女優・瀬戸朝香さん「スタイル維持の秘訣は体重計と娘の褒め言葉です」

かつてはドラマ「Age,35 恋しくて」で不倫する秘書、「君といた夏」では妊娠する予備校生を演じ、エキゾチックな美貌と強烈な存在感が、鮮明に記憶に残るも当時まだ10代。45歳の今は仕事をセーブし、主婦中心の生活を送っている瀬戸朝香さん。気さくでナチュラルで親しみやすく、何と言っても幸せオーラに輝いている今、幸せの秘訣を探ってみました。

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朝晩1日2回、体重計に乗るのが日課です。昼も夜もお腹いっぱい食べると朝より2kgくらい増えちゃう。でも「ヤバい」ってすぐに気づけて、対処できるでしょ。若い頃は1日食べる量を減らすと戻ったのに、40代からはそれでは減らなくなり、増えた体重のまま定着しないように、即調整するようになりました。42歳まではそこそこ減っていましたが、43歳から減らないうえに、急にゴンと増えだして、「なにこれ。体重計壊れたの？」って、買い直したこともあるくらい（笑）。代謝が落ちたせいで、年齢的に落ちづらくなっていると実感し、それからは食生活を気をつけるようになりました。

フルに仕事をしていたときは常に人に見られる緊張感から、何もしなくてもスタイルを維持していたのですが、それがなくなった今はあえて意識！ほんと私って緊張感がないとダルンとしてしまうんです。だから、「仕事でないときも、普段から常に人に見られている！いつどんなときもキレイでいられるようにしよう！」という気持ちを意識して持ち続け、常々暴飲暴食はしないよう心がけています。

とはいえ、食べることは大好きなので普段は何でも食べます。特に白米が好き。だから、今日は食べるぞ、不摂生しちゃうぞ！ という日も作りつつ、増えたらなるべくお鍋の出番を多くして、子供たちは普通に食べている横で、私だけ野菜を食べていたりも（笑）。キレイを持続させるためには、メリハリが大事ですね。何より最近娘が「ママ、可愛いね」ってよく言ってくれるのが嬉しくて、参観日などで学校に行くと、「ママ、キレイだね」って褒めてくれるのを目標に、いつも緊張感を持ち続けるようにしています。

ファッションが大好きです。家ではカジュアルやスポーティなものが中心です。そのまますぐにどこへでも出かけられるような格好を心がけています。好きなブランドはベイクルーズグループのアパルトモン。オンラインで購入することが多いですが、ネットにないものは店舗に買いに行きます。気に入って購入したパンツは長く穿き続けたい。以前から持ち続けているものは何歳であろうと穿きたくて、ファッションを楽しむためにも、自分に変化を感じたら、家の中でできる柔軟や筋トレ、ランニングマシンで体を引き締めるようにしています。

中学時代はソフトボール部でした。スポーツは苦手ではないのですが、子供に手がかかる今、ジムに入会してもなかなか続けることができないので、できる範囲でベストを尽くしています。夏は肌断食をしましたが、肌が乾燥する冬の時期はスキンケアでしっかり保湿をし、その間に中腰になったり、つま先立ちをしたり、ウエストをひねったり、自己流ですが、ながらスキンケアも習慣化しました。お風呂上がりに全身にボディクリームを塗るときも屈伸しながら（笑）。

目に見えて効果があるかはわからないけれど、何もやらないよりは効果があると信じています。40歳を過ぎてから特に、年齢を重ねていっても美しくいたいと思う気持ちが強くなったんです。だから、アボカドに美肌効果があると聞けば、常に冷蔵庫にスタンバイさせているし、TVを見ながら美顔器も使って、ハンドマッサージでリンパを流したり、努力は惜しみません。体を整えるヘッドマッサージにも最近週1で通い始め、効果を実感しています。自分を磨き続けることがモチベーションになっています。

2022年『美ST』3月号掲載
撮影／三瓶康友　ヘア／山本リエコ（TWIGGY.）　メーク／佐々木貞江　スタイリスト／辻 直子　取材／安田真里　編集／漢那美由紀