【お笑い芸人・小林アナさん42歳】60人以上と付き合ってたどり着いた交際の条件とは？

年齢を重ねると、恋愛や結婚の理想と現実について痛感したり、ただ一緒にいることのハードルが上がってしまったり。大人の恋は若い頃とはまた違う、覚悟や決意が必要なもの。今回は、お笑い芸人の小林アナさんの“最後の恋”について聞いてみました。

「部屋でスマホゲームをしている時間が何よりも楽しい」と言う彼。2人、一緒にいるときはいつもどこかが触れ合って。

交際開始は2回目のデートで。「ウチでワールドカップの試合観る？」と彼が誘い、アナさんは内心ガッツポーズで「どういうつもりで誘ってるの？」とナイスパス、見事に告白ゴールを獲得しました。出会ったのはマッチングアプリ。「10代から数えて60人以上と付き合いました。恋愛猛者と思われるかもしれませんが、その分傷つきも。毎回泣きながら自分と向き合った結果、相手に求めるものがシンプルになりました」。その条件は“高身長でイケメン”オンリー。

「お金のことは自分が頑張ればいいだけ。依存や妥協、我慢はイヤ。体裁のための結婚にも興味はゼロ。好きでいられる人、それだけが大事だとアラフォーになってわかって楽になれました」。そんなアナさんに彼も「年上だけど若く見えるし可愛い！」と一目惚れ。「居心地がいいんです。ただ僕が仕事で遅くなると毎回『浮気してきたの？』と聞いてくる頻度は減らしてもらえたら。まあ、真っ直ぐな愛情表現も可愛いんですけど」と苦笑しつつ「このままいい関係を築いていければ結婚したい」と言う彼に「えっ、初めて聞いた！」と顔を輝かせるアナさん。「でも、自分の人生は結局自分の足で立つのが大事。結婚してどうこう、は二の次じゃないかな。結果的にそうなれたらいい、それだけです」。傷つくたびに自分を問い直し続けて得た強さがあるからこそ、運命の恋が手に入ったのかもしれません。

2024年『美ST』3月号掲載
撮影／吉澤健太、峠 雄三、須藤敬一、中島 洸　ヘア・メーク／久保フユミ（ROI）〈小林さん分〉  取材／安田真里、柏崎恵理、山田正美　編集／漢那美由紀