PEOPLE
「諦めないで良かった。世の中にはまだこんな素敵な人が残っていたなんて!」そう思わせてくれるミス美魔女のお相手に相応しい、素敵な独身男子たち。理想のプロポーズをご本人に再現してもらう、誌面で人気の連載です。今回は俳優の小泉孝太郎さんが理想のプロポーズと女性像を語ってくれました。
書くことが好きなメモ魔です。収録時でもペンとノートをジャケットに忍ばせています。スケジュールはもちろん、レストランではテイクアウトしたいメニューをメモして店員さんに渡したり、家に遊びに来た友人に一言メッセージを書いてもらうなど、書き記すことが習慣なんです。だからこそ、遂にその日が来たら、僕はプロポーズの言葉をメモに書いて、その人に渡したいですね。この日この場所で、と決めつけず、「もしかして今日かな?」と感じた日に、例えば素敵なレストランかホテルなんかで「きたかな」、といい空気感になった瞬間、恋人に「ちょっと座って」と言って、その場で「僕と結婚してくれませんか?」とペンを走らせる。相手は「またメモしてる」ってきっと思ってるその隙に、メモを渡すんです。
プロポーズの言葉って、形として残らないですよね。でも書くことで一生残る。僕にも恋人にもね。ラミネート加工して残してもいいかもしれない(笑)。あらかじめ予定すると言うよりも、例えばこのホテル、部屋に行くまでに通ったロビーがグリーンであふれていて素敵だったじゃないですか。そういう、ふっと惹かれた場所でプロポーズするのが理想ですね。
実は20代30代は朝起きてから寝るまで、頭の片隅でいつも〝結婚〞については考えていました。どういう結婚なんだろう、住むのは横須賀か葉山かな?とか。相手がいてもいなくてもね。でも僕はまず役者・小泉孝太郎をしっかりさせたくて、恋愛も趣味も犠牲にしてきました。苦しい恋愛もしたし、相手が結婚を望んでいるとわかっても踏み切れず、「ほんと、申し訳ない」と頭を下げたこともありました。名実ともに「自分の仕事が確立した」と思えるところまでいかないと、女性と一緒に歩む人生が落ち着かない気がしたのです。父は「焦らなくていい。とことん惚れた女性と結婚するのが一番幸せ。そういう人がいたら連れて来なさい」と言ってくれていました。父は条件を出すイメージあるでしょ?でもそんな風に言ってくれたことが嬉しかったですね。しかし残念ながら、一度も父に会わせた人はいないです。
やがて40歳過ぎたとき、弟が結婚した頃かな?結婚について考えることが馬鹿らしくなってきたんです。現実の2人を目の前で見て、いくら白いノートに理想を書いても、僕とその人の組合わせは1つのみ、現実はそうなるまでわからないから。だから何も描かずに真っ白なノートのままがいいと思うようになりました。
同時に理想もなくなりました。生意気言って申し訳ないけど、若い頃は「仕事を辞めて人生をあなたに捧げます」みたいな女性じゃないと無理だと思っていました。自分の色の方が強かったんですね。でも一人暮らしも20年、家事は何でもできるし、心を整えるためにトイレ掃除も毎日して、自分のルーティンができています。以前は変に食器などを仕舞われるのが嫌など、自分流のこだわりがあったけど、今はもうそんなルーティンをぶち壊してくれるような女性がいいですね。一つ屋根の下でずっと一緒に、とも思わなくなったし、世界に遠征したり、国内を転々とする女性でもいい。スポーツの世界でも音楽の世界でもお互いが自分のリズムがある中で心が繋がっているのが最高じゃないかな。結婚にも女性にも随分柔軟になりました。僕自身に自信がついて、自分の成長とともに結婚観も変わってきています。
唯一、結婚は相手の家族も背負うから、恋愛とは別物という考えは変わりません。きっと、恋人の家族のエピソードを聞いたとき、その家族のことも好きだと思えたとき、恋愛から踏み出しそうな気がしています。僕以上に、家族や親友を大切にしてくれるような優しさを持っている方には惹かれますね。目に見えない配慮や、気遣い、想像力がある人って男女を問わずいいなあと思います。
誰しもバイオリズムってあるじゃないですか。上手く行かないことが続いてしまうときもあって、僕がマイナスのときにプラスに持っていってくれるような関係が築けそうな人は大事にしたい。逆も然りです。反対に僕とあなたが出会って、マイナスになるならこれは別れた方がいいですよね。夫婦ってプラスとマイナスのバランスがうまく拮抗するといいですね。
