高岡早紀さん（52歳）「14歳の娘には勝てないけれど…私は年輪を重ねたからこその肌がある」

年齢では割り切れないにしても、40代と50代の肌には大きな差があります。加速する肌の変化に焦りを感じて、どうしていいかわからない、という声をよく聞きます。でも50代の肌はまだまだ秘めた力を持っていて、輝きを放つ魅力的な方たちがたくさん！ 今回は俳優、歌手の高岡早紀さんにキレイの秘密、保湿ケアについてうかがいました。

若い頃、肌のキレイな先輩女優さんが「とにかく保湿が大事！」とおっしゃっていたのが心に残っていて。もともと乾燥肌なので、どんな時でも乾燥を感じないケアをしています。

40代、50代と自分なりにケアの仕方を変えてきました。40歳になって使い始めたのがオイル。若い頃は油分があるから必要なかったけれど、40歳過ぎてからはルーティンの一部に。50歳を過ぎてからはより乾燥を強く感じるようになって肌がゆらぎやすくなりました。種類があれば、より保湿力が高いものを選びたいので、クレ・ド・ポーの化粧水は高保湿タイプ。肌への浸透が良くて気に入っています。美容液は若い頃から好きで、今のお気に入りはデコルテの導入美容液。シスレーのスキンケアは昔から大好き。乳液やクリームはデイリーに愛用しています。毎晩デコルテのクリームをつけますが、乾燥が酷い時はさらにシスレーのクリームを重ねたり、肌状態に応じてプラス。一度これがいい！ と思うとずっと使い続けるんです（笑）。今の愛用品はどれもとっても満足していて、よっぽどのことがなければ変えないと思います。

娘が今14歳で、ピカピカつやつやで！ その肌に勝てるわけもなく（笑）。でも勝とうと思っているわけでもないんです。私は私、年輪を重ねたからこその肌なのだと思っています。ケアを一生懸命続けて自分はやれるだけのことはやっているからこれで満足！ と思える自分でいられたら、と思っています。

2025年『美ST』6月号掲載
撮影／古水 良（cheek one）〈人物〉、河野 望〈静物〉　取材／長谷川千尋