SKINCARE
歳を重ねるとどうしても避けて通れない「たるみ」。「たるむ」と一言で言っても、原因は多岐に渡ります。目に見える皮膚だけでなく、筋肉や骨がたるみに影響しているってご存知でしたか?マスクを外しても自信が持てるように、たるみのメカニズムを理解して全方向からたるみをケアしましょう!
「たるみ」は表皮や真皮だけで起こるのではありません。その下の脂肪層(皮下組織)、筋膜、筋膜の上部にあり、いくつもの筋肉をまたいで、頰から耳前部に存在するスマス<SMAS>層(筋腱膜)、筋肉、骨すべてで同時に進み、深層部はスキンケアでのアプローチは困難。ただし、表皮は、紫外線やブルーライト、タバコなどの酸化ストレスを防ぎ、しっかり保湿をすることで老化の進行を遅らせることができ、真皮にまで好影響を与えます。だから化粧品で表皮のケアをすることはとても大事なのです。比較的、キメが細かい柔らかな肌質の人はたるみやすく、骨格が左右対称で、顎、頰骨、エラがしっかりしている人はたるみにくいという傾向はありますが、年齢を重ねればたるんでくるのは全ての人に共通で当然のこと。適切な化粧品でケアをしてバリア機能が整った強い肌にし、適度な運動と健康的な食事によって血管や腸を整えるなど、多方面から考えることが大切です(慶田先生)。
スカート¥13,200(ACYM)ピアス¥2,460(ROOM/クロス コミュニケーションデザインラボ)その他、スタイリスト私物
表皮レベル
外部刺激をダイレクトに受けるので、紫外線やブルーライト、大気汚染物質などから守ることが大切。また、表皮は薄いため、すぐ下の真皮の組織が変形すると凹凸が生じます。横方向の圧に弱いので強くこすらないで。
真皮レベル
表皮の下、基底層の下にある真皮は、皮膚組織の大部分を占めます。肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質が水分を抱えて満たしていますが、加齢や紫外線の影響でそれらが減少してきます。
皮下組織レベル
真皮のさらに下にある皮下組織の大部分は脂肪層と呼ばれ、皮膚の弾力を保つクッションのような働きをしています。年を取ると脂肪を支える靱帯が伸びつつ脂肪が減り、皮膚のたるみが目立ってしまいます。脂肪の構造と密度が大事。
筋膜レベル
皮下組織の下にあるスマス<SMAS>層(筋腱膜)は、表皮や真皮よりも深い、 脂肪層と筋層の間にある、コラーゲンの薄い膜です。ここは皮膚と脂肪層を支える土台なので、 スマス層が緩んだり、衰えることはたるみの大きな原因になります。
筋肉レベル
筋肉は年齢とともに衰える部位と硬く強くなる部位が混在します。先に劣化が進行した皮膚が、 表情筋により大きく動くとシワが深くなります。 特に目周りの筋肉が衰えるとたるみが目立ちます。
骨レベル
骨も加齢とともに萎縮します。とくに女性は骨を維持している女性ホルモンのエストロゲンが閉経を境に極端に激減し、急激に骨が小さくなることも。すると筋肉や皮膚を支えられなくなります。へこみはたるみを助長するのです。
東京女子医科大学卒。医学博士、皮膚科専門医。ヒア ルロン酸注入トレーナー。メスを使わないナチュラルな若返り治療が人気の銀座ケイスキンクリニック院長。
2021年『美ST』11月号掲載
撮影/向山裕信(vale.)<人物> ヘア・メーク/川村友子 スタイリスト/Toriyama悦代(One8tokyo) 取材・骨格診断 監修/棚田トモコ イラストレーション/まるはま 編集/石原晶子
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