PEOPLE
“エンクミ”の愛称で知られる遠藤久美子さんは、俳優やタレントとして幅広く活動しながら、プライベートでは37歳で結婚し現在では2人の男の子のママに。子育てに行き詰まったら「すぐにネットで検索します」と語る、遠藤さんの親近感溢れる子育ての流儀とは!? さらには「何でもよく話す夫婦」と評する旦那さんとの関係や、母親になったことが仕事に及ぼした影響など、知られざる一面に迫りました。
《Profile》
1978年4月8日生まれ。東京都出身。1995年、マクドナルドのCM・証明写真編で一躍脚光を浴びる。以降バラエティ番組でのレギュラー出演をきっかけに人気を博し、その後もCM、テレビドラマ、バラエティ、映画を中心に精力的に活動。1998年には歌手デビュー。『警視庁捜査一課9係』シリーズ(テレビ朝日)、『雲霧仁左衛門』シリーズ(NHK)など代表作多数。2025年に約9年振りの舞台『FOLKER』に出演。『特捜9final season』(テレビ朝日)は4月9日より毎週水曜日21時に好評放送中。
今は絶賛、7歳と5歳の男の子の子育て中です。当たり前のことですが、ちっとも思い通りにいかない(笑)。旦那さんも育児には協力的で可能な限りのことをしてくれるのですが、やはり仕事があるので極力そっちに集中できるようにしてあげたいなと思っています。とはいえ私の発想や経験値だけでは限界を感じることも。そんな時はすぐにネットで検索。例えば、息子たちがピーマンをどうしても食べなくて、無理矢理食べさせるわけにもいかない時は、「子供 ピーマン 食べない」と検索。すると同じ悩みを持ち、なおかつ打開策を見つけられた方々の成功体験がびっしり!子供は苦味を感じやすいから甘めにしたら良い、とか、細かくしてペンネグラタンに入れたら食べてくれた、とか。試してみたら大成功でした!
あとはお風呂に早く入ってほしいのに、ゲームに熱中しすぎてちっとも入ってくれない時は「お風呂入らない ゲーム中」みたいに検索すると、またびっしりと成功体験が出てくるんですよね。ゲームを取り上げたり怒鳴りつけたりするよりも効果的な声がけ法みたいなものがあって、「何してるの?」とまずは子供の世界に入るんです。すると子供が今はこうしていて、次はああする、みたいに返してくる。「そしたら次の○○が終わったらお風呂入ろっか」という流れにするとスムーズにことが運んだり。「寝る前 歯磨きしない」「はしゃいで寝ない」なんてのも検索しましたねぇ。本当に、瞬時に他の方の知恵を拝借できますから、良い時代になったなと思っています。「私はこうしてみようかな」と自分なりにアレンジするのもまた一興です。
なんて言いつつ、朝はいつも時間との戦いで余裕なくバタバタ!朝ごはんは、できあがる10分前、5分前、お皿に盛り付け時、と3回声がけしてるのになかなか食卓についてくれず、「朝ごはんって言ったでしょ!急がないと遅刻するよ!」って、検索する間もなく結局怒鳴っちゃうこともしょっちゅうですけどね(笑)。
私にとって、結婚は人生のターニングポイントだったと思います。何せ、結婚するつもりなんてなかったですから。37歳で結婚しましたが、そんな感じなので焦ったりとかも全然なくて。ですが、“お母さん”という存在、立ち位置、役割、生き方みたいなものには興味がありました。子供を産む前にお母さんの役をドラマで演じたからかもしれません。実体験がないものだから、子供を見る眼差しや、抱っこの仕方すらよくわからなくて。周りのお母さん達を見て役を掴もうとはするものの、知ろうとすればするほど別世界の人たちのように感じていました。
それが不思議な巡り合わせで、いざ自分がなってみると、今度はお母さんたちにばかり目がいくように。飲食店などでぐずっている子供をあやしているお母さんを見かけたりすると、「わかる!」「なるよねー!」って(笑)。子供が生まれてからも何度かお母さん役をいただいたのですが、その時の役では子供が高校生だったりして、「高校生にはどんな目線を向ければ?どんな距離感で寄り添うべき?」と考えたり、今後の予行演習になる経験でしたね。
2人の息子たちがそれぞれ小学校と幼稚園に入り、乳幼児期のようにつきっきりではなくなったので、私にも少し時間ができるようになりました。でも独身の頃のように1人でコンサートへ行く、とまではいかないから、近所を散歩したりテレビを見たり、最近だと土いじりをよくしますね。土を触っていると何だか元気がもらえる気がします。あとは、夫と話す時間が増えました。夜子供達が寝た後や、夫がリモートワークで家にいる時には昼間とかに。他愛もない話から相談ごとまで、本当に何でも話します。話すことで自分の中のモヤモヤが整理されてスッキリするし、コミュニケーションになっているなと感じます。そういえば産婦人科の先生にも、育児や子育て中は大人と会話することを心がけて、と言われました。子供が小さいとあまり建設的な会話が成り立たないからかもしれません。子供たちとの時間は本当にかけがえのないものですが、夫との会話は私の精神的な支えであり日々の気づきになっています。
日頃からネットやSNSに親しんではいるものの、私個人は発信をしていません。でも夫のインスタグラムにはしょっちゅう登場しています(笑)。夫は映画監督という仕事柄、俳優としての側面でも私を見ているのですが、俳優に出演オファーをする時はやはりその人が今どういう感じなのか気になるものなんだそう。髪は長いのか短いのか、以前とは違ってどんな表情をするようになったのか、とか。今や結婚してお母さんなのかとか、昔は子供っぽかったけれど今はすっかり大人の雰囲気だなとか、そこで画像を見ることがキャスティングにすごく役に立つんです。そういう意味で夫は投稿をしてくれているのですが、「単純にママが面白いからUPした」というのも!先日もママ友から「この前インスタで踊ってたよね」なんて言われたり(笑)。きっとどこよりも自然な私が写っています。自然な私は、多面的な私でもあります。「私はこう!」なんて、決めつける必要はない。「こんな変な私もいる」というギャップも楽しんでアウトプットできるのが、今という時代なのかもしれませんね。
《衣装クレジット》
シャツ¥27,500(ハウント/ハウント代官山)デニムパンツ¥23,100(レッドカード トーキョー/ゲストリスト)パンプス¥17,050(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ネックレス¥50,600(マリハ)イヤリング¥4,950(クードル/MIKIRI)リング¥25,960(バルブス/ZUTTOHOLIC)
【ショップリスト】
MIKIRI 03-5774-4205
ZUTTOHOLIC https://zuttoholic.jpn.org/
ゲストリスト 03-6869-6670
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
ハウント代官山(ゲストリスト) 03-6869-6670
マリハ 03-6459-2572
撮影/佐藤容平 ヘア・メイク/本岡明浩 スタイリスト/石橋蘭子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希
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2025年11月16日(日)23:59まで
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2025年10月16日(木)23:59まで