中谷美紀さん（48歳）変わらぬスリム体型の秘訣「顔だけ痩せて貧素にならないように…」

女優として輝かしいキャリアを1歩1歩積み上げ、トップランナーとして絶え間なく演じ続ける一方でオーストリアでの暮らしを存分に楽しみ、健やかな幸福感に満ち溢れています。知性的でミステリアスな雰囲気ながら、実はとてもチャーミング！そんな色とりどりのオーラを纏った中谷美紀さんに夢が叶う方法を伺いました。

オーストリアでは冬の訪れとともに街中がクリスマスモードになります。何より驚いたのがもみの木の市が立つんです。家族総出で買いに来て、さらにザルツブルグの山の方になりますと、雪降る森の中、もみの木を切って担いで歩いている方をお見かけします。なんてチャーミングなんだろうと。私も昨年は家の裏の牧場で育てている小さなもみの木を譲っていただいて飾りました。

放送中のドラマ「ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜」の撮影を全う次第自宅に戻り、26日はベルリンで夫の所属するPHILHARMONIXのコンサートを楽しむ予定です。まもなく最終回の今作では12年ぶりに大沢たかおさんと共演し、見たことないコミカルな大沢さんと楽しく演じております。

今年は年頭から映画の公開、ドラマの放送、NYでの舞台と続き、多忙に過ごしました。だから体調管理の一環である糖質制限もさらに磨きをかけております。

実は自己血糖測定器リブレを装着し始め、自己判断でOKにしていた糖質もダメと判明し、玄米もNGに。でも炭水化物を食べることができない分、牛ヒレステーキなどお肉をためらうことなく思い切りいただきます。ある書籍で満腹中枢に働きかけるたんぱく質を最初に食べると無駄なものを食べなくて済むと知り、それを実践。糖質はキャベツや玉ねぎにも含まれ、極力一食当たり20g以内に収めるのが理想ですが難しいですね。カレーが食べたくなるとマンナンライスとカリフラワーライスを混ぜて代用。私、それで十分幸せなんですよ。もちろん白米のツヤッとした炊きたての美味しさは知っていますが、それによって体調が悪くなるより、糖質制限のお陰で糖化はせず、老化が緩慢だと思えているので、苦しいとは感じないです。

我慢ばかりではなく、スイーツも良くできたものがあり、羅漢果やエリスリトールを砂糖代わりにしたプリンを糖質制限.comで毎週取り寄せるのが楽しみです。こんなに美味しいスイーツを食べられるなんて幸せ！

10数年前に始めた頃から考えると、時代は変わりましたね。でも、グラスフェッドのバターやオーストリア名物のウィンナーシュニッツェルなど、毎日美味しいものをたくさん食べて、コロナ禍で少々体重が増えてしまい、オーストリアで脂肪冷却施術クールスカルプティングに挑戦。そもそもハーバード大学の研究でアイスを食べるお子さんにえくぼができることから着想を得、冷却は他の組織を破壊せず脂肪細胞だけを破壊することが証明されたとか。この施術を3回受け、部分痩せには効果てきめんと実感しました。

この年齢で食べる量を減らしてしまうと顔だけ痩せて貧素な印象になりますものね。同時にダイエット効果が高い緑茶と納豆も頻繁に。海外のダイエット雑誌にも載っているくらいで、納豆は近所のパン屋さんに並んでいるんですよ。普通に美味しくて、白くなるまで混ぜて、アボカド、温泉卵、ゴマ、オリーブ油も混ぜていただいてます。お陰で健康的に体重も戻りました。そんな毎日の小さな喜びや幸せを味わいながら、日々豊かに暮らしています。

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2023年12月発売『美ST』2月号掲載
撮影／柴田フミコ　ヘア・メイク／下田英里　スタイリスト／岡部美穂　ネイリスト／川村倫子　取材／安田真里　プロップスタイリスト／尾崎愛　編集／漢那美由紀