水野美紀さん“全身整形で25歳に生まれ変わる役”に挑戦！「自分の美容医療は…」

中学1年生で芸能界デビュー以降、『踊る大捜査線』シリーズ、ドラマ『女子アナ。』、『奪い愛』シリーズなど数々の話題作に出演、長年にわたって活躍し続けている水野美紀さん。現在放送中のドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか？』も話題を集めています。水野さん演じる55歳の母親が、娘の復讐を果たすために全身整形で25歳の新米ママに生まれ変わる（！）というハードな設定ですが、水野さんご自身の美容医療に対する考え方は…？さらに、「自分が一番年上」だという今の現場での振る舞い方など、共感ポイント盛りだくさんなお話をお届けします。

出演中のドラマ『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか？』はかなり設定が飛ばしていますが(笑)、現場は和気あいあいとしています。見たことがない新しいカメラが導入されていて、映像もすごくきれいなんです。そういう新しいものを取り入れながら、みんなで試行錯誤しながら、チームで協力して撮っているという感じですね。

私ももう現場が長いので、スタッフさんと出演者全員合わせても自分が一番先輩という立ち位置になることも多くて。そんな時は全体をいろいろ見回しちゃいますね。「今これが伝わってないな」「ここが滞ってるな」って思うとさりげなくフォローしたり。ドライ（事前リハーサル）をやって、一度自分の立ち位置に入ったらいちいちそこから離れないですし。カメラテストやライト調整も、私が立ち位置にいたままやったほうが早いので調整も二度手間にならない。ずっと自分の立ち位置に立って周りを見渡しながらやっています。
自分より先輩の役者さんがいらっしゃる時はもちろんその方のやり方やペースを尊重していますが、私が一番年上の時はとにかく現場が円滑にスムーズに進んで、みんながハッピーに終われることを心がけて立ち振る舞っていますね。

今回のドラマは55歳の母親が全身整形をして25歳の新米ママに生まれ変わるという荒唐無稽な(笑)設定ですが、映像化した時に見た人がちゃんと話にリアリティを持って入り込んでもらえるようにしたい。娘を失った主人公の辛さに共感してもらって、復讐を果たすところにカタルシスを感じてもらえることが一番大事だと思っています。私は整形前の母親を演じているので、しっかりかわいそうな主人公に感情移入してもらって、整形後の齊藤（京子）さんにバトンタッチできるように心がけています。

ママ友いじめを苦に自殺した娘のための復讐劇ではあるんですが、娘や孫への愛、親子の愛も描かれていて。私が最近感じた親子の愛ですか？　子どものおやつにシャインマスカットをあげると、「はい」って必ず1粒2粒は私に分けてくれるんです。そういう時に愛を感じますね。

ドラマでは全身整形をして25歳の新米ママに生まれ変わりますが、もちろんそんな過激なものではなく(笑)、美容医療については、私は適度に取り入れたいですね。なんでもやりすぎはよくないですし。
一番欲しいのは体力。元気に過ごせる体が欲しいんですよ。内臓から元気になれることをしたいので、腸活をしたり、マイヤーズカクテル点滴やニンニク注射はこまめに受けに行っています。ストレスで足がつって朝、目が覚めることがよくあるんですが、先生に相談してカクテル点滴のマグネシウムを多めに調合してもらったり。点滴の最中から視界が明るくなってすぐ効果を感じられますし、夜ぐっすり眠れます。海外から来た友達を連れて行くこともありますが、時差ボケも治ってぐっすり眠れるみたいですね。

撮影／渡邉明日香(A-1)　取材／中畑有理　編集／浜野彩希