PEOPLE
器をめぐる冒険も人も、いい出逢いには共通点があり、出逢った瞬間、「仲良くなりたい」という直感が働くものです。また作り手の想いに直に触れられるのも旅の醍醐味。思い出をテーブルに並べて、出逢った器の組合わせを考える……。丁寧な暮らしがここから始まります。
松本市中央周辺にはギャラリーが集約、毎年5月を「工芸月間」とし、美術館、博物館、クラフトフェアなど企画展開催。

長野県松本市は、江戸時代に日本各地から集められた匠たちが住む城下町として栄えた町です。その後、民藝の父と呼ばれた柳宗悦が提唱した民藝運動に多くの人が賛同し、工芸品や木工、染色などの制作が行われてきました。柳宗悦は職人の手から作られた生活道具を民藝と名付けて、美術品に負けない美しさを讃え、「美は生活の中にある」と語りました。こうした歴史的背景により、松本を中心とした信州地方では日本最大のクラフト展が毎年開催され、街に活気が溢れます。ここ数年は、東京からの移住者も増え、店を構える人もいるそうです。日常の暮らしを丁寧に楽しむ。その想いが地域全体に根付いています。時間に追われる生活をしばし忘れました。

店内の奥にある工房では、寺西将樹さん、真紀子さんご夫妻がひとつひとつ丁寧に吹きガラスを制作。窓越しに射し込む光がガラスに透過し、影絵のように美しい。

オリジナルのくるみガラスは、東御市特産の胡桃の殻を燃やした灰をガラスの原料と混ぜて、溶かしたもの。どこか懐かしい淡い緑で、優しい雰囲気。

お店の2階にはカフェが併設されていて、実際にグラスやお皿、カラフェなどを手に取り、使ってみることができます。地産の胡桃を使ったケーキは奥様の手作りで美味。

真紀子さんデザインの器は、珊瑚をイメージしたデザイン。デザートや前菜などを盛ってもサマになります。各¥3,500

将樹さんデザインの金箔を施した軽やかな抹茶茶碗。¥10,000


木工作家、藤牧敬三さんのギャラリー。一歩足を踏み入れると友人のお宅にお邪魔したかのような、くつろいだ雰囲気にほっこり。椅子やテーブル、カトラリーなどが自然に空間に溶け込んで展示販売されています。

テーブル奥の栗の木のランチョンマットは手入れが簡単で拭くだけでOK。¥8,000、手前のお一人膳¥8,000、楕円の木皿¥6,000、星野リゾート界松本で使われている木の箸¥1,300

栗の木で作られたオイル仕上げのカッティングボードは、水に強く丈夫。小¥2,000、大¥5,000

栗の木で作られたスプーンは、アンモニア着色でブラウンの濃淡が生まれます。スプーン各¥1,700、木のトレイ¥3,700(サイズによって値段は変わります)


松本・中町通りに2011年にオープンしたギャラリー。「蔵の町」と呼ばれる中町で、オーナー自ら探してきた作家の作品を中心に扱っています。

女性クラフト作家「スミレ研究所」の金井三和さんの作品は、ほのぼのした優しさが特徴的。普段使いできる器や小物、ブローチなども人気。

松本でオリジナルオーダーメイド家具の製作を手掛ける「ベルカ」。カッティングボードやプレートは、無垢材のブラックチェリー、ブラックウォールナット、ブナなどの素材があります。

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撮影/中林 香 ヘア・メーク/Sai(LUGAR) スタイリスト/福田栄華 モデル/前田ゆか 取材/前田美紀
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2025年11月16日(日)23:59まで
2025年11月7日(金)23:59
2025年10月16日(木)23:59まで