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第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、全国20~60代男女を対象に「理想の肌に関する意識調査」を行いました。調査の結果、理想の肌のイメージを持つものの、現状とのギャップを感じている人が多く、約8割という結果になりました。本調査結果を受けて、しみケア領域に携わる第一三共ヘルスケアの研究員が、理想の肌に近づくためのポイントを解説します。
TOPIC 1 マスク着脱における顔の印象
◆約8割が今後もマスク着用の意向あり。約4割は感染対策以外の目的で着用。
◆女性の6割は「化粧をしていないことを隠すため」にマスクを着用。
TOPIC 2 自分の肌と理想の肌とのギャップ
◆約8割が自分の肌と理想の肌にギャップを感じている。
◆理想の肌とのギャップを感じる瞬間は、「明るい部屋で見たとき」が41.9%でトップに。
TOPIC 3 自分の肌に関する実態
◆約7割が今の自分の素肌に満足していない。
◆肌の気になるところ1位は「しみ・そばかす」(46.7%)、2位「毛穴」(39.0%)、3位「しわ」(35.8%)。
TOPIC 4 理想の肌に関する実態
◆約6割が理想とする肌のイメージを持っている。
◆理想とする肌のイメージにおいて最も必要な要素は「透明感」。
第一三共ヘルスケア研究員が解説 ~透明感のある肌に近づくためのスキンケア~
・実施時期:2022年9月26日(月)~28日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国20~60代の男女600人(性年代別均等割付)
※図の構成比(%)は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計が必ずしも100%にならない場合があります。
TOPIC 1 マスク着脱における顔の印象
◆約8割が今後もマスク着用の意向あり。約4割は感染対策以外の目的で着用。
マスクの着用ルールが緩和された場合の、外出時におけるマスク着用意向について聞いたところ、約8割(76.7%)の男女が「マスクの着用意向がある(週1~2日程度以上)」ことが明らかになりました【図表1】。男性よりも女性の着用意向が高く、特に女性では20代で最も継続意向が高い(88.3%)ことが分かりました【図表2】。
また、約4割(41.5%)が感染対策以外の目的でマスクを着用していると回答しています【図表3】。
◆女性の6割は「化粧をしていないことを隠すため」にマスクを着用。
図表3で「感染対策以外の目的でマスクを着用している」と回答した人に対して、マスクの着用目的について聞いたところ、女性では「化粧をしてないことを隠すことができるため」(60.3%)が最も多い回答となりました。また、男性では「エチケットやマナーのため」(46.2%)が最も多く、2番目に多い理由は「髭を剃っていないことを隠すことができるため」(30.6%)でした【図表4】。
TOPIC 2 自分の肌と理想の肌とのギャップ
◆約8割が自分の肌と理想の肌にギャップを感じている。
◆理想の肌とのギャップを感じる瞬間は、「明るい部屋で見たとき」が41.9%でトップに。
自分の肌と理想の肌におけるギャップの有無を聞いたところ、約8割(78.4%)の男女が「ギャップを感じる(非常に感じる+どちらかといえば感じる)」と回答しました【図表5】。
また、理想の肌とのギャップを感じる瞬間は、「明るい部屋で見たとき」(41.9%)、「マスクを外して鏡を見たとき」(41.7%)、「他人の肌と見比べたとき」(26.6%)の順に多い結果となりました【図表6】。
TOPIC 3 自分の肌に関する実態
◆約7割が今の自分の素肌に満足していない。
◆肌の気になるところ1位は「しみ・そばかす」、2位「毛穴」、3位「しわ」。
今の自分の素肌に満足しているか聞いたところ、約7割(69.1%)の男女が「満足していない(満足していない+非常に満足していない)」と回答しました【図表7】。また、今の自分の肌で気になるところは、「しみ・そばかす」(46.7%)が最も多い結果となりました【図表8】。
TOPIC 4 理想の肌に関する実態
◆約6割が理想とする肌のイメージを持っている。
◆理想とする肌のイメージにおいて最も必要な要素は「透明感」。
