PEOPLE
アイドル・俳優・演出家として、誰よりも果敢に挑戦しながら信念を貫き、ストイックにトップを走り続ける松本潤さん。鋭い眼光とピュアな笑顔を併せ持ち、40代になった今もその輝きは増すばかり。キャリア30年目を迎え、大きな人生の変化に誠実に向き合いながら、目の前の大切にするべきものは決してブレない。その真摯な胸のうちに迫りました。これまでの活動や現在主演を務めるドラマの役柄を通じ、松本さんが描く40代の未来とは。
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《Profile》
’83年東京都生まれ。’99年嵐のメンバーとしてCDデビュー。嵐のコンサート演出などプロデューサーとしても才能を発揮。’23年「どうする家康」でNHK大河ドラマ初出演初主演。主な出演作にドラマ「花より男子」シリーズ、「99.9-刑事専門弁護士」シリーズ、舞台『正三角関係』など。
超多忙だった10〜30代を言葉で表すと「派手」。表現も物作りも、一人やメンバーだけでできることってまったくなくて、周りや後ろを振り向くと膨大な数のスタッフがいて、その中で過ごしてきました。この「派手さ」を経験している人ってなかなかいないだろうし、ある種特異な人生。でもそれしか経験していないから、そうじゃない人生が良かったとも、これが良かったなとも思わない。ただ言えることは、多くの中から選択してきたという感覚ではなく、たまたま巡り合わせでそうなったぐらいにしか思ってないんです。もちろん感謝の念は常にありますが、縁あって出会った人たちがほとんど。その縁が切れないように繫ぐための努力をして、なるべく謙虚に思いやりを持ち、普段の行動で示したい。40代はそんな生き方をしたいですね。
今回演じていく中で、徳重の姿勢にもよく共感することがあるんです。彼はよく街を歩くのですが、救急車が来る場合この街は医療的にどうか、この信号は子供や老人にとって渡りやすいか、生活の中で常に人を慮る目線を持っています。そしてそれを伝えることで、人の命が救われたり、怪我が治りやすくなったり、治療に繫がる。僕も常にそういう生真面目さは持っていたいです。年齢を重ねたからそう思うのかな。
40代は人生の折り返し地点の少し手前で、空想や夢だけで終わらせる年齢じゃないから、やりたいことや伝えたいことが浮かんだら常に実現に向けて動き始めたいなと思っています。仲間作りは僕が一番大切にしていることですが、だからこそ、歌ったり踊ったりというアイドルとしての活動も、仲間である5人でやるものという感覚が僕の中にはあります。皆さんいろんな悩みも望みもあるだろうけど、年を重ねることを楽しんでいる人こそ素敵ですよね。まずは今を楽しみ、どんな状況も楽しんでいると日々が楽しくなると思います。
「観てくださった方の心が温まったり、医療に対する感覚が少し変化したら僕にとっては本望です」。
TBS系日曜劇場「19番目のカルテ」(第6話)
8月24日(日) 21:00〜放送
■あらすじ
患者は、肺がんステージ4と診断された半田辰(石橋蓮司)。
その頃、魚虎総合病院の院長室に一人の訪問者が。
『美ST』2025年9月号増刊掲載
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY) ヘア・メイク/木内真奈美(Otie) スタイリスト/丸本達彦 取材/安田真里
《衣装クレジット》
[写真1枚目]シャツ¥583,000[写真2枚目]シャツ¥231,000パンツ¥264,000(すべてGIORGIO ARMANI)その他スタイリスト私物
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