【自宅でダーマローラー】チクチクするけれど効果抜群ふっくらハリ肌に！

目覚ましい進化を遂げるスキンケア技術でヒアルロン酸は針状を貼ったり塗ったりする時代に。クリニックで受けることのできるダーマペンだけではなく、水谷雅子さんをはじめ、ローラーの針で肌に穴を開けてコラーゲンを増やしハリをアップさせるダーマローラーを自宅でしている美ST読者が増えているようです。

ダーマローラー治療は、極細の針がついた特殊なローラー器具を肌の上で転がし、目に見えない程度の小さな穴を無数に開けてわざと肌に炎症を起こします。その刺激によってコラーゲンを増殖、皮膚を若返らせて滑らかでハリのある肌へと入れ替えます。医療用ダーマローラーは針先が鋭く長め。顔や首の他、体の毛孔性苔癬（もうこうせいたいせん）の治療にも多く使われます。クリニックでの顔のニードル治療、最近は肌への損傷が少ない「ダーマペン」が主流です。

レチナール美容液とセットのセルフ用ローラーは極細芯で痛くないよう配慮。シワやたるみを改善しハリある肌へ導きます。マイクロニードルローラー／ロダンアンドフィールズ（ハワイの正規代理店にネット注文して購入した読者私物）

使用後のローラーには、雑菌や体液などが付着しています。洗浄はグラスに消毒用エタノールをローラーが浸るくらいに入れてしばらく置きます。使用前にしっかり除菌洗浄をしましょう。

ダーマローラーを使った後は肌が炎症状態。ローラーで肌に無数の穴が開いた状態は栄養も浸透しやすいため、保湿と合わせてビタミンCやアミノ酸の補充がおすすめです。

ダーマローラーで傷がついた表皮はバリアが取れて水分が蒸発してしまい肌は強い乾燥状態になっています。白色ワセリンだけでもOK！刺激のない保湿で肌を休ませて。

ダーマローラーを使った日の肌は敏感。皮膚のバリア機能が弱くなっているので皮膚が乾燥しやすく痒くなることも。うるおい対策をして必要以上に触らないように。マッサージはしないで。

ダーマペンは極細な針で皮膚に目に見えない穴を開けてヒアルロン酸など美容成分を入れ込みます。ニードルなどで刺激するとコラーゲン生成するため、たるみ解消というよりハリが出てピーリング効果も。ニキビ跡のぼこぼこ毛穴も改善します。ダーマローラーと違い垂直に穴を開けることができるので皮膚への傷が少なく痛みも軽くすみます。

2019年『美ST』9月号掲載
撮影／久保嘉範　ヘア・メーク／NANAE（GROOVE）　取材／浦﨑かおり