PEOPLE
俳優業や国際支援活動、さらには不二家の社外取締役まで務め、多忙を極める酒井美紀さん。プライベートでは15歳の男の子のママです。「息子は小学6年生くらいからずっと反抗期(笑)」と語る酒井さんの子育てのマイルールは? 家庭と仕事のバランスのとり方や、好奇心旺盛で多趣味な酒井さん流の長期的なスケジュールの組み方まで、たっぷりと明かしていただきました!
《PROFILE》
1978年2月21日生まれ。静岡県出身。1995年公開の映画『Love Letter』で俳優デビュー。日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、注目を集める。1996年には連続ドラマ『白線流し』の主人公・七倉園子を演じ、多くのファンを獲得。私生活では2008年結婚、2010年長男出産。俳優業と並行して国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンの親善大使や、不二家の社外取締役を務めるなど多方面で活躍。現在はハーマイオニー・グレンジャー役を務める舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』がTBS赤坂ACTシアターでロングラン公演中。Instagram:https://www.instagram.com/mikisakai.mua/。
20代半ばでニューヨークに留学しましたが帰国後は、俳優業と並行して国際NGOのワールド・ビジョン・ジャパンの親善大使に就任。その後プライベートでは結婚して、30歳で長男を出産しました。仕事でもプライベートでもバタバタしてしまい、実は留学以来ニューヨークには行けていないんです。たまにGoogle Earthで通っていた学校や住んでいたアパートをデジタルで訪れることが密かな楽しみです(笑)。
長男を出産後は仕事を1年ほど休んで育児に専念しました。
復帰後は、長男が小学3年生くらいになるまでは泊まりの仕事はお断りし、夕方くらいには家に帰れるようスケジュールを調整していただいて仕事をこなしていました。
小学5〜6年生くらいになると徐々にお留守番もできるようになって、私が仕事で遅くなりそうなときには母に家に来てもらったり。
中学になると私が仕事でいないのをいいことにゲームやYouTube三昧(笑)。高校生になったので今後はさらに個々の時間が増えていくんでしょうね。
反抗期ですか? もう小学6年生くらいからそんな感じです。私のことがウザいんでしょうねぇ。
今、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のロングラン公演に参加中ですが、ハリー・ポッター大好きなクセにちっとも観に来たがりませんから(笑)。
「うるせー!」なんて言われるのもしょっちゅう。もはやそこで「何よ!」と怒ることはないですね。応酬したところで終わりませんし、スルーというか見守るスタンス。
同じ土俵には立たず、「君、順調に成長をしていますね」と心のなかでこっそり思っています(笑)。でも息子も「言い過ぎたかな」と反省するのか、1時間ぐらい経つとちょっと私に気を遣う態度をとるんですよ。それでよしとして余計な茶々は入れません。
41歳のときに東洋英和女学院大学の大学院に入りました。
国際支援協力であるワールド・ビジョン・ジャパンでの活動を続けるうちに、もっと掘り下げたいことや疑問が出てきたので、それを学べる国際協力研究科へ。
それ以前に科目等履修生といって、自分がとりたい授業だけを大学の学部生に混じってとっていました。それを2年間続けたんですが、周りから「大学院へは行かないの?」と口々に聞かれたんです。
もっと学びを深めたいという気持ちはありましたが、当時はまだ子供が小学生でしたし仕事もあるので、全部をこなせる自信がありませんでした。そうしたら、本生の方から「その悩んだり、家事も仕事も勉強も頑張る姿を子供に見せたらいいんじゃない?」と言われて。
周りには、年齢や性別はさまざまですが、私と同じように子育てや仕事をしながら大学で学んでいる方々がたくさんいたんです。いろいろなアドバイスや前向きな言葉をいただき、「そうかぁ」とむくむくチャレンジしたくなって。それでその後4年間大学院に通うことになります。
やりようによっては2年での修了も可能だったのですが、家事や仕事もあるので4年間で修了する計画にしました。私が携わっているワールド・ビジョン・ジャパンが1つの地域に密着して長期的に支援をしているように、自分の目標も長期的な視点を持つようにしています。すぐに結果を出そうとすると、上手くいくものも上手くいかなくなるもの。
これは私の実体験なのですが、子供がまだ赤ちゃんの頃、なかなかごはんを食べてくれない時期があったんです。もうあたふた焦ってしまって、早く何とかしなきゃ!と追い詰められていました。そんな時に出会った料理研究家の方に言われたのが、「その日に赤ちゃんが食べなくても大丈夫!栄養バランスはその日その日ではなく、1ヶ月で見るといいですよ」と。それがすごく響いて、一喜一憂も焦りもなくなったんです。
ですから今でもそれを応用して、自分の目標もその時々の状況に左右されるのではなく、かと言って「いつか」になってしまわないよう現実的かつ長期的な計画で実行するようになりました。焦って途中で諦めてしまうのは本当にもったいないこと。やりたいことなら、やりたいと思う以上、気長にやるのがコツだと思っています。
食品メーカーの不二家の社外取締役に就任させていただいたのが2021年のことです。その前年にペコちゃんの70周年記念のアンバサダーをさせていただいたのが1つのきっかけですが、私が国際協力団体の親善大使をしていることや、大学院で学んでいる分野、不二家が企業をあげて行っているSDGsへの取り組みなど、不二家と私の間で賛同するポイントがとても多かったんです。また新たな挑戦のきっかけをいただけたことを光栄に思っています。
仕事において俳優業以外でも幅広く活動させていただいていますが、挑戦は趣味においても同じ。
6年ほど前から運動不足解消と足腰を鍛えるためにフラメンコを習い始めました。人生初の海外が17歳のときに行ったスペインなんですが、そのときから「いつかはフラメンコを」と思っていました。
どうもジムが苦手で、どうせなら自分が楽しめることをしたいじゃないですか。年齢的についていけるかな?と思ったのですが、フタを開けてみたら私よりも年上の方々が大勢! 「私でもイケるのでは!?」と素敵に勘違いしたんです(笑)。もうすぐ発表会もあるんですよ。
他の趣味だと、エジプトでの遺跡の発掘作業。2016年に番組でエジプトに行かせていただいて、そこで発掘のお手伝いをさせていただいたんです。日本の考古学の先生方とお目にかかりたくさんのお話しをお伺いするなかで古代エジプトの魅力にどんどんのめり込んでいきました。宗教観や死生観、神話に至るまで、本当に面白い。勢い余って考古調査士の2級まで取得しました。なので測量のアシスタントくらいはできるんですよ(笑)。
《衣装協力》
ワンピース¥48,400(ヴェルニカ/ヴェルニカ ルーム)サンダル¥17,600(ダイアナ/ダイアナ銀座本店)イヤリング¥9,900ゴールドバングル¥5,670シルバーバングル¥17,600左手リング各¥15,750右手リング¥8,910(すべてアビステ)
《問い合わせ先》
アビステ 03-3401-7124
ヴェルニカ ルーム 03-6323-9908
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
撮影/堺 優史(MOUSTACHE) ヘア・メイク/金澤美保(MAKEUPBOX) スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/根橋明日美
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2025年11月16日(日)23:59まで
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