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毎日の野菜は「洗う」時代がやってきた

美や健康を意識した食生活には、欠かすことのできない野菜や果物。毎日の食卓でサラダや煮物、ジュースやスムージーなどで取っている人は多いはず。そこで気をつけたいのは、野菜や果物に付着した残留農薬やワックス、バクテリアなど。意外にも日本は農薬大国とも言われていて、安全性を意識することはとても重要です。野菜や果物を洗う大切さと正しい洗い方、もう一度見直してみましょう!

 

 

美味しく安全にいただくために野菜は洗う下準備が大切です!

 

 

年々、美と健康から野菜を取る意識が高まっています。そこで大切なのは野菜の安全性。今は一年中出回る野菜が多く、収穫期をズラすために多量の農薬が散布され、実はキレイに見えても残留農薬やワックスなどが付着し水で洗うだけでは完全に落とせません。残留農薬には発がん性があるものもあり、アレルギーを悪化させることも。本来、野菜は皮と実の間に栄養があるので、丸ごと食べるのが理想。野菜を丁寧に洗うことで、土についたバクテリアを含め、余分なものは排除し栄養はしっかりと摂りましょう。毎日の積み重ねで5年後の体が変わっていくはずです。

 

教えてくれたのは…料理研究家 吉田真希子さん(47歳)
ベジフルビューティーアドバイザーの資格を所持。近年はソイフードマイスター講師として体の中から美しくなる「キレイごはん」を提案。鎌倉円覚寺佛日庵にて「お寺で料理教室~ソイフード~」を開催中。

 

 

 

なぜ きちんと洗う必要があるの?

 

□土についたバクテリアを丁寧に落とすため
□農薬が意外に多く使われているものも多いから
□出荷の傷み防止のためにワックスがついているものも

 

 

 


 

 

使うだけで手軽に安心! 野菜用洗剤増えてます

 

 

A ホタテ貝殻を高温で焼いた天然アルカリ性パウダー洗浄剤。栄養素はそのままに残留農薬などを除去。HOTAPA VEGETABLE & FRUITSWASH 90g¥880(日本抗菌総合研究所)

 

パウダーを溶かした溶液にトマトを入れ、5分浸すと、溶液は黄色い液体に変化。表面には油汚れが浮上。

 

 

 

B 野菜や果物のほか、洗濯物、調理器具の除菌消臭にも効果的。ホタテの貝殻を超高温で焼いた天然素材100%の除菌・洗浄剤。ホタテのおくりもの 550g¥2,200(健康ラボ)

 

水にパウダーを溶かすと溶液は白濁。トマトを入れ10分ほど経つと、残留農薬やワックスの油汚れが水面に。

 

 

 

C 天然油脂由来の石けんで洗う果物や野菜の専用洗浄剤。着色料、酸化防止剤、防腐剤、合成界面活性剤、香料フリー。Fruit and Vegetable Wash 290㎖¥900(地の塩社)

 

ボウルに水を溜め、洗浄剤を入れ混ぜてからトマトを3分つけ置き。うっすらと溶液の色が変色し泥汚れが沈殿。

 

 

 

D 1971年に誕生したロングセラー、ヤシの実由来の植物性洗剤。無色透明の無添加で、野菜や食器を洗える安心処方。ヤシノミ洗剤 500㎖¥400(サラヤ)

 

2ℓの水に小さじ1杯の洗剤を入れ、トマトを3分ほどつけ置き。溶液に大きな変化はないが、沈んだ土汚れが見える。 

 

 

 


 

 

洗剤がない場合はまず洗い方を見直して

 

 

①ボウルに野菜を入れて、流水でしっかり30秒洗い

ボウルに水道の水を流した状態で30秒さらす。流水の勢いで洗うことで、剥がれた付着物が残留農薬の付着が気に 再付着しません。残留農薬の心配が少ないネギ、ニンジン、カブは、流水洗い後にスポンジで表面をこすり洗いすれば完璧。

 

 

 

②食用の重曹を水に溶かしてつけ置き洗い

残留農薬の付着が気になる野菜は、重曹水につけ置きがオススメ。ビタミンが流れてしまうので1分以内に。ボウルに水を張り、小さじ1の重曹を溶かして1分ほどつけ置き。流水でキレイに洗い流し調理を。

 

 

 

撮影/大瀬智和 取材/半田典子

 

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