理想とする肌のイメージについて聞いたところ、約6割(59.7%)の男女が理想とする肌のイメージが「ある」と回答しました【図表9】。また、理想とする肌のイメージにおいて最も必要な要素として、「透明感がある」(41.9%)ことを求めていることが分かりました【図表10】。
◆理想の肌である「透明感のある肌」とは、「明るく、色ムラが少ない肌」。
当社では、研究の結果、「透明感のある肌」とは「明るく、色ムラが少ない肌」であると結論づけました。透明感があると評価された肌画像を見てみると、にきび跡や赤み、しみ、目立つ毛穴などの色ムラの原因となるような肌トラブルのない均一な肌をしていました。つまり、「透明感のある肌」は、そういった肌トラブルのない状態のことでもあり、自然と、生活者の方々が目指したい肌状態を表現した言葉になっていると想像します。
◆「透明感のある肌」になるためにはUVケアが重要。古い角層をためないスキンケアを。
まずは、しみやしみ予備軍などを作らないためのUVケアが重要と考えます。秋や冬でも紫外線は降り注いでいますので、UVケアを怠らないよう注意が必要です。また、古い角層がたまると肌がくすみがちになりますので、丁寧な洗顔と、その後のしっかりとした保湿ケアによって肌の角層を潤し、皮膚の新陳代謝を良好にすることが大切だと考えています。
◆肌の乾燥を感じたら、男性・女性ともに油分を補う冬のスキンケアにシフトチェンジ。
夏・秋のスキンケアから冬のスキンケアにシフトチェンジし、油分を補うようなケアを追加すると良いでしょう。特に冬場は、乾燥の刺激に加え、寒暖差の刺激も加わり、肌が常に何かしらの刺激を受けて弱い炎症を起こしている可能性もあり、肌あれなどのトラブルが起こることもあります。抗炎症成分も配合されているスキンケア製品でケアすることもおすすめです。また、男性の肌は、女性に比べるとバリア機能が低下している方が多く見受けられます。日常は化粧水のみで過ごしている方も、乾燥が感じられるようになったら、ぜひ乳液や乳化タイプのジェルなどの油分が含まれたスキンケア製品をお試しください。
第一三共ヘルスケア株式会社
研究開発部 研究センター しみケア領域担当 辻 恵子
プロフィール
しみケアの総合ブランドであるトランシーノなどの研究開発に携わる。
現在は皮膚研究の知見を生かし、スキンケア製品全般の安全性・有用性に関する研究を担当。
近年、女性のスキンケアへの意識は多様化しており、透明感のある肌は理想の肌質の一つといわれています。透明感のある肌について、さまざまな研究がなされているものの、どの要素が最も人の感覚に紐付いているのか一概に表現できず、これまで官能評価などの主観的な評価が主でした。
そこで、第一三共ヘルスケアでは2020年、「一般女性が感じる透明感のある肌」という点に重きを置き、肌の画像解析を用いて、透明感の官能評価との関係性を解析することで、客観的に評価できる評価手法の構築を試みました。その結果、「輝度が高いこと」、さらに「黄みのばらつきが小さいこと」が、人が感じる肌の透明感に大きな影響を与えているとの結論に至りました。黄みのばらつきは、色ムラと解釈できることから、人が感じる「透明感のある肌」とは、輝度が高く、色ムラが少ない肌であることと結論づけることができました。
こうして、以前は主観的にしか評価できなかった「透明感」を数値で客観的に評価することができるようになり、「人が感じる透明感」の向上を目指したスキンケア製品の開発へとつながっています。
■詳細はこちら
【ニュースリリース】
科学的根拠に基づく評価方法の確立に向けて、「肌の透明感」について客観的評価方法を開発
(https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/content/000104199.pdf)
第一三共株式会社が創製したトラネキサム酸に、抗炎症作用などのほか、しみの一種である「肝斑」に効果があることに着目。肝斑に対する効能・効果が認められた日本で唯一*1のOTC医薬品として、トラネキサム酸を有効成分とする内服薬「トランシーノ」を2007年に発売し、しみ(肝斑)のケアに革新をもたらしました。現在、トランシーノブランドは内服薬と薬用スキンケアを取りそろえ、しみの悩みを体の内側と外側から総合的にケア*2できるブランドとして展開しています。
*1 OTC医薬品として(2022年10月現在) *2 トランシーノ薬用クリアクレンジングn、同クリアウォッシュ・クリアウォッシュEX、同UVパウダーnを除く
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