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これは誰が考えたんだろう?見事なJ-BEAUTYコスメを生み出す研究員さんたちを直撃!「人を健康に美しく、幸せにしたい」という情熱から生まれた研究と“魂のコスメ”をたっぷりご紹介します。今回は「コスメデコルテ」です。
デリバリーカプセル兼美容成分。いわば肌組成テクノロジー
左:睡眠中の肌に適した構成にアレンジした「ナイト多重層リポソーム®」とオイルを融合。50g ¥12,100、右:洗顔直後の肌に浸透し乱れたラメラ構造を瞬時にリペア。後から使う化粧品のなじみを高める働きも。50ml ¥13,200
\ここがすごい!/
1.デリバリーだけでなく美容成分そのもの
2.多重層だから多彩な美容成分を届けられる
3.すぐに肌バリアをリペアし作用が長続きする
「コスメデコルテのリポソームは、潤いや美容成分を届ける『運び屋』の枠にとどまらない、カプセル自体が肌を美しくする力を秘めた成分です。肌となじみやすいリン脂質でできていること、超微細なカプセルであること、高いデリバリー機能があることなど非常に魅力的な性質がありました。1984年から8年かけて開発し、1992年に初代美容液発売、2021年リニューアル。日々の刺激で乱れがちな角層バリアに対し、リポソームは成分を届けるだけでなく、自らが隙間ができたレンガの壁の目地に直接成りかわるようにリペアします」
玉ねぎ状に幾重にも連なる層の中に油溶性・水溶性など多様な美容成分を抱え込む構造。層の外側から溶けるように角層に成分を届けます。実証のために、巨大電子顕微鏡で微細なカプセルの多重層構造を撮影する高度な技術も不可欠でした。
「多重層リポソームを研究するなかで『リポソーム自体に、肌のラメラ構造になりかわり、直接リペアする効果があること』を突き止めました。効果を最大化すべく開発したのが、現在の新しい多重層バイオリポソームです。主な構成成分を植物由来成分に置き換え、より多くのリポソームを配合できるように成分比率を最適化しました。リポソームを多く配合すると衝突して膜が壊れる可能性が高くなります。そこで膜の構成を見直し、試作を重ねて強固な膜を完成。この進化で、高濃度配合が叶い、長時間潤いを放出し続け、より高いバリア効果や保水力が実現しました」
池田裕政さん(株式会社コーセー 研究所 先端技術研究室 スキンサイエンスグループ)
100超のスキンケア製品開発に従事し、リポソーム アドバンスト リペアセラムを手掛ける。現在は肌効果メカニズムの研究を担当。
池田研究員のつぶやき
29年間愛された初代美容液のリニューアルに、「変えなくていいのでは?」という意見もありました。それでもリポソームの可能性を信じ従来の肌効果を超えるため、100以上の試作を重ねリニューアル。私にとってリポソームは、「J-BEAUTYを代表する誇り」であり、同時に「超えていかなければならない壁」でもあります。偉大な技術だからこそ甘んじることなく、常にその先を目指して挑戦し続けていきたいです。
撮影/大瀬智和〈人物〉、藤本憲一郎(A.K.A.)〈静物〉 取材/安部麻維子、大山真理子、キッカワ皆樹 編集/石原晶子 再構成/Bravoworks,Inc.
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