SKINCARE

「ビタミンB」「ビタミンC」「ビタミンD」の違いを皮膚科医に聞いてみたら…

暑さは落ち着いてきたのに、顔はどんより。猛暑の夏が終わるとシミやくすみ、シワがどっと出てきますよね。肌の回復力が落ちている美ST世代。外からのお手入れはもちろん、インナーケアも併用してお疲れ感を払拭しましょう!

インナーケアで目指すは「お疲れ感ゼロ顔」

“猛暑で疲れ切った美ST世代の肌に、いま取り入れたい成分は?”

夏は紫外線や汗による肌への刺激、エアコンによる乾燥などで肌はかなりのダメージを受けています。しかも美ST世代は創傷治癒力を発揮する女性ホルモンが減少しているので、炎症が起きた肌の修復が追いつかず“バリア機能”が弱まっています。これが急に老け込んで見える原因です。

バリア機能を強化するには、肌の潤いやハリを保ち、外部刺激から肌を守るセラミドを増やすこと。肌の水分力を高めるヒアルロン酸、ハリを強化するコラーゲンを摂るのも手。さらにビタミン類を摂って、炎症で乱れた肌のターンオーバーを正常化することも重要です。

夏枯れ肌におすすめの主な成分

【ビタミンB群】
肌の修復を促してくれる成分。肌のターンオーバーを活性化させ、健康な肌に導きます。
【ビタミンC】
紫外線によるメラニンの合成を抑え、黒化メラニンを戻す作用でシミができにくく。
【ビタミンD】
抗酸化作用があり、肌の炎症を抑える働きがある他、ターンオーバーを促進する効果も。
【ビタミンE】
若返りのビタミンとも呼ばれる成分。血行を促進し、新陳代謝をサポートします。
【セラミド】
角層のうるおい成分。細胞間にある水分を抱え込みながら細胞の結合を強める働きが。
【コラーゲン】
皮膚の真皮層にある線維状のタンパク質。肌の骨格となりハリと弾力を保つ働きが。
【ヒアルロン酸】
コラーゲン線維の隙間で水分を抱え、皮膚再生の足場に。肌の潤いやハリを維持します。

服用を始める前に知りたいQ&A

Q.複数のサプリを飲んでもいいの?
A.飲み合わせ次第でOKだけど医師や薬剤師に相談を

組み合わせを間違えると成分の吸収を阻害するものがあったり、なかには健康を害する可能性のものもあるので注意して。

Q.飲み忘れが多いけど、効果が薄れちゃう?
A.むしろ飲み忘れるくらいが体に負担をかけなくていい

過剰摂取をすることで腎機能障害が起こることも。健康な人でも半年に1回は血液検査を。

Q.飲むタイミングはいつがいい?
A.記載があるものはその通りに、ないものは自分に合ったタイミングで
明確な指示が書いていないのであれば自分の好きなタイミングで飲むことができます。

教えてくれたのは…

慶田朋子先生

皮膚科医/医学博士/銀座ケイスキンクリニック院長皮膚科学の豊富な知識と最新の医療機器と注入テクニックを組み合わせた「切らないハッピーリバースエイジング®」治療で人気。

2024年『美ST』11月号掲載
撮影/河内 彩 写真/PIXTA 取材/棚田トモコ 再構成/Bravoworks,Inc.

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