後藤真希さんが39歳での写真集で実感…「お尻と腕は年々本当に手がかかる」ボディの秘訣は

発売前から高い期待を集めながら、発売するやいなやその期待を優に超えて「美しすぎる！」と話題になっている後藤真希さんの最新写真集『flos』（講談社）。「これまでの写真集は、“ここではどんな表情をすれば良いのかな？”と考えてしまうことがあったのですが、今回の写真集ではその場に行けば“こんな感じ！”と流れに任せることができて」と語るほどの自然体でありながら、大胆さも際立つ女神級の美しさを披露しています。いつまでも私たちを魅了する“ゴマキボディ”の作り方や、自身をほどく時間についてなど、39歳を迎えた今も進化し続ける美の秘密に美ST ONLINEが迫りました。

今回の写真集の撮影は、夏の韓国の済州島と、冬の山形で行われました。お気に入りのカットですか？うーん、この済州島での撮影で着た白い水着のカットとかが好きですね。白い水着は以前から憧れていたんです。プライベートでは中々着ないタイプの水着でしたね。
あとはお尻のカット！今回の写真集では背後から撮られるカットが多いのですが、お尻にフォーカスしたポージングも私の提案なんです。これまでは指示をいただいてポージングをしていましたが、今回は自分の中にあるビジョンを大切にしたので、それがより自然な表情や完成度に繋がっているんだと思います。

年齢を重ねると、お尻って本当に手がかかるんですよ。いっつも文句を言っています（笑）。とはいえ、写真集の撮影だからといって特別なことはしていません。もちろん色々したい気持ちにはなりますが、やりすぎると時に肌や体の負担になることもあるので。だからお尻に関しては、家で歯を磨いている時やゆっくりしている時にお尻に効きそうな足上げ運動をしたり、「上がれ！上がれ〜！」と言い聞かせながらボディクリームを塗ったりしたくらい。普段通りのケアをしていました。あとは、写真集とは関係なしに、月に一回の背中のセルフピーリングをしています。ピーリング剤を自分で筆で塗るんですが、慣れて今ではすっかり名人の域に（笑）。

食事制限もせず、撮影前夜でも構わず普段通りに。むしろツアーもあったので、痩せないように気を付けていました。最近はインナーケアも意識していて、ブルーベリーと、しじみのお味噌汁にハマっています。ブルーベリーには抗酸化作用があるし、しじみのオルニチンは成長ホルモンのサポートをしてくれると聞いて、サプリでも積極的に摂っています。前より寝つきが良くなったし、質の良い睡眠をとることで明らかに肌が変わってきました。疲れも取れてメンタルも安定するし、まさに最高の美容法。多忙な美ST世代にこそオススメしたいですね。

今回の写真集は「自分自身をほどく時間」をテーマに撮影しましたが、今の私にとっては、Netflixで映画やドラマを観るのが最高のリラックスタイム。最近は韓国映画『戦と乱』が私の中で大ヒット！夜観て、翌朝も観るほどハマってしまいました。いわゆる“時代モノ”が私は大好きで、その時代背景や、自在の登場人物達の系譜を辿ってみたりすると新たな発見があったり疑問が生まれたりして、リサーチすると面白いんです。『大奥』や『関ヶ原』も大好き。三谷幸喜さんの『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』にも夢中になりました。どうしても仕事に没入していると感情が凝り固まりがちなので、Netflixを見て笑って明るい気持ちになったり、感動して涙したり、感情に素直になることがストレス発散になっています。

美STは1月号から「40歳からはじまる美と私の再発見!」にキャッチコピーが変わったそうですね。私も来年40歳になりますが、停滞することなく、新たな発見や、これまで培ってきたものをアップデートしていきたいと思っています。誰しも、何もしていない時より何かをし始めた時のほうが、顔つきが活き活きとしてくるもの。でも何かをいきなり始めたり変えたりすることは大変ですよね。私が行っているのはインナーケアを中心に、運動であれストレッチであれスキンケアであれ、毎日何かをちょっとずつやるということ。その積み重ねが自分改革になって、将来の自分の自信になっていくんだと思っています。

超話題作となった前作「ramus」から３年。アーティストとして、女性として成熟し、その魅力がさらに増した今、「ramus（ラテン語で枝）」はあたたかな太陽を浴び、「flos（フロース：ラテン語で花）」を咲かせました。

充実した毎日だからこそ、深呼吸してさらに前へ。オトナだからこそ大切となる「自分自身をほどくリラックス時間」をテーマに、冬の山形と夏の韓国・済州島で撮影を敢行。
重版7刷、そして講談社の電子版写真集の歴代トップ記録を大きく塗り替え今もなおキープするなど大ヒットを遂げた前作「ramus」から、内容的にも文字通り「進化」を感じる144ページの大ボリュームの一冊になっています。

撮影／Nara(vale.)　ヘア・メイク／青山志津香　スタイリスト／山科みか　取材／キッカワ皆樹　編集／浜野彩希