PEOPLE
28歳で結婚し、4人の子育てを経験した桐島かれんさん。59歳になった今も変わらない体型と美貌を保つ秘訣や、手放せない美の愛用品に関してお伺いしました。
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手をかけた自宅の庭で寛ぐ桐島さん。「人は平等に年をとっていくので怖がる必要はありません。アンチではなく、ウェルエイジングでいられたら幸せだな」
《Profile》
1964年神奈川県生まれ。’86年大手化粧品会社のイメージキャラクターに起用され、以降多方面で活躍。’93年に結婚し、4人の子育てをしながら、ファッションブランド「ハウス オブ ロータス」のクリエイティブディレクターを務める。母・桐島洋子さんの自伝に加え、3人の子どもたちが母への思いを綴る『ペガサスの記憶』(小学館)が好評発売中。
この年齢になれば、鏡を見るとがっかりもするし、電車の窓に映った姿にぞっとして落ち込みもします。シミもシワもあるし、お腹に脂肪もついてきたけれど、それも自然なこと。還暦だものと、いろんなことを許しています。病気もしましたよ。肺炎や、甲状腺がんでバタフライの片方を取りました。年をとればそれも仕方がない。
エステもネイルもマッサージも苦手。ひとつの場所でじっとしていなきゃいけないことが実はストレスです。私にはいわゆる「女性らしさ」が欠如していて、そこは母から受け継いでます。それだけが残念ですね(笑)。
ただ、どんなに美しくメークして、素敵なドレスを着ていても、年齢を経ると隠せない自分の本質は出てしまうと思うんです。美しさとは本能的なものだと、私は思っています。一般的に言っても、20代は外見に一番センシティブな時期。動物の繁殖本能を考えれば、若くてふくよかで健康な子を産めることが女性の美の基準となってしまうので、本能的に選ばれるためにキレイにしようと努力をするのでしょう。
しかし、30代、40代になると美の基準が変わってきて、自分の外見を美しくすることよりも、美しいものに触れたり、囲まれていることで幸福度がアップします。美しい自然はまさに究極ですが、私にとってはホームが一番。食器や料理の盛りつけ、花を生けたりと、常に家のことを意識しています。
帰宅すると嫌なことも忘れるくらいの美しさの中に自分の身を置いていたいと思っていますね。何かの記事で読んだのですが、ノーベル賞の受賞者は、景色の美しさで知られる名所で幼少期を過ごしている人が多いそうです。美しいものにはパワーが宿っています。だから、私は美しいものを自分に引き寄せようと、いつも探し求めているんです。
ハウス オブ ロータスのアンティークフェア用に買いつけたヴィンテージの手鏡は、パウダールームの洗面台が定位置。外した指輪やピアスを置くと、キラキラして癒されます。
お香を香炉で焚くようになったのは、結婚して京都の骨董店でお気に入りを見つけてから。伽藍、白檀、沈香など和の香りが好み。来客前には必ず、夫も毎朝仏前に香を焚きます。
高校生の頃、母と初めて訪れた中国・上海のお土産もの屋さんで出合ったスワトウ刺繍のハンカチ。びっちりと刺繍された繊細な美しさに感激して以来、大切なときに使います。
海外に行く楽しみのひとつは、工芸品や手仕事を連れて帰ること。インド、韓国、ウィーンなどで惹かれて手に取るうち、ポーチがいっぱいに。旅先ではカメラを入れることも。
母が「40代は収穫期」と言っていましたが、まさに20代、30代で撒いてきた種が実った時期。子育てもそろそろ落ち着いて、仕事モードに切り替えはじめた頃。全力でハウス オブ ロータスをパワーアップさせていました。左は40代前半、右は48歳のときで、長女と次女と。
《衣装クレジット》
ワンピース¥79,200/ハウス オブ ロータス
2023年『美ST』11月号掲載
撮影/湯本浩貴 取材・文/安田真里 編集/和田紀子
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