PEOPLE
美しく着物を着こなすために必要なことって?着物スタイリストの秋月洋子さんに着物を着るときの決まりごとや、40代らしく着物を楽しく着こなすポイントを教えてもらいました。
瞬時に美しく着付ける技と、粋な着こなしの提案が好評で、女優からの指名が絶えない実力派。書家としても活躍中で、自筆の着物や帯のデザインも手掛けている。
同じ着物に帯を同系色の半幅帯にすると、軽くおしゃれな洋服感覚の着こなしに。「かるた結び」という平らな結び方は椅子にもたれたり、車の運転にも支障なく気軽に着物を着たいときに最適。
マルセル ワンダース コレクション コスメデコルテ フェイスパウダー X 12g×2(レフィル)¥25,000(コスメデコルテ)(12/1数量限定発売)※コンパクト、パウダーレフィル2個、パフ2個、コンパクト携帯用ポーチ、オリジナルブラシ、ブラシ携帯用ケースがセット。
さりげなく耳元を彩る、一粒パールのピアスなら、和装にも違和感がありません。ひとつ着けるだけで顔まわりを明るく華やかに。お祝いの席や普段着のコーディネー トに。台座からぶら下がって揺れるタイプのピアスはふさわしくありません。
色落ちしにくく、長時間美しい状態をキープできます。左から、クレ・ド・ポー ボーテ ルージュリキッドルミヌ マット 108 ¥5,000(クレ・ド・ポー ボーテ)、クリスチャン ルブタン リップカラー セオフィラ 007 ¥12,500(クリスチャン ルブタン ビューティ)
着物には袂があるので、忘れているとひっかけたり汚したりということも。着慣れないと袂の扱いも難しく感じますが、タクシーを止める、ものを取るなど、手を上げ下げする際は反対側の手で袖口を引き、なるべく腕がむき出しにならないように。
好きな言葉や名前などの手書きオリジナルを持つのも愉しみ。書家としても活躍中の秋月さんのオリジナル帯。上、加賀千代女の句「さそふ水あらばとぬるる柳かな」を散らし書きしたもの。下、雛祭りに関連のある貝合わせの文様のモチーフを江戸友禅作家鈴木三千絵さんが描き、帯前に3月の季語を書き散らしたもの。(すべて雨庵)
下、まずは、足の形にぴったり合う白足袋は必須。(ゑびす足袋本舗) 左、フォーマルからカジュアルまで着物を選ばず合わせやすい。¥43,000(銀座ぜん屋本店)右、 白足袋に映える濃色のツボ(鼻緒の中央部分)は、口紅のような効果を発揮して着姿を艶やかな印象に。¥35,000(れん/きもの 円居)
日々忙しく、常にパソコンや携帯を覗き込む生活が当たり前なので、着物を着たときこそ気持ちに余裕が必要です。手土産や挨拶を手書きにしてみるなど、着物時間を愉しんで。
2021年『美ST』1月号掲載
撮影/須藤敬一(人物)、SHINTARO(静物) ヘア・メーク/小林あすか スタイリスト・着付け/秋月洋子 モデル/松田樹里 取材/中井川桂子 編集/小澤博子
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2024年12月16日(月)23:59まで
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