“守りのケア”でどんな時も
ゆるがない私の肌《第3回》
年末年始は普段は躊躇してしまいがちなダウンタイムのある美容医療にもトライできるチャンス!憂鬱なダウンタイムをより短く、より軽く済ませるための秘訣、術前、術後の肌のケアについて美容医療の最前線で活躍するドクターと美容ナースから詳しくお話を伺いました。
内出血や微細な傷を伴う
機器による美肌治療の
前後ケアは
保湿と鎮静・抗炎症
久留米総合美容外科 院長
伊波幸輝先生(30歳)
横浜市立大学医学部卒。都内形成外科、美容クリニック勤務を経て、地元久留米市で美容皮膚科診療を行っている。施術のみならず、スキンケア指導にも注力して患者さんを啓発している。
美容医療の前後は
正しいスキンケア習得
からスタート!
施術の前には必ず正しいスキンケア方法と患者さんの肌の乾燥度を確認しています。乾燥した肌に施術をしても良い結果が出ないことが多く、術後のダウンタイムも長引きますから、画像診断で肌状態を確認することが第一段階。肌ダメージが強い場合には、一定期間保湿コスメでのケアなどを行って施術準備をしていただきます。術前、術後ともに基本のケアは保湿と鎮静・抗炎症、浸透型セラミドやペプチドコスメでの保湿ケアに加えてトラネキサム酸の内服も大切です。また、術後は、肌刺激を避けるためにも必要最低限のコスメで擦らないシンプルケアを徹底することが肝心。的確な成分で、正しい方法の守りのスキンケアがきちんとできていると施術結果も良くなり、美肌の良い循環が作れると思います。
カウンセリング、肌診断からの治療、施術のなかで、院長が最も重視するのは正しいスキンケア方法。基本的なケアをイラストや画像とともにわかりやすくまとめた冊子「クルビ版正しいスキンケア」は患者さんにも大好評。
久留米総合美容外科
福岡県久留米市花畑1-23-2西鉄花畑ビル2F
☎0120-111-299 10:00〜18:30
看護師
八谷嘉菜さん(38歳)
大学病院消化器外科勤務を経て久留米総合美容外科に勤務、美容ナース歴13年のキャリアを持つ。抜群のコミュニケーション力で患者さんひとりひとりの悩みに親身に寄り添う。経験に基づく丁寧なカウンセリングは信頼度大。
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ホームケアが施術効果を上げるポイントになるので、先生が作成したスキンケア指導書をお見せしながらの指導を最も大事にしています。基本ケアやNG行為、コスメの使用量など、口頭での説明だけでは忘れてしまうことも、イラストを使って視覚に訴えると覚えやすいようです。クリニックでの治療は点、それを線で繋ぐのがホームケアだと思うので、正しいスキンケアをしっかりお伝えするのが私の使命だと思っています。
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この時期だから
やりたいシミ治療。
赤みやかさぶたの前後の
肌ケアにはトラネキサム酸
小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
小田富美子先生(41歳)
2007年兵庫医科大学卒業、愛媛大学皮膚科助教を経て2016年より現職。施術やコスメについてのSNS発信も積極的に行っている。年齢を感じさせない輝く美肌は徹底保湿ケアの賜物。
徹底保湿+抗炎症で
施術効果が最大限に!
乾燥により肌のバリア機能が乱れると様々な刺激を受けやすくなるので、バリア機能をサポートするセラミドをコスメで補うことが大切です。角層の保湿機能を上げるためにも浸透力の高い浸透型セラミドをお勧めしています。乾燥とは軽度の炎症状態なのでセラミドと同時に抗炎症作用のあるトラネキサム酸も追加するのが理想的なケアです。また、レーザー治療後には炎症による色素沈着が起こりがちですが、施術前後のトラネキサム酸内服と外用、刺激を抑えて浸透させるトラネキサム酸のイオン導入などによってダウンタイムを短く軽く抑えることができます。術後は保湿と抗炎症を最重要ポイントとして、極力ミニマムなスキンケアを心がけることが美肌への近道だと思います。
穏やかに肌の総合力を上げるIPL光治療は美ST世代にも人気の施術。定期的に行うのが理想ですが、施術の間のホームケアで正しいスキンケアをしていると施術との相乗効果で効き目がさらに高まります。
小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科
愛媛県松山市枝松6-12-10
☎️089-932-2205
9:00〜12:00、14:00〜17:30(水・日休診)
看護師
和田香苗さん(36歳)
看護師歴14年、美容皮膚科では3年目。常に更新される新しい美容医療についての情報を得るべくSNSチェックなども欠かさない努力家。患者さんそれぞれのお悩みに寄り添った細やかな対応を心がけている。
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患者さんにはコスメの成分や正しいスキンケア方法をお伝えしています。浸透型セラミドやトラネキサム酸などコスメの成分とその目的をわかりやすくお伝えしてケアの意味を理解していただくことが肝心だと思います。スキンケアの様子を見せていただくと無自覚に擦っている方が多いです。スキンケアは自己流になりがちなので、普段の姿をプロに客観的に判断してもらうことも大事です。ちょっとの気づきでホームケアが変わると肌状態も格段に向上します。
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撮影/財津裕也 ヘア・メーク/Sai 取材/森島千鶴子 デザイン/小松彩乃
肌状態やご希望から
組み立てる
カスタマイズ治療を。
クリニックと
セルフケア両輪で
一年を通じて
美肌をキープ!