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【奇跡のアラ還・君島十和子さん】の久しぶりに感動したおすすめスポットとは?

かねてから気になっていた香りを求めて、十和子さんが南仏とパリを巡る旅に出掛けてきました。十和子さんの細胞を活性化し、刺激をもたらした香りの原点は南仏に。世界初取材となるその香りの故郷を訪れました。

太陽の恵み溢れるレモンの街マントンで、鮮彩の洗礼を

紺碧の海と真っ青な空が眩しすぎる憧憬の地、南仏は久しぶり

美容家・君島十和子さん

飛行機から降り立った瞬間、こんなに気分が高揚する地は南仏以外にはないかなって毎回感じます。空の色、太陽の眩しさ、紺碧の海、目に飛び込んでくるパームツリーなど、リラックス要素120%で、たちまち安らぎモードがスイッチオン。また18世紀の終わりからグラース近郊では香水が主要産業、薫り高い花々が現在も生産され、芳しい街として世界的に有名ですが、今回はその本拠地への世界初潜入取材で香りの原点に触れられることに!自分だけの香り探しって恋人に出会うかのようにドキドキします。

フランスの南東国境、年間316日ほぼ晴れ続き、その穏やかな気候を求めて昔からバカンスのメッカとして栄えたマントン。14世紀から続く甘いレモンの栽培も、現在では年間40トンに。

ホテルはコートダジュール山中に佇むリゾート、サンカッシアン湖近くの Terre Blanche Hotel Spa GolfResort。部屋はすべてコテージタイプなのでカートで移動します。また広大なゴルフ場を備え、敷地内は緑と花が咲き乱れて、まるで南仏プロヴァンスのセカンドハウスに滞在しているかのよう。

いつも通り地中海の碧い海とそよ風に再会すると自分自身も開放されて

地中海とアルプスに囲まれたフランスで最も温暖な街マントンは、亜熱帯気候の恩恵を受けた野菜やレモンがマルシェに所狭し。「食べてみたくなる色濃いお野菜や柑橘類ばかり」と十和子さん。

食材は絵の具と語る仏ミシュランガイド初の外国人三ツ星シェフ、コラグレコのミラズールに

「世界のベストレストラン50」で1位に輝くマウロ・コラグレコシェフのミラズールは2019年にはミシュラン三ツ星を獲得。野菜は日本の福岡正信氏の自然農法に感銘を受け、太陽や月の運行に合わせて農作業を行うビオディナミに。’23年10月には、大手町にCYCLEをオープン。

香水は自分のアイデンティティーの一部、選んだのは自信がもらえるマリア・ペレーヨのレ・エッセンス

アナリズ・クレモナCEOに施設内を案内して頂きました。アンリ・ジャックの世界観は、ディレクターのクリストフ・トレメール氏の卓越した美意識により隅々まで表現されています。

懐かしい香りにも出会えたアンリ・ジャックで

数百の香りを重ね合わせて造られたアンリ・ジャックの名品達。眺めているだけでも高揚感が抑えられない香りの集合体。受け身なのに元気になれる香りパワーは究極の若返りサプリ効果。

世界中のセレブリティを虜にする香料濃度約100%の希少な香り造りを世界初潜入取材!

世界初取材となったアンリ・ジャックのラボラトリーはコートダジュール空港から車で約一時間。CEOのアナリズ・クレモナ氏がラボラトリーを案内してくださいました。約1000種類の天然香料が並ぶ調香室は、アンリ・ジャックの核とも言える拠点。特に金と同等の価値があると言われるアンバーグリス、最も古い歴史があるフランキンセンス、アイリス、ベンゾインなど貴重な香料が適切な温度で保管されています。調香時の誤差は0.03ml以内、レシピに沿って正確に調香されている様子を目の当たりに見学させて頂き「更にアンリ・ジャックへの憧憬の念が絶えません」と十和子さん。

また作業室では全て職人による専用の手作業でボトル詰めから包装までを仕上げ、完成時は機械と五人の鼻で最終チェックを行います。ラボラトリーの隣では、43ヘクタールの薔薇園を6世代続く薔薇のスペシャリストが管理をしています。一切機械化されていない手作りの香りは大切に大切に、世界中へと飛び立ちます。十和子さんが選んだ香りはマリア・ペレーヨ。「今回の渡仏は刺激と発見の連続。香りと更に真摯に向き合っていきたいですね。

非常に高価なアンバーグリスはマッコウクジラの体内で作られた結石。アンリ・ジャックではすべての香りに使用。少量で香水全体の香りを引き立たせ長持ちさせます。濃度約100%の香水造りは1日50個が限界。

撮影/新村真理、Willy 取材/中郷裕美 編集/桐野安子

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