今43歳、年齢に縛られてはいないけどいつか結婚したいですよ。本当は東京オリンピックの頃かなと思ってたのですが、あっという間に終わってしまいました(笑)。友人夫婦を見ていても結婚は甘いものじゃないと言うこともわかったけど、父親になっている姿を見たとき、素敵だなあと思うんです。1人で生きているよりもね。
あんなに結婚について考えて考え抜いていたのに、あの頃は結婚が遠かった。楽になった今はひょんと飛べば近くにある気がします。人生って不思議ですね。
こんな風に相手のキャラに合わせてその場で文章を考えますが、さらっと渡すときに、「返事はメモに」と言って、相手からもメモでもらいたい。「はい、いいえ」の一言じゃなくて、1クッション遊んで、「私のこと一生大切にしてくれますか?」と来たら、ドキドキしますね。さらに僕がメモで「一生大切にします」と返事。まもなくそういう日も来るかな(笑)。
《Profile》
小泉孝太郎さん 43歳
俳優
身長 177cm
体脂肪率 18%
蟹座 AB型
趣味:ゴルフ、洗濯
モットー:One for all, All for one.
好きなタイプの有名人:常盤貴子、清水希容
家族構成:一人暮らし 実家に父、既婚の弟あり
結婚歴:なし
今年はデビュー20周年。俳優業はもちろんのこと安定感のある司会やラジオのパーソナリティなど幅広く活動中。今年の東京オリンピックはもちろんのこと、平昌オリンピック、リオデジャネイロオリンピックでもメインキャスターとして大活躍。「40代過ぎて地に足が付いてきました」。
20代から続けているゴルフとワインは僕の人生になくてはならないもの。オーパスワンはデビュー時から誕生日やクリスマスなど特別な日に毎年欠かさず事務所の社長に飲ませてもらってきたほか、「純一郎さん(父の小泉純一郎氏)と飲んでください」といただいたことも。スペシャル用です。
ペンもメモも伊東屋さんで購入することが多いですね。何度も通って試し書きして慎重に購入。ペンとは出合いを大切にしてます。コロナ前までは友人たちと飲食店に行くと、メモとペンを出して、中華料理店なら、○○さんに餃子、○○さんに肉まん、などと書いて、店員さんにお渡しし、お土産にしてもらっていました。
テネリータのタオル歴は10年。ズボンの後ろポケットに常に携帯。中でもROMEOシリーズは大好き。ノートとペンの相性もあって、楽しめます。東京ミッドタウンオープン時に発見して、それ以来ずっと使っているテネリータのタオル歴は10年。さまざまな生地の素材があって、一通り使っています。このグレーはかなり使い古していますが、新品みたいでしょ。ズボンの後ろポケットに常に携帯。
帰宅後はバスルームに直行、足だけ洗うのが習慣。靴の中で縮こまった足指を広げたら、足指セパレーターをはめて、指を解放させてから家の中をぺたぺた歩きます。
1日が終わったとき、今日ならインタビューを受けてこんな自分もあるんだなとわかった瞬間、久しぶりに仲間と楽屋で一緒になって笑った瞬間、おいしいお酒を飲んだ瞬間……と、楽しかったり、笑った瞬間がポンポンと繋げて、それを振り返ったときですね。そこに大好きな女性がいれば最高ですね。
東京虎ノ門の中心に誕生した新世代のラグジュアリー ライフスタイル ホテルで、今回撮影で使用したお部屋は東京タワーが目前に広がる31階のタワースイート。206室のゲストルームとスイート、そのすべてから東京のスカイラインを一望できる魅力満載なホテルです。
東京エディション虎ノ門
〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-1 TEL:03-5422-1600
2021年『美ST』12月号掲載
撮影/大瀬智和 ヘア・メーク/石川 武 スタイリスト/北村勝彦 取材/安田真里 協力/ポール・スミス 編集/桐野安子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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2024年11月16日(土)23:59まで
2024年11月14日(木)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで