SKINCARE
暑くて朝も夜もケアをサボり気味。気がついたら夏バテに…。今年こそバテないためにあちこちで出没する「夏老けゾンビ」を撃退して、笑顔で秋を迎えましょう!
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なぜ出現?
夏特有の過酷な紫外線で髪の主成分であるたんぱく質がダメージを受け、更に汗・皮脂の分泌が増えて雑菌が繁殖すると頭皮が荒れてしまい、髪からハリやコシが失われがちに。
対策は?
まずは日傘や帽子を活用してダメージの一番の原因である紫外線をブロック。顔や体と同様に髪の毛や頭皮にも日焼け止めを使い、髪には潤い成分やコーティング剤をプラスして。内側からの保湿にはコラーゲンの材料となる牛スジやもつ、鶏の皮、しらすを食べると効果的です。
なぜ出現?
食欲がないからと簡易的なメニューを選びがちに。たんぱく質が不足するとエネルギー源が減り、筋肉量が低下し疲れやすく。水分排出の乱れによるむくみ、アイスドリンクばかりで冷え性加速も深刻。
対策は?
体重が50kgの人の場合、一日に必要なたんぱく質量の目安は約60g。肉・魚・乳製品・大豆製品などいろいろな食材からたんぱく質は摂れますが、毎食たんぱく質を補うのに便利な食材は卵!卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素はほぼ入っているマルチ栄養食です。
なぜ出現?
更年期の汗は質が変わってくるんです。汗の水分の量が減ってきて、たんぱく質や脂質・ミネラル類が増えてアポクリン腺の汗に近くなってくるためベタベタでニオイが強くなります。
対策は?
汗の成分が濃くなるとニオイやすくなります。まずは水をたくさん飲むことで汗の成分を薄くする。抗酸化力が高い柑橘類やナッツ類などを食べる、ホルモンバランスを整える働きをするプラセンタやイソフラボン、エクオールを内側から補うのもよいでしょう。
なぜ出現?
寝苦しい暑さだけでなく、冷房による冷えすぎも睡眠を妨げます。スマホやLED照明が発するブルーライトは睡眠ホルモンであるメラトニンを抑制し、睡眠の質を低下させてしまいます。
対策は?
若返り物質と呼ばれ、体の細胞を修復し若さを保つ成長ホルモン。これが分泌されるのは寝入りばなの睡眠が深い3時間なんです。翌日のダメージ回復に大切なこの3時間、しっかり眠れるように快適な寝室の温度湿度や就寝前30分のデジタルデトックスに取り組んで。
なぜ出現?
紫外線を長時間浴びると活性酸素が発生。肌ではチロシンというアミノ酸が酸化してシミのもとであるメラニンを産生。皮脂が酸化するとバリア機能低下や炎症が起きることも。負のループ…!
対策は?
日焼け止め以外では食生活で抗酸化力の高いビタミンCやEを摂取し、スキンケアはビタミンC誘導体が配合されたものをたっぷり使うのがポイント。長時間紫外線を浴びてしまったら、シミのもととなる炎症を食い止めるため保冷剤でクールダウンするなど応急処置を。
なぜ出現?
小ジワの原因のほとんどは肌の乾燥。紫外線のほか、空調の入れすぎでも空気が乾きます。角層水分量が低下するとバリア機能が低下して肌がカラカラに。基礎中の基礎である保湿は大切!
対策は?
紫外線対策のUVケアコスメは肌の負担になることも。帰宅したらまず洗顔して負担を軽減し、化粧水で保湿してから油分の高い乳液やクリームを。肌の水分保持に役立つ成分ナイアシンアミドは抗酸化作用が高く、美白効果やシワ改善などのマルチな美容効果で注目。有効成分を効率的に取り入れて。
美容の大敵は紫外線と汗!夏のダメージ連鎖を制して
老若男女に紫外線対策が浸透してきたので昔のように火傷のような日焼けをする人はだいぶ少なくなりましたね。ですが年々猛暑日が増え、紫外線の影響も強くなり、さらに年齢とともにバテやすくなりますから、対策のアップデートは必要です。物理的に紫外線や汗をシャットアウトすることはもちろん、活性酸素の発生や睡眠不足など二次的・三次的な体に対するダメージまで意識してケアすること。これで夏のダメージを引きずらずに健やかに秋を迎えられると思います。
教えてくれたのは…
馬渕知子先生 マブチメディカル クリニック 院長
内科・皮膚科学、アンチエイジング医療、分子整合栄養学が専門。食を通じて総合的に健康をサポートする医療にも精通。
本記事は、美ST編集部が取材・編集しました。「美ST」は16年以上にわたり、40代&50代女性の美容とライフスタイルを追求してきた月刊美容誌です。
『美ST』2025年10月号掲載
イラスト/いいあい 取材/菊池真理子 再構成/Bravoworks,Inc.
◆夏バテ対策はこちら!
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2025年10月16日(木)23:59まで
2025年10月16日(木)23:59まで
2025年9月16日(火)23:59まで
2025年9月16日(火)23:59まで
2025年8月15日(金)23:59まで