PEOPLE
「南アルプスの天然水」のCMや映画『高校教師』の演技で大注目を浴びた女優・遠山景織子さん。女優として多忙を極める中、26歳で妊娠、出産という大きなターニングポイントが遠山さんに訪れます。当時のことを振り返りながら「子供を出産したことは、私の中でこれ以上なく大きなことでした」と話す一方で、「無責任だったと思う」とも語ったその思いとは?マイナスからのスタートだったという女優業への復帰について、さらに今22歳となった息子さんとの付き合い方について、美ST ONLINEでたっぷりとおうかがいしました!
◆遠山景織子さんのデビュー秘話振り返りはこちら
《Profile》
1975年5月16日生まれ、東京都出身。1992年「南アルプスの天然水」の初代CMガールに起用され注目を集める。1993年に映画『高校教師』でヒロインに抜擢され、日本アカデミー新人賞など多数受賞。以後、多数のドラマ、映画、舞台に出演。また、バラエティ番組『笑う犬の生活』(フジテレビ)では、コントにも挑戦し人気を博す。お弁当レシピを紹介する著書『遠山さんちの明日のお弁当』(竹書房)を出版するなど多方面で活躍。
ドラマや映画、バラエティと、とにかく忙しい20代前半でした。睡眠もろくにとれなくて、移動などの合間に一瞬だけ寝るような状態。セリフも憶えられないくらいに、もうパンパンだったんです。だけど少しも辛くはありませんでした。『笑う犬』では1日に5、6本ものコントを撮影していましたが、ひとりではないし、役者仲間やスタッフさん達と同じ方向を目指してもの作りをするのが楽しくて仕方がなかったんです。睡眠時間が少ないというだけで、また明日になればこの楽しい瞬間が待っていると思うと頑張れました。
そんな中、26歳で妊娠。芸能活動の休業を経験しました。今だから思いますが、無責任だったな、と。子供ができたことではなくて、レギュラーで出させていただいている番組がある中で、自分ひとりが抜けてしまうことが、ですね。番組の皆さんは妊娠したことをもちろん祝福してくれましたが、その後私の代わりを探さないといけないわけで…。とても迷惑をかけてしまいましたし、私の中で学びになりました。
もうひとつ学んだことがあります。それは、休業する前にいた居場所にもう一度戻ることの難しさ。私自身は誰にも真似できない存在感ある女優でありたいと強く思っていますが、移ろいやすい芸能界で、私の代わりはいくらでもいるというのが現実なんです。挫折と言うと大袈裟ですが、前と同じリズムで仕事をするのは難しいと感じましたね。
シングルマザーとして息子を出産しましたが、女優を引退しようとは全く思いませんでした。あの当時は実家に戻り、家族に助けてもらいながら育児と仕事を両立する日々。マイナスからでも良いから、もう一度立ち上がるんだという思いでした。一段ずつ階段を上がっていくように、元いた場所ではなくても、上がれている実感を求めていたんです。「上がれているかな?いや、まだだな」という、自問自答の繰り返しでした。
息子が生まれて育児に専念するようになりましたが、つくづく、息子に育ててもらった期間だったと思います。シングルマザーとして息子を育てることに決めたのですが、ひとりではとても無理で、その頃は実家に戻っていたんです。仕事が入れば母や周りの人に見てもらったり、地方での仕事ならもはや任せっきり。本当に感謝しています。ひとりだととても乗り越えられませんでした。
そんな息子ももう22歳。仲ですか?めちゃくちゃ良いです!息子も私も古着が大好きで、一緒に買い物に行ったりします。飲みにも行くし、ライブに行ったりも。「チケットとれたから一緒に行こう!」と誘われて、夜通し騒いで始発で帰ってくる、なんてこともありました。
子育てのモットーというと大袈裟だけれど、息子には彼が小さな時から、隠しごとをしないで何でも話すことを心がけています。息子の方も今やってみたいことだったり、話題の音楽や面白いYouTubeとかを教えてくれたり、何でも話してくれますね。もちろん彼女を紹介してくれたこともありますよ。「ママはいい人いないの?」なんて訊いてくるんですけど、こればっかりはね、中々いいご縁がなくて(笑)。もちろん人生のパートナーがいれば素敵だと思いますが、私、ひとりでいるのが全然寂しくないんですよ。ひとりでお酒を飲みながら料理している時なんて、とっても幸せを感じます。
その日にあったほんの些細なことでも息子とは話しますし、「そういう言い方は良くないよね」とか、感じたことなども全部オープンにしています。それはもしかしたら私が母親でもあり、父親としての役割もしなければという思いがあったからかもしれません。子供扱いはしなかったし、普通なら、「それはお父さんに訊いて」というように誰かに答えを委ねられるところを、全て私が息子の相手をする必要がありました。
そのことに心細さを感じなかったと言えば嘘になります。男の人がいてくれたら、と思うことは何度もありました。なので、わからないことは周りの男友達に聞いたりして、随分助けてもらいました。そのうえで、今息子と仲良くいられることが本当にありがたいと思っています。息子もそれを感じてくれているのか、「僕、反抗期ってなかったよね」なんて言うんです。…思春期に私に素っ気なかったこと、ありますけどね(笑)。
《衣装クレジット》
ジャケット¥31,000 チューブトップ¥8,000 パンツ¥15,000(すべてバナナ・リパブリック)靴¥17,600(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ピアス¥14,700 チョーカー¥4,860 ブレスレット¥9,990 リング¥9,720(すべてアビステ
【お問い合わせ先】
アビステ 03-3401-7124
ダイアナ 銀座本店 03-3573-4005
バナナ・リパブリック br_info@bananarepublic.jp
撮影/鈴木章太 ヘア・メイク/KIKKU(Chrysanthemum) スタイリスト/中村智香子 取材/キッカワ皆樹 編集/浜野彩希
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