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《開発の背景》
ファンデーションには様々な剤型があり、使用感や仕上がりなどそれぞれ異なる特徴をもちます。資生堂が行った調査によると、リキッドファンデーションの使用者はパウダリーファンデーションの使用者よりも高いカバー力を求めているにも関わらず、同時にパウダーファンデーションの使用者以上に、自然な仕上がりになることを求めていることが分かりました※1。カバー力を高めるためには、カバー粉末や凹凸補正パウダーの配合量を増やすことが有効ですが、粉っぽく、ナチュラルさが損なわれるため、カバー力と自然な仕上がりを両立することは困難とされていました。
資生堂ではこれまでにも、単純にカバー粉末の配合量を増やすだけではなく、新規粉末の開発や、最適な粉末の組み合わせの探索、塗布膜を薄く均一にする調整など、カバー力と自然な仕上がりを両立するための研究を進めてきましたが、今回更に高いレベルでの両立を目指して新たなアプローチを探索しました。
※1 資生堂調べ「定量調査意識踏査」 (2018年6月) リキッドファンデーション・パウダリーファンデーション使用者 n=2000
《本技術の開発》
今回、高いカバー力を持つ固形コンシーラーをヒントに、新しいアプローチでカバー力の向上を試みました。固形コンシーラーには密着成分が配合されており、肌にしっかりとカバー粉末が密着し続けることで高いカバー力を発揮しています。この密着成分は室温で固まる性質があるため、固形製品のつなぎとして用いられてきました。固形コンシーラーにはこの密着成分を一度高温の油分に溶かしてから配合していましたが、今回はこの密着成分を粉末状にしてリキッドファンデーションへ配合する新処方を開発しました。また、この粉末状の”密着粉末”は半透明で不定形であることから、一般的な凹凸補正パウダーよりも肌との親和性が高く、白浮きせず肌の凹凸に隙間なく密着して表面を整える効果も期待できることが分かりました。

しかし、”密着粉末”の配合により高いカバー効果を出すことに成功したものの、密着力の高さが原因で顔全体へ均一になめらかに塗布することが難しくなり、カバー力も高すぎるが故にナチュラルさが失われてしまいました。そこで次に、柔らかく伸びて肌にフィットし、自然に肌を美しく見せるストッキングの網目状の構造に着目しました。今回、なめらかな感触と肌なじみのよい効果を持つジェリー状ペーストと密着粉末を組み合わせることで、使用感と密着度をコントロールすることに成功し、意図的に網目状の構造をつくりだすことで、カバー力を維持しながら自然な仕上がりにすることに成功しました。

これまでリキッドファンデーションに使われてこなかった固形コンシーラーの技術の応用や、ストッキングのように化粧品以外のものから得た発想による新たなアプローチで、従来のベースメイクアップの課題であった、優れたカバー力と自然な仕上がりを高いレベルで両立する新しいリキッドファンデーションの開発に成功しました。今後も資生堂は、「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD」の実現に向けて”多様な知と人の融合”により新たなイノベーションを創出していきます。
▼ ニュースリリース
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002859&rt_pr=trf52
▼ 資生堂グループ企業情報サイト
https://corp.shiseido.com/?rt_pr=trf52
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