PEOPLE
前回の「LGBTQの子を持つ親」の声に大きな反響が!それを受け、美ST世代のLGBTQ+当事者に取材をしました。今回は美STライター・キッカワ皆樹にお話を伺いました。
◆LGBTQ+当事者の体験談!
お話を伺ったのは…
キッカワ皆樹(41歳・美STライター)
電子機器の営業職を経て、コールセンター職員と美STライターを兼業中。溢れるコスメ愛で新作を紹介する美化強化カレンダー連載を担当。どんなタレントさんも心を開く愛されキャラでインタビュー記事も多くこなす。昭和モダンやサブカルに精通し小説の執筆も。
べランダから宮島が見える地方都市で生まれ育ちました。私ね、幼稚園の頃から自分は周りとは違うって思ってたんですよ。完全にそうだなと思ったのは小4の頃。目が追っていくのが男の子だったんです。
なぜ彼に目が行くのか突き詰めたら後悔しそうな気がして、無理に幼馴染みの女の子を好きと思い込もうとしたりも。中学生になり体がごつごつしていくのが嫌で、どうしよう、どうしたら止まるんだろうって悩みました。
当時の地方の感覚は残酷で、偏見の目やバカにする人もいました。だから自分を「俺」と呼ぼうと決めて。でもね、初日に40℃の熱を出しちゃったんです。自分を偽るって苦しいんですよね。
大学は大阪芸大に。一人暮らしを始めて劇団にも所属し個性の強い人と関わる中で、自分を知らないといけないと感じたんです。初めて自分で自分の好き、を認めました。
お化粧に憧れがあったので勇気を出してダイエーのコスメ売場に。初めて買ったのはちふれのファンデーション。とっても心が浮き立ちました。マジョマジョのマスカラやピエヌのルージュにもときめきました。
美容雑誌に出合ったのもその頃で、すごく読み込んで、いつかこの業界で働きたいと志しました。自分の親にも伝えたくなって女性の服と化粧品を持って帰省したんですけど、いざとなったら怖気づいてしまい屋根裏に隠しました。それを見つけた母親も、何となく分かっていたのか、深くは追及しなくてありがたかったですね。
カミングアウトは特にしてこなかったですが、実はつい最近ラジオでしました。ライターのお仕事で知り合った漫画家のまんきつさんのラジオに呼んでいただいた時、話の流れでぶっちゃけたのを思いがけず家族が聞き、41歳でなりゆきのカミングアウト。
その後、姉に「やっぱりね。ラジオ聞いて皆で爆笑したのよ」って言われ安心しました。それからは母に美容の相談もされるし、実家で眉も堂々と描けるように。前はコソコソと洗面所で描いていましたから。自分の好きを自分で認められて良かったなと思います。
子供の性自認&性的指向の記事に多くの反響が

2025年3月号
「自分は女の子かも」と小5長男から、「彼女ができた」と大学生の娘からの言葉、ゲイコンテストに出る息子、それぞれの母3組の体験談に反響が寄せられました。
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年9月号掲載
取材/佐藤理保子 再構成/Bravoworks,Inc.
◆前回、反響があった「LGBTQの子を持つ親」の記事
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2025年11月16日(日)23:59まで
2024年11月16日(土)23:59まで
2025年11月16日(日)23:59まで
2025年11月7日(金)23:59
2025年10月16日(木)23:59まで