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【笑顔を悪用する人って!?】見抜き方を研究者が解説

せっかく笑顔の作り方をマスターしたのに、悪口を隠すオブラートとしての般若系笑顔や心を悟られない仮面としてのピエロ系笑顔など、笑顔を悪用してしまっている人もいます。そんな人の根源にあるものって何なんでしょう。笑顔研究者の菅原 徹先生に聞いてみました!

笑顔研究者の分析「笑顔の悪用の根源は〝やましさ〟です」

やましいことを隠そうとする詐欺タイプの笑顔

相手を騙そうとして笑顔になる人が。見抜き方は、笑顔が出るタイミングを見極めること。タイミングが明らかにおかしいか、ずっと笑っているのは何か意図や狙いを隠そうとしているサインです。

自己肯定感の低さから笑い続ける人もいます

騙す目的でなく、怒りや悲しみなどの感情を相手に出せない人もずっと笑顔になる傾向。自己肯定感の低さからくるもので、恐怖を悟られたくない、心の内を見せるのが怖いという感情からの笑顔。

根っこに楽しい気持ちがあれば作り笑顔でもOK

作り笑顔でも、心の奥底に楽しい気持ちがあるなら良い笑顔。笑顔の花が咲くといいますが咲くためには種が必要。それにはワクワク感が大事な内発的動機づけです。外発的動機づけは笑顔の花も即枯れます。

笑顔は技術だけど意思であり作法

笑顔は自分一人では作れないもの、自分の笑顔を見て相手も笑顔になることが醍醐味。その逆もしかりです。楽しいという感情や意思を伝える作法が笑顔なので、それ以外の笑顔は本来の役割を果たしていません!

教えてくれたのは……

菅原 徹先生 スマイルサイエンス学会 代表理事

感性形成を目指した笑顔の仕組みと創出に関する研究、生体計測や感性評価、美と健康の科学、人間環境デザイン心理学などに従事。

取材/門脇才知有 編集/桐野安子 イラスト/イラストAC

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