、車ではなく自転車で移動したり、ストレッチを日課にするなど、些細なことかもしれないけれどなるべく体を動かして体力作りをしています。

食事も大切にしていて、私は料理をすることも食べることも大好き。その時々で私の中での流行がありますが、今はなんと言っても「ふぐ皮の湯引き」のコラーゲン。
臭みもなくコリコリとした歯応えでポン酢をかけても美味しいのですが、顎が疲れちゃうこともあるので（笑）、お味噌汁やシチュー、カレーなどに入れていただきます。煮込むとトロトロに溶けてとっても美味！コラーゲンほしさに「ふぐ皮の湯引き」を毎日いろいろな料理に投入しています。
食べ始めて１ヶ月半ほどになりますが、見た目にも肌のハリ感がアップしているのがわかります。3ヶ月後には肌が別人級にプルップルになっているんじゃないかと、もしかしたら「嬉しい変化」は肌にとどまらないんじゃないかと楽しみなんです。目指すのは健やかな美しさ。潤いは内側からしっかりと、が重要かなと思っています。

健康な肌はクレンジングが重要だと思っていて、最近は「O3 ZERO」の石鹸を愛用しています。有機オリーブオイルにオゾンを閉じ込めた手練り石鹸なんですが、使い始めてから肌の調子がすごくよくて。驚いたのは、メレンゲのような泡立ちと洗顔後のしっとり感。トーンが目に見えて明るくなりますし、肌トラブルに悩まなくなりました。私にとっては救世主のような存在ですね。

肌と同様、心にも浄化は重要だと思っています。私は早朝の神社の静けさが好きで、よく開門時間に合わせて伺います。神様にご挨拶をして人けのない静謐な神社の森に身を置くと、心がほぐれて幸せな気持ちになるんです。マイナスイオン効果もあるのか何ともいえない、いい気持ちです。日頃の感謝の気持ちが自然と湧いてくるんです。

放送中のドラマ「私の死体を探してください。」で私が演じている森林麻美は、物語の鍵を握るベストセラー作家。夫がいますが、その夫は麻美の収入で暮らしながら麻美の担当編集と不倫をしています。そしてある時、麻美は自身のブログに「私の死体を探してください。」という文章を残して消息不明に。その後もブログは更新され続け、数々の秘密が暴かれていく、という展開です。

麻美はとてもミステリアスな役どころ。そのつかみどころのなさを作品の中に存在させるため、表現を削ぎ落とすことに注力しました。
ノンストップスリラーで随所に散りばめられた謎を解き明かす楽しみもありますが、何より味わっていただきたいのは「人間の恐ろしさ」。私自身、原作を読み終わった直後に、呆然とするほどわけのわからない罪悪感に襲われて。いつかの私の何気ない一言が、思いがけず誰かを傷つけてしまったかもしれない恐怖と、もしそこに執着する人がいたら…と想像した時にはもう心の中で「ごめんなさい！」と叫んでいました。自己中心的で罪深い人間がたくさん登場するのですが、ある事実をそれぞれの目線から角度を変えて見ると、「善と悪」「加害者と被害者」「生と死」までもが逆転してしまうような感覚で。緻密な人物描写が見逃せない作品になっていると思います。

撮影／寺田茉布（LOVABLE）　ヘア・メーク／米澤香央里　スタイリスト／服部昌孝　取材／キッカワ皆樹　編集／根橋明日美