業界初（※1）、コーセーがマスバランスアプローチによるバイオマスプラスチックを化粧品容器に採用

　株式会社コーセー（本社：東京都中央区、代表取締役社長：小林 一俊）は、伊藤忠プラスチックス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：林 英範）が取り扱うマスバランスアプローチ（※2）によるバイオマスPP（※3）を、化粧品容器に業界で初めて採用し、まずは2022年12月1日発売予定の「雪肌精 クリアウェルネス オーバーナイト クリーム」の容器で展開していきます。
（※1）日本国内の化粧品業界において（伊藤忠プラスチックス調べ）　（※2） 資料末尾「マスバランスアプローチとは」参照　　
（※3）原料として植物油などの再生可能な有機資源を使用するポリプロピレンの略称

　当社グループは、サステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を2020年4月に発表し、そのテーマのひとつとして「事業活動全体での環境負荷低減」を掲げ、環境負荷の低いプラスチック素材容器の採用やCO2排出量削減などに取り組んでいます。

　その一環として、当社を代表するスキンケアブランドであり、サステナビリティ推進活動を牽引する『雪肌精』の「雪肌精 クリアウェルネス オーバーナイト クリーム」の容器（※4）の一部(内容器)に、伊藤忠プラスチックス株式会社が取り扱うマスバランスアプローチによるバイオマスグレード（※5）を採用します。マスバランスアプローチによるバイオマスPPの化粧品容器への採用は、日本の化粧品業界で初めての取り組みです。商品のライフサイクル全体でのCO2排出量の削減に貢献します。今後は、同ブランド内の他商品にも採用を拡大していく予定です。
（※4）製造：吉田コスメワークス株式会社　（※5）製造：SK geo centric Co.,Ltd.(韓国）　

　今後もグループ全体で、よりよい未来を見据えた新たな価値づくりの視点から、持続可能な社会の実現を目指し、「コーセー サステナビリティ プラン」の実現に取り組むことで、企業メッセージ「美しい知恵 人へ、地球へ。」を実践してまいります。

マスバランスアプローチとは

　「原料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料（例：バイオマス由来原料）がそうでない原料（例：石油由来原料）と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。（※6）」
　例えば、原料に１割のバイオマス由来原料を投入すれば、1割の製品が100%バイオマスプラスチックとみなされます。
（※6）環境省バイオプラスチック導入ロードマップより

